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「僕の部屋は選ばれし場所?家具娘たちと過ごす不思議な日常と、ちょっと苦めのコーヒーを。」  作者: メガネ3353


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本を入れるだけだから、変な声を出すな!

「ふあぁ……ぽかぽかで気持ちいいですぅ……♡」


窓際の床に、ふわふわと寝転んでいるネム。

柔らかそうな髪が陽の光に透けて、

まるで猫が丸くなって日向ぼっこしてるみたいだった。

ふんわりとした笑顔で、

「ご主人様も一緒にどうですか?」なんて無邪気に言ってくるけど、

さすがに俺は遠慮しておくことにした。


「……さてと。」


寝転がるネムを横目に、部屋の隅に積み上がった本の山を見つめる。

最近の買いすぎた参考書、ビジネス書、雑誌。

放置していたせいで、結構な量になってしまっていた。


「……整理しなきゃな。」


腰を上げ、ひとつひとつ手に取っていく。

ページの端が少し折れたのや、ブックカバーが外れかけたのも混ざっている。

「これ……どこに入れよう。」

自然と目が向いた先には──リブリア。


彼女はいつものように背筋を伸ばし、制服の裾を整えながら、

少し不安げな顔で、そっとこちらを見ていた。


「……本を入れるだけだからな。」

そう言いながら、俺は恐る恐る手を伸ばし、

リブリアのスカートのあたり──ストライプ模様に並んだ背表紙のすき間へ、

本をそっと差し込む。


その瞬間。


「っ……あぁ……♡」


小さな吐息が、耳元でふわりと響いた。

肩がピクリと震え、頬がほんのり赤く染まるリブリア。

目を閉じて、長い睫毛が微かに震えている。


「……こらっ、変な声を出すな!」


思わずツッコミを入れる俺に、

リブリアは「す、すみません……」と小さく答え、

でもやっぱり少し震えながら、スカートの端をぎゅっと握っていた。


後ろからは、

シトリが「……ご主人様……」と少し冷たい目で見てきて、

クッカが「あらあら……」と笑いをこらえていて、

ネムは「ご主人様って本当にえっちですね〜」と楽しそうに笑っている。


「…………。」

ため息をつきながらも、俺はそっともう一冊、本を差し込む。

そのたびに、リブリアが「ふっ……♡」と小さく声を漏らし、

その度に俺は「だから、変な声出すなって!」と必死でツッコむ。


──まったく、どうしろっていうんだ、この状況……。

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