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【透視チート】会社をクビになった俺、ダンジョン配信でバズって人生逆転する【更新休止中】  作者: 音有五角
第三章「新パーティー結成」

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告白

「ねぇよ。ただ……ずっと信じてたからよ、ミカのこと。あいつらのこと」


 ユーマは重いため息をついた。


「まだ会ったばかりのお前らに、こんな話くせーけどさ。裏切られても、仲間が欲しくってさ」


 ちらりと、影山の方を見た。


「そんでニキと会ってよ。すげーヤツで、最初は嫉妬とかしてよ。表には出さなかったけど、良い刺激にもなったからさ。こいつと組めたら、もっかいネオファンキングって、呼ばれるかなって、そうおもったな」


 そしてマモル、リディアと見ていく。


「マモル先生はしっかりして落ち着いてて、リディアちゃんは可愛くて真面目でさ。そんなお前らとの冒険が楽しかった……けど、やっぱ、俺ダメみてーでさ。なんか、お前らどっか裏切るんじゃねーかって。こえーんだよな」


 ユーマは鼻をすすり、ふぅ、と息を吐いた。


「酒とか飲むと、忘れられる。ずっと考えねーようにしてたんだけどよ。ちと、ミカの話出されて、やっぱ脳から不安が離れなくてよ。俺、どっかで辞めるかもしれねーって。そういう話だ」


 沈黙が降りる。

 本当はここまで話すつもりはなかったのかもしれない。

 だけど今の吐露は、間違いなくユーマの本音だろう。

 ミカの子供のこと、家庭のことは、ネオファンが絡むならある程度は収束していくだろう。

 だけどユーマの精神は結局、あの時のまま止まっているのだ。


「あ、ああああの、私は、ユーマさんについていきますっ。ゆ、ユーマさんみたいな、すごい人がいるパーティーに入れて、嬉しくて、なので、その」


 ポタポタ、とリディアは涙を流した。


「や、辞めるなんて、言わないでほしいです……」


 マモルは腕を組み、3人を見守っている。


「ニキくんは、どうだい」


「そうですね……上手く言えないですけど」


 影山も言葉を探す。

 彼も前の会社でひどい目に遭ってきた立場だ。

 だからユーマの人間不信も、わからないでもない。

 ただ……。


「ええっと、その」


 ふっ、とユーマは笑った。


「なんだよ」


「言いづらいな」


「……俺とは、話ずらいか?」


「むっ」


 そういうわけではない。

 なら、言ってしまおうとおもった。


「休止空けに言われたと思うけど。クソザコメンタルだなって」


 しん、と静まりかえる。

 そしてユーマは、大声で笑った。


「はははははは! 言うじゃねーか」


「たしかに、ユーマの過去は辛い。でも、俺だって、前の会社で辛い思いをした」


「……ああ。話題になったから、まあ、なんとなくは伝わる」


「こうやって、考えてることを話したのはすごいと思うけど。その……男なのにメンヘラというか」


 と、ここでリディアが声を上げた。


「に、ニキさん!」


「いや。いいんだ、リディアちゃん」


「で、でも……」


「はっきり言ってくれて、むしろ助かるよ。ま、だよな! いつまでもクヨクヨ、メンヘラかってんだ」


 ユーマは少しスッキリした様子で、笑みを浮かべた。


「わりぃ、バカなこと言ったな。弱音吐きたかっただけだ。これからもよろしくな」


 影山はこくりとうなずいた。


「もしもユーマが道を間違えそうだったら、なんとかする」


「そんなダチみてーなこと、言ってくれんのか? メンヘラなんだろ、俺は」


「友達……で、ダメだろうか」


「っ!? い、いや、そんなことは……って、なんか恥ずいな! あっと、橘さん! あの人からも話があるからよ。また明日、頼んだぜ」

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