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【透視チート】会社をクビになった俺、ダンジョン配信でバズって人生逆転する【更新休止中】  作者: 音有五角
第三章「新パーティー結成」

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未練と相談

 16時頃。

 影山は朝からみっちりと自己鍛錬をこなした後、家で切り抜き動画を見ていた。

 素早い編集によって、さっそく昨日の配信の切り抜きがアップロードされている。

 マモルもリディアも、病院で検査を受けて異常はなかったので、心置きなく休日を満喫できた。


「うむ……ここの朝日ちゃんがかわゆい。しゅきしゅき。だいしゅき~~~」


 と、推しに大歓喜していると、携帯が鳴る。

 パーティーのグループチャットだ。


ユーマ『休み中悪いな。ちと相談したいことがあるんだが、みんな時間とれるか?』


(え……なんだろうか)


 ユーマがこんな改まるなど、珍しい。

 なにか深刻な話なのかもしれな――。


リディア『大丈夫だよ〜〜〜(*^_^*)』


「どちらさまですか?」


 思わず声が出た。

 しかもものすごい即レスである。


ユーマ『お、返信はえーな。つーか、リディアちゃん、ごめんな』


リディア『なにが〜〜〜???』


ユーマ『切り抜きだよ。その、彼氏とかいたりするか? いたら、謝らないといけねーなって』


(うむ……)


 既読が4ついている。

 しかし影山もマモルも、文字を打たない。


リディア『いないし、大丈夫★』


ユーマ『そっか。なら良いんだけどよ。てか、キャラちがくね?』


リディア『既読4つついてる〜』


ユーマ『なに!? おいお前ら、見てるならなんでスルーしてんだよ! 俺とリディアちゃんが会話してるだけじゃねーか!』


マモル『それで構わないが』


ニキ『こんにちは』


ユーマ『まあ、いいや。いけんなら、ちょっと集合できるか。色々と報告しねーとだからな』


(なんか怖いな……)


 脳裏をよぎるのは、ミカに関する炎上であった。


ニキ『悪い話?』


ユーマ『まあ、明るい話ではねーかな。ミカに関することだ。配信でも触れてねーし、お前らにも相談してなかったからさ』


ユーマ『ただ、もう仲間同士で、勝手に動くわけにはいかないだろ?』


リディア『話聞くよ!』


ユーマ『サンキューな。みんな、いけそうか? 急でわりーけど』


ニキ『おk』


マモル『かまわないよ』


ユーマ『じゃあ、グループ通話できるか』


 4人は各々の部屋で、パソコンのグループ通話へ切り替える。

 ユーマが最初に喋りだした。


「えっと、ミカ関連のことが、俺の手に負えなくてよ……」


「大前提として、まだ連絡はとりあっている、という認識であっているのかな?」


 マモルの問いかけに、ユーマは困った表情を浮かべる。


「うぐ……そうだ」


「どうして、ですか」


 リディアの問いかけに、ユーマは答える。


「ずっと、あいつの子供が気になってたんだ。NTRで出来た子供だの、顔も晒されちまってよ……なんか、出来ねーかなって」


「ネオファンは動かせないだろうか。今起きてる誹謗中傷や、殺害予告には対応できる」


 影山が言うと、ユーマはこくりと頷いた。


「ちょうど、橘さんから連絡が来たんだ。所属の探索者も関係者だから、対応しますよって。それで、橘さんに後のことは頼んだ。で、そういう話から、お前らに報告だ」


 沈黙が降りる。

 影山の脳裏には、飲み会の時のユーマがよぎる。

 正直、不安定な精神状態なのだと、心配があった。

 あの時いなかったが、ユーマをよく見ているリディアはそれを感じとっているのか、なにか言いたそうだ。

 しかし言いづらいだろう。

 影山は深呼吸をした。

 今後一緒に、仲間としてやっていくのなら。

 ユーマは一つ、過去を乗り越えなければいけない。


「ユーマ」


「なんだ、ニキ」


「ミカと、その子供。そして君を見捨てた元パーティー。彼らに、未練はないか」

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