休日の過ごし方
休日の朝。
窓から差し込む光がやけに眩しくて、
ふとカーテンを開けると、空は雲ひとつない快晴だった。
「……あー、いい天気だな。」
思わず独り言が漏れる。
柔らかな陽射しと、ほんのり暖かい空気。
こんな日は、部屋の片付けでもして、
布団を干して、のんびりコーヒーでも飲みたいところだ。
「……さて、布団を干すか。」
自然とそう呟いて、ベッドに目を向けた瞬間──
「あれ……?」
そこには、ふわふわとした髪を揺らし、
期待に満ちた目でこちらを見上げているネムの姿があった。
ふわふわの布団みたいな服を着た彼女が、
まるで「今日も一緒にいてくれますよね?」と言わんばかりに、
ほんのり赤らんだ頬で笑みを浮かべている。
「…………。」
……いや、ちょっと待て。
布団を干したいんだよ。
でも、お前が布団なんだろ?
え? どうするんだよこれ。
干すって、どういう意味だ?
干される側なのか?
どう考えても違うだろ!?
そんな俺の頭の中の混乱をよそに、
ネムは嬉しそうに、両手を広げて待っている。
「……ご主人様、私、外に出たいです……!」
きらきらとした笑顔で、そう言ってくるその姿が、
妙に眩しくて、そして、やっぱりちょっと怖かった。
「…………。」
──布団を干すって、どういう意味なんだっけ?
そんな哲学めいた問いが、心に浮かんだ休日の朝だった。




