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【透視チート】会社をクビになった俺、ダンジョン配信でバズって人生逆転する【更新休止中】  作者: 音有五角
第三章「新パーティー結成」

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下から来るぞ、気をつけろ!

 通路は広く、トゲがあるものの窮屈さは感じない。

 しかし曲がり角を右へ曲がった瞬間、朝日は4人を止めた。


「ここから先が、トラップの反応ありです。ポイントを通過するとトゲが発射されます。また、所々床が抜けていて、底はトゲだらけになってます」


 朝日の言葉に、ユーマはお、と声を漏らす。


「本当だ。床がない部分があるぜ。まあ、ジャンプすりゃいけそうな範囲ではあるが……」


『マジでアイ○ナやん』


『シャレにならない』


『よし。帰ろう』


『ヒェッ……』


 影山が声を上げる。


「一度作動したら動かなくなる?」


「うん。今、解析アプリで自動生成した簡易シミュレーション動画を送るね」


 朝日から送られた動画を、4人はスマホで再生する。

 白と黒で作られた簡易的なゲーム画面を、棒人形が進んでいく。

 レイアウトに関しては再現されていて、こちらの通路に照らし合わせ、どの通過点でトラップが作動するのかわかる仕組みになっている。

 ポイントを通過すると、その一列を埋め尽くすように、トゲが上から発射される。

 床が抜けているところに関しては、下からトゲが発射されていた。

 最後には幻覚によって普通の床に見えるが、実際は床が抜けているポイントがあり、そこをジャンプしてゴール。

 合計7カ所、危険なトラップがあるようだ。

 また、トゲのスピードも完全再現しているらしい。

 かなり速度で、銃弾のような速さである。


『ヤバい』


『危険すぎるのでは』


『というかよく、こんなシミュレーション動画を瞬時に作れるな』


『技術すんご』


『上からも下からも来るやん』


「いけると思うから、俺がいく」


 と、これまで隠し通路のトラップを突破してきた影山が名乗り出る。

 靴による飛行もあり、適任と言えるだろう。

 ユーマが肩をすくめる。


「これを見てすぐ行こうと思えんの、すげーな……本当に大丈夫か?」


「平気だ」


「まあ、いざとなりゃ俺の氷の壁でリカバリーするが……この発射速度だと、正直、自信はねぇ。気をつけろよ」


「うん」


『ニキ様、無理しないで~><』


『まあ、ニキしか突破できなそう』


『ハイパーブーストもあるしね』


 影山はもう一度映像を確認し、トラップの発動ポイントを通路と照らし合わせ、前へ出る。


「いきます」


 そしてトラップエリアへと駆け出す。

 発動ポイントへ近づくと、朝日がアナウンスした。


「上から来ます!」


「うん」


 走る速度を止めず、全力で前へ。

 ズドオオオオン!!! と、影山が1秒前までいた地点に、トゲが落下した。

 床にトゲがめり込むほどの勢いだ。


『あっぶな』


『こええええええええ』


『そんなに余裕ないぞ!?』


 影山は速度を緩めず、全速力で前へ。


(慎重にいったらかえって危ない)


 2、3のポイントを回避。

 次。ポイント4。床が抜けているエリアは、ハイパーブーストで素早く飛行。

 スパンッ!!! と影山がいなくなった後、すぐにトゲが天井へ向けて発射された。

 天井から、砕けた銀色の破片がパラパラと落ちていく。

 ポイント5も床抜け。

 ハイパーブーストで切り抜ける。

 瞬間――ガタガタガタ、という音が天井から聞こえた。

 トゲが、グラグラと揺れている。


「ニキさん、揺れているのはフェイクだよ! その先の列が落ちてくる!」


「わかった」


 ポイント6を通過。

 これも素早い駆け出しにより、回避した。

 そしてここから空中飛行を開始。

 一見すると変わらない床だが、幻覚の床がポイント7だ。


「ニキさん! ポイント7、通過したよ! すごい!」


「無事に終わってよかった」


「ケガない? 大丈夫?」


「大丈夫だよ」


 床へ着地。

 これで落下を除けば、安全となった。

 影山は振り返り、両手を振る。


『すげえええええ』


『切り抜き確定!!!』


『さっすが』


『さすニキ』


『オペちゃんもナイスアシスト』


『グラグラトゲフェイクとかやばw』


『よかった~~~><』


『おじさんはや~い』


『トラップ突破記念 800円』


『壁破壊ニキかっけぇ 500円』


『ニキ様しか勝たん 1000円』


 ユーマがそれに答え、手を振る。

 マモルはやや、頬が引きつっていた。


「すごいな……こうもあっさりと。生で見ると、また迫力が違う」


 リディアもむう、とうなった。


「足引っ張らないように、がんばらないと……」


 ユーマが2人へ振り返る。


「おし。じゃあ、落下に気をつけて、俺達もいくぞ!」

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