赤鬼の花子の話
あの子が生まれてから暇も無いし寮の世話で、てんてこ舞いだよ!
けどもそれが無いと寂しいのもあるんだがねぇ
花子…34歳(実年齢400歳)
今日も河童の坊主を起こして朝御飯の支度から始めるんだが、坊主の方は最近何かと人間の若者に影響されるんだからったく…
それでも働き者で素直な子だよ、まぁまだ幼い所が有るが其処は都市で何とかして行くもんでしょう。
それが終わったら皆の食べた食器を片づけて次は寮の皆の洗濯物をしなきゃならないんだよねぇ、最近狐の陽太郎が買ってきた洗濯機って言うのかい?あれが便利なんだが覚えるまでが大変なんだよ。
そして洗濯物を回してる時にゃもう虎太郎は遊びに行っちまうし、亭主は夕飯にする魚を取るために河の上流で漁をやってもらって居るよ。
そして畑には天狗の爺さんやのっぺらぼうの兄ちゃんが仕事をしているし、狸の浩太や狐の陽太郎は人間に化けてコンビニ…って言う店で働いて居るよ。そしてその給料から家賃を差し引いて私ら鬼一家は生活してるんだ。
お昼には畑や漁から戻ってきた亭主や皆にお昼ご飯を作るのだけど、たまに河童の坊主が切り盛りしてくれるから助かるねえ、けど夕方まではあっと言う間だから休んじゃいられないのさ。
夕飯を料理して片づけるまでが大変なんだよ、皆疲れて帰って来るからよく食べる事食べる事…全く、1日なんざあっちゅうまに終わっちまう物さね、でも皆が居るからこうやって静かに暮らしていけるんだ、休む暇が無くとも私は妖怪荘を手放したくないよ。
さあ、明日も早いんだろう早く寝ちまいな?




