11
【クレヴ】
未だに男とは思えないくらい華奢で、きめ細やかで驚くほど白い美肌、睫毛の長さなんて下手すると俺の倍以上に長い、そんな彼に案内されてやって来たのは、留置場。
随分と物騒な所に連れて来られたものだ。
暴れている囚人の鎮圧とかなら、兵士達の得意分野だと思うのだが。
「いい加減に手を離してくれねぇ?」
「離すと逃げてしまうでしょう? この鎧を着ける時もそうでしたし」
彼は柔らかく微笑むと、指に力を込めてしっかりと握ってくる。
どういう訳かは知らないが、彼は俺のことを子供扱いしてくるのだ。彼とは、そんなに歳が離れてはいないはずなのに。
まぁ、散々鎧を着るのに抵抗したせいかもしれないな。最終的にはプライドを捨てて、駄々までこねたし。
世話好きっぽいし、彼は兵士じゃなく保育所なんかで働けばいいと思うのは、俺だけなのだろうか?
妙に機嫌が良い彼の顔を見ているのは目に毒なので、彼から視線を外すと左右を挟むように並ぶ牢屋が視界に入る。
罪を犯した連中はやはり避難の優先順位が低いからか、殆どの人達が牢屋の中にいるようだった。
「外が騒がしいようだが、何があったんだ? オイッ!」
鉄格子の向こう側から荒々しい声が飛んでくる。
思わず足を止めるも、隣に並ぶ彼が手を引っ張り、そうはさせてくれなかった。
「教える必要はありませんよ。ここに入れられている輩は陸でもない人ばかりですから」
そう言った彼の顔からは笑顔が消え、どこか憎らしげに虚空を見つめていた。何か思うところがあるのだろう。
だが、興味本位で聞いてもいい話では無さそうだし、何となく口を開くことは止めておいた。
そのまま、彼との会話が途絶えてしまい、手を離すタイミングすら失って。
彼はそれから、何事も無かったかのように、俺へと笑顔を向けるのだが――どうもぎこちない作った笑顔だと丸分かりだった。
互いに黙ったまま、歩くこと数分。結構奥の方まで歩かされたな、と思ったところで彼が足を止める。
目の前には、金属製の扉。その扉のプレートには『取調室』と書かれていた。
「失礼します」
「おい、いい加減に離せ。聞いているのか? この木偶の坊めっ!」
彼が入室したと同時に、不機嫌そうに喚く声が室内に響いた。
どうやら、壁に設置された枷に両手を拘束された商人風の服を着た男のものらしい。
その声に対して、その男の隣に立つ騎士は全く動じていない。
「うっせぇよ、おっさん。ちっとは声量ってモンを考えられないのかよぉ?」
が、その騎士の傍にいる兵士は顔を顰めていた。壁に体重を預けた姿と彼の発言から、結構待たせてしまっていたみたいである。
「何かあったのか?」
取りあえず何があったのか彼らに問いかけてみると、何故だか羨ましそうに此方を見てくる。
いくら俺の隣にいる彼が美人の部類とはいえ、男なのだ。……まぁ、彼自身がそう言っていただけで、確信は全く得ていないけれど。
とにかく、彼は男のはずである。まさか、彼らは同性愛者とでもいうのだろうか?
同性だらけの空間にいると、近くにいる異性が通常よりも魅力的に見えたり、同性愛に目覚めたりするとでもいうのか。
護衛の依頼でソムディアに向かう途中で、遭遇した悪夢がフラッシュバックしそうである。
彼らの顔など窺わなきゃ良かった。
「息子さん、何でユンジュさんと手ぇ繋いでるんです?」
困惑気味で、兵士の男がそう聞いてくる。まぁ、気になるのは当然のことだろう。
ここに来る前から、明らかに場違いな行動をしていると思っていたし。
「ほら、手を繋いでいるのはおかしいんだって」
「逃げるから、駄目です」
「ここまで来たら流石に逃げないって」
子供の我儘を母親が仕方なく許すような顔をして、彼――ユンジュはようやく手を離してくれた。
どうしよう。いつの間にか、彼には本来存在しないはずの母性本能が目覚めたようにしか、見えなくなってしまったではないか。
「で、其方の方は何方でしょうか?」
ユンジュとのひと悶着を終えた後、怪訝そうに騎士の男が此方を見てくる。
まぁ、俺が彼と同じ立場だとしても、その質問をしていただろう。
「では、私がお答えしましょう」
手を離してくれたと思っていたら、ユンジュが俺の前に立った。
柔らかな表情が消えたところを見るに、気持ちを切り替えたのかもしれない。
「この方は、現時点ではシリア王女に次ぐ権限を持つ『勇者』様です」
だが、切り替えたように見えただけだった。この人は何てことを言ってくれるんだ。
俺が『勇者』とか、恥ずかしいというレベルを軽く通り越している。
事情が知れ渡っているのだろう、兵士の男は笑いを堪えていた。見ていると、非常に腹が立つ。
が、まぁ正体がバレるよりかは、マシかもしれない。
スライムしか召喚出来ないヘボ魔導師、剣も碌に扱えない元騎士見習い、ソウリョクの獣戦士、それと『勇者』の肩書を持つ村人。
笑えない話だ。
「それは失礼致しました」
「それよりも何があったのか、話を聞かせてくれないか?」
腰を折り、深く頭を下げる騎士に向かって、すぐさま説明を要求する。
そういうことをされると申し訳ない気分になるし、避難する時間は出来るだけ余裕を持っておきたい。
俺が話を聞いたところで、何にもならないかもしれないが、さっさと話を進めておかないと。
「それは俺から説明しますぜ」
兵士の男がそう言って一歩前に出る。
「確か、今から1時間ほど前くらいだったか。息子さんに言われた通り、俺達なりに避難誘導を手伝っている際に、この商人と揉めちまいまして」
「それは、どういった理由で?」
聞き返しながら、捕まった商人の方に顔を向ける。
良く見てみれば、どこか見覚えのある顔。確か、ザビウスに着いた頃、荷物検査で揉めていた商人ではなかっただろうか。
「この商人、デカい馬車に乗ってまして。で、住民を乗せられるスペースがありましたんで、避難に協力してくれないか、と頼んだんだが……」
「何故、私の馬車に乗せねばならんのだ!? ふざけるのも大概にしろ!!」
「と、まぁこういった次第でよぉ」
顔を赤くして叫ぶ商人に、片耳を塞いで顔を顰める兵士。
緊急事態なんだから手伝ってくれてもいいじゃないか、という気持ちも理解出来る。が、商人の彼の言い分も尤もな話だ。
別に彼には、住民を助ける義務がある訳では無い。協力しなかったところで、罪に問われることも無い。
「んで、『てめぇには正義感ってモンが無いのかよ』って俺が突っかかったところ」
「フン、金にもならない事を何故、私がしなければならんのだ?」
「と、言いやがって。この野郎、こういう時こそ助け合いの精神ってモンが大事なんだろうが!」
兵士は商人の胸倉を掴むも、商人はあくまで強気な態度を崩さない。
……どうしてだろう。何か、この2人の息が合っているように見える。
俺が黙って様子を窺っていると、我に返った兵士が咳払いをしてから、説明を続ける。
「……で、暫くの間、コイツと言い合いになってたところに、火事泥棒捕獲班の奴が慌てた顔してやってきたんすよ。
忙しいんで後にしろ、って言ったんだが、若ぇソイツも『手に負えないようなことが発覚した』って言うんで聞いてやったところ。
なんと宿の部屋からモンスターの卵が出てきた、って言うんだよ。で、偶然にもその部屋を借りてた奴ってぇのが――このクソ商人だったってぇ話だ」
取りあえず、この商人が捕縛された理由というのは、納得出来た。
モンスターは街の中に入れるのが禁止されており、その卵も同様に禁じられているのである。
その罰としては、禁固刑は免れないはずだ。
貴族の中には、モンスターを蒐集するマニアックな趣味を持つ人がいるらしく、商人の中にはそんな貴族と闇取引していることがある、と騎士見習いをやっていた時、副団長から聞いた覚えがある。
「話は分かった。で、その卵はどうしたんだ?」
「えぇ、放っておくのも危険なんで破壊しようとしたんだがよ、なかなか頑丈で割れませんでしたぜ。しかも、その卵は熱を発してましてよぉ」
「……嘘だろ?」
もし、あの時俺が見た卵に似通った物体が、彼の言うモンスターの卵だとすれば、結構大きなサイズだったはずだ。
熱を発していたとなると、火属性のモンスターである可能性が高い。
……まさか、と疑いたくなることが、頭の中で焦点を結ぶ。
その卵が、サラマンダーのものだったとして。
サラマンダーが卵が見つからず、激情に駆られて暴れまわっているのだとすれば、辻褄が合う。
――が、その考えは安直過ぎないだろうか?
そう結びつけるには、根拠が足りない。その卵が火属性のモンスターのものだとしても、サラマンダーだとは特定出来ないだろうし。
だが、そういった可能性も想定しておくべきだ。
「……もしかしたら、その卵。サラマンダーのヤツかもしれない」
「息子さん、それは無いだろ」
兵士の彼は笑い飛ばそうとするも、昨夜に比べると随分と下手なものだった。
驚いている様子が見られないし、彼もその可能性には至っていたようである。
「すまない。最悪、そうかもしれないって思っただけだから」
「このクソ野郎から話を聞ければ早いんだが……」
兵士が商人を睨み付けると、商人は鼻を鳴らした。
「長話は済んだのか? なら、いい加減に私を解放したらどうなんだ、ンン? そこの仮装『勇者』、ここにいる下っ端共と違って、お主は上の立場にいるのだろう?
だったら私に対して、どれだけ無礼な行いをしているのか、理解出来るであろう?」
そして、捕らえられている格好だというのに、偉そうに俺へと話を振ってくる商人。
しかし、俺は彼のことを全く知らないのだが……。
困って、ユンジュの方に顔を向けると、彼は首を横に振った。どうやら彼も知らないらしい。
「えーと、どちら様?」
「分からんのか!? ま、まぁいい。それならお答えしようじゃないか。
私の名はルーベン・グリッシュ。かの有名な伯爵家のグリッシュ家が三男であり、騎士団の中でもキャリアのある、アニール・フルベキン殿と深い親交があるのだぞ?」
彼の言いたい事を要約すると、『金と権力でこの程度の罪くらい揉み消せる』、ってところだろう。
やけに彼が強気な態度であったのは、彼のバックが強大であったからだったのか。
「でも、その"兄いる? フルで便器?"だったっけ? その人、体調不良だかで、もうザビウスを離れたらしいけど」
道楽商人――ルーベンの表情が固まった。自信に満ち溢れる顔は何処へやら、あんぐりと口を大きく開けていた。
「嘘を、言うな。では何か? アニール殿が私を見捨てたとでも言うのか……?」
彼の瞳からは強い意志が失われ、力無く項垂れた。
思った以上におめでたい頭をしていたのだろう。自分は何をしても許されると、本気で思っていたのだから。
「……で、話を纏めると、例の卵とルーベンとやらの処分を俺に判断を仰ぎたい、ってことでいいのか?」
「ま、待ってくれ。私はグリッシュ家の者だぞ? 勝手なことをして、許されると思っているのか?」
もはやルーベンから威勢の良さは感じられなかった。俺は彼を無視して、話を続ける。
「卵の方は……俺が預かるよ。まぁ、何か出来る訳じゃないけど、そっちに預かって貰ってもどうにも出来ないだろうし。
手の空いていて、尚且つ役立たずの俺が持っておいた方が邪魔にならんだろうしな」
「『勇者』殿、金ならいくらでも払う。だから、私を解放してくれ……っ!!」
なんとか縋り付こうとする、ルーベンの視線が俺へと張り付く。正直、鬱陶しい。
「ルーベンの処分は……後回しでいいと思う。今は避難の方を優先させるべきだしな」
「『勇者』殿――」
「いい加減、自分が見苦しいことをしていると、分からないのですか?」
ユンジュが冷たい表情で、ルーベンの言葉を制した。
「全く、犯罪者というのは何時の時代でも変わらないものなんですね。何故、罪を犯してから許しを乞おうとするのです?
罪を犯す前に自分が愚かな事をしたと気付かない大馬鹿者なんですか? それも金、権力に縋って、脅して。
罪は決して消えません。償おうとしても、罪の意識が薄れるだけです」
「何を、言っているんだ?」
長々と語るユンジュに対して、ルーベンが嘲笑する。
傍から見ている俺ですら、鼻につく態度だと感じていたものの、ユンジュはむしろ笑みを浮かべた。
「金と権力でどうにでもなると思うな、と言いたいだけですよ。高潔な『勇者』様が、そんな提案を呑むわけないでしょう?」
そして、子供を自慢する親のように、薄い胸を張って、そう言った。
……俺は何かしたって訳じゃないのに、凄く恥ずかしい。
「……クックック。ブボァッハッハッ」
突然、何が可笑しいのか、ルーベンが大きく口を開け、笑い始める。
「思い出し笑い?」
「……終わりだ。私は死ぬのか! 正義を気取った阿呆な連中のせいでっ!」
俺の問いを無視して、彼は狂ったように言葉を吐き続ける。
「私が不当な死を遂げれば、グリッシュ家が黙っていないというのに! まぁ、その前にサラマンダーによって、愚鈍なお前達は死んでしまうか!
そうだな、最後に良いことを教えてやろう。サラマンダーの卵は、この街に存在する、とな!」
「てめぇ! やっぱりあの卵はサラマンダーのものなのかよッ!!」
兵士が怒り任せにルーベンの胸倉を掴むが、彼は気にした様子を見せない。
ルーベンの目つきは完全に虚ろとしており、兵士の言葉が届いていないのだろうか。
「私を捕らえる、この街など滅んで当然なんだ!! サラマンダーの怒りに触れて、全部壊れてしまえ!! アハハハハハッ!!」
逆上した兵士がルーベンの頬を殴り飛ばすも、笑いは止まらない。
殴られても我に返らないとは、ルーベンの精神は崩壊してしまったのだろうか。
人間、楽しければ笑う。楽しくなくとも、苦く笑う。泣きたくなったら、悲しみを誤魔化すために笑う。相手を馬鹿にする時には、嘲笑う。
誰かが、『笑顔が一番素敵な顔だ』と言っていた。
だが、俺にとっては笑顔が一番良く分からない顔に感じる。
このルーベンという男、一体何を考えてサラマンダーの卵なんぞをザビウスに持ち込んだのだろうか。
商品として売る目的、とは考えにくい。
彼の家は伯爵家。有名処であるならば、金くらい持て余しているはずである。
ならば、サラマンダーの巣から卵を取ってくるような危険を冒してまで、取引する必要はないだろう。
それに、受け渡し場所が宿の部屋って考えると、些か疑問が残る。卵を保管するにしても、だ。
まさか、前提が違うのか? 彼は取引をするためにサラマンダーの卵を取ってきた、のでは無いというのか?
自分のコレクションにするため、だったなら、扱いが雑過ぎる。卵を食すため、だとしても同様に管理がなっていない。
もしかして、サラマンダーの卵をザビウスの中に入れて、混乱を招くのが目的だというのか? いや、そうであったら、卵を置いてすぐに逃げ出したくなるはずだが。
……自分が卵を持ち込んだと疑われないように、住民の避難に紛れたのか?
だが、混乱を招いたとして、彼にメリットがあるだろうか? ザビウスに、不満があったとでも?
「なぁ、息子さんよぉ。その卵をどうにかサラマンダーに返せば、ザビウスから引き返してくれねぇですかねぇ!?」
兵士がルーベンから手を離し、名案と言わんばかりに叫んだ。
「人間が卵を奪ったと思って、人間の住処であるザビウスで暴れまわるんじゃないか?」
だが、その卵でサラマンダーの注意を引くことは可能かもしれない。上手くすれば、ザビウスを守れるか……?
「取りあえず、その卵がある場所に案内――」
ふと、そこで言葉が途切れてしまう。何か、違和感がした。
時間が無い、気のせいだ、と流してしまえば、それまでだが……。焦っていて、何かを見落としているのか?
思い出せ、思い出せ。
ルーベンは初め、兵士と揉めていた。理由は、自分の馬車に避難する住民を乗せたく無かったから。
馬車の中身を見られたく無かったのか? 俺とシリア、リュドミラ、そして鎧女がザビウスに到着した時も、そうだったはず。
今、考え直せば、ルーベンはあの時、サラマンダーの卵を見られたく無かったのかもしれない。
だが、ルーベンが兵士と揉めている時、サラマンダーの卵は宿の部屋にあったのだ。中を覗かれても問題は無いだろう。
だったら、プライドの問題、ってところか?
で、それからルーベンは自分の罪から逃れるために、自分の家柄と、"兄いる?"だかの騎士との繋がりを言ってきた。
それを俺が『その騎士はもう逃げた』、と返してから、ルーベンがしつこく頼み込んできて、それに
ユンジュがキレた。
そして、ルーベンが精神崩壊して、負け惜しみになっていない一言。
――『サラマンダーの卵は、この街に存在する』……?
待てよ、この言い方は変だ。
既に卵は発見されているから、『お前達が発見したのはサラマンダーの卵だ』、というべきである。
もう頭がおかしくなっていて、こんなことを口走ったのか?
それとも――
「……なぁ」
「はい? なんすか、息子さん!?」
その場であたふたしていた兵士が、勢い良く詰め寄ってくる。
どうやら、考え込んでいた俺に声をかけるタイミングを窺っていたらしい。
あまりにも顔近いので、もうちょい離れてほしいのだが。
「その卵のサイズって、どれくらいだった?」
「確か――高さでいうと腰より少し上くらいあった、って言ってましたぜ?」
……最悪だ。
だが、気付かなかったら、もっと酷かったかもしれない。
「宿の部屋で見つけた卵――それは多分、フェイクだ」
俺があの時、ルーベンの馬車で見た卵は、俺の身長を優に超えていた。
サイズが違うってことは、つまり……俺は見ていなかったが、あの馬車には最低2つ以上のモンスターの卵が積まれていたはずである。
そう、サラマンダーと同じ火属性のモンスターの卵を。
初めから、仕組まれていたのだ。
サラマンダーの卵の存在がバレぬよう、他の卵に意識を誘導して。
そして、その他の卵を、サラマンダーの卵だと誤解するように、と。
「サラマンダーの卵は、まだこの街の何処かにある――ッ!!」
俺の叫び声によって、この場の緊張感が更に増した。
「ユンジュさん、このことを至急、皆に伝えてくれ。俺はシリア様達に知らせに行ってくるから」
これで、『ザビウスにサラマンダーが通過するだけ』、という可能性は消えた。
もし、サラマンダーに卵を発見されれば、まず間違いなくサラマンダーの怒りの矛先は、ザビウスに向かうだろう。
そうなれば、壊滅は免れまい。
ルーベンの言葉から推測するに、サラマンダーの卵は外側から見えやすい所にある、と考えられる。
ということは、高い建物の上に置いてある可能性が高く、発見は容易いかもしれない。
サラマンダーの卵――これはザビウスを救う鍵に成り得るかもしれないが、同時にザビウスに破壊を呼び寄せるものでもある。
これで少しは事態が好転するといいんだけどな。
展開が遅くて申し訳無いです。
次回、ようやくサラマンダーが御披露目。




