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子鬼の虎太郎の暮らし

僕は何時も坊やって言われてるんだ、大きくなったらお父さんの様に青くておっきな体になるんだよ


子鬼の虎太郎…人間年齢10歳(実年齢150歳)

僕は学校にいけないけど、野山の中で村のお友達とよく遊ぶ。何時もお母さんが「良いかい?虎太郎、村の誰にも目の前で角を見せるんじゃないよ?私達は人間じゃないから怖がられちまうからね」って言うんだ。

だから本当の事を言えるお友達はお家に住んでる人達しかいないんだ、でも子供は僕だけしか居ないの…。


朝になったら河童のお兄ちゃんとお母さんがご飯を作ってくれて、たまにお弁当も作ってくれるの。カレンダーの赤い字の時はお弁当の日なんだ、その日はお外に居るお友達と山に行くんだ、それで夕飯の時間までには帰ってくるように言われてるんだ。


お父さんは何時も一緒にお風呂に入る時に言うけど「まだ難しいから解んないかも知れんがね、坊主…まだ子供だからお前が鬼であっても仲良くはしてくれるかも知れないが、大人とは絶対に仲良くは慣れないぞ。妖怪以外のな」って言うんだ。僕達鬼は人間よりずっと長生きなんだ、だから今居るお友達は僕よりずっと早くに死んじゃうって事なんだって。


それでもこの村に子供が居るんなら僕はその子達とまた友達になる、だって大人しか居なくなっちゃうとまた大きくなって村を続ける人が居なくなっちゃうんだよね?だったら僕はこの村が無くならない様にって思うんだ。

そして僕のお気に入りの帽子はお父さんの作ってくれたおっきな麦わら帽子なんだよ、夏になればお日様の眩しい光が入ってこないし、すっごく丈夫なんだ。


今日も僕は山に行ってお友達に会いに行くよ、今のお友達は男の子と女の子どっちも日に焼けてて僕を好きでいてくれるの、今まであったお友達の中にはお爺ちゃんやお婆ちゃんになってる子やもう死んじゃった子も居るけど僕は何時までも大好きだよ。


今日も朝ごはんを食べたし行ってきます!

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