異世界で目覚めた日
「、、、んぁ」
「8号室の患者さん、目が覚めたようですよー」
???
「ここはどこ、、、ですか?」
「ここは教会院。あなたは道端で倒れてたのを発見されて、ここに運び込まれたのよ」
教会院?という名前の建物は天界にはなかったはず、、、てゆーか、天使がぶっ倒れるなんて前代未聞なんだが。よく思い出せ。何があったのか、、、
、、、そういえば「世界救助」とかいう刑に処されてたな私、、、てことは、ここは天界などではなく、執行先ってことかな。とりあえず場所だけでも聞くか。
「あの、、、ここはどこですか?」
「だから教会院って言ってるじゃない」
聞き方を間違えた。
「どこの国なんですかね」
できれば豊かな国がいいが、「世界救助」という刑の名前から想像するに、かなりピンチな世界なのだろう。そんな世界にある国なのだから、貧しい国なのだろう。
「あんたおかしなこと言うのね」
「この世界にはマンドライクしか国はないわよ」
「ハハハ忘れてましたわーすみませーん」
マンドライクには聞き覚えがある。仕事嫌いで、そうゆう感じの知識に疎いヒバナでも。
「「創造主様の娘が管理してる世界が滅びそうって知ってる?」」
天界にいる天使のだれもが聞いたことのあるだろう。この世界は魔王によってただ1つの国以外すべて滅ぼされてしまった。その国の名はマンドライク。つまりこの国だ。気を失ってたってことは、多分この体も日本に行ったときに使ったときの体だろう。日本の服着てるし。
「ん?」
ポケットに紙が入ってる。
「世界救助」説明書
世界05768923-fqebでの「世界救助」の条件とは魔王討伐です。魔王を自らの手で討伐しなければ、また別の世界を救ってもらうことになります。
いや少ないな!きちんと説明してくれ、この場所の説明とか。うわさで聞いたことあるだけで名前くらいしか知らないんだが。こっちは。
とりあえず、、、
「退院まであとどれくらいですか?」
「目が覚めたのなら早く出ていきな。代金が増えてくよ」
代金⁉金らしきものは持ってない。こっそり出ていくとかそんな感じで抜けていくか?
「あら?その焦りよう、金がない人?」
「はい」
「冒険者ギルドにも入ってない感じ?」
「はい」
「じゃあすぐさま冒険者ギルドに入る準備をしな。こうゆう時のために参加希望書はある程度持ってんだ」
「なんで?」
「そんなことも知らないの?それはね、、、」
どうやら、冒険者ギルドでは気を失ったときに目が覚めるまでの入院費を肩代わりしてくれるらしい。ということで、参加希望書を書いたんだが、これだけで大丈夫なのか?冒険者ギルドにまだ入ってないから払いなとか、、、いや文言的にそれはないか。これだけで冒険者ギルドに入れるのかな。普通に心配である。
「じゃあ提出してくるから待合室で待っときな。万が一逃げようとすれば幾千の魔法があんたを襲うよ」
「こわっ、、、はい」
怖すぎんだろ!何の魔法かはわからないけど幾千の時点で怖い。てゆーかこの世界魔法がある世界なのか。いや、魔王とか言ってんだから魔法くらいあるか。
「ほいっこれがあんたの冒険者カードだ」
「あざます」
んー心もとないな!紙のカードなんだが、めっちゃペラペラである。大丈夫かな。この紙、戦闘中に破けてしまいましたーとかないかな。いや、絶対ある(反語)。まあこれで無事退院できたわけで、一応感謝せねば。
冒険者とはギルドの掲示板にある依頼を受けて、こなすことで金を得る仕事らしい。魔王を倒すという役目があるわけだし、このまま冒険者として頑張っていこうかな。
というわけで依頼を受けてみようと思う。
「この「ダンジョンにいる魔物駆除」の依頼を受けたいのですが、、、」
「あなた初依頼でダンジョンって勇気あるわねー」
この世界の常識とか知らんわ。
「どうゆうことですか?私この世界の常識を知らなくて、、、」
我ながら言ってることがやばすぎる。
「あら、あなた勉学を受けてこなかったの?しょうがないわねーあなたかわいいし、私が教えてあげるわ」
どうやら、ダンジョンは逃げ場がかなり制限されるので、割と危険らしい。初依頼でダンジョンを選ぶ輩は、傭兵団など前職で戦ってきた人らしい。マジの最初の仕事は薬草摘みとかで日銭を稼ぎ、魔物と遭遇したら逃走し、魔物に対する闘争術を手に入れてから、戦闘系の依頼を受けるのがいいらしい。10年前は、薬草摘みの仕事など、ほとんどなかったが、魔王が出てきて外に出るのが危険になり、冒険者の需要が増えたらしい。はえー。勉強になる。
「じゃあ薬草摘みの依頼にします、、、」




