堕天使
コホン
ヒバナがなぜここで咳払いをしたのか。それはシンプルに行きづらいからである。中華ゲーに出てきそうな丸く格子のあるいかにもな扉、その奥には神様とかいう数ある世界を作った創造主がいる。ちなみにヒバナは割と神様に気に入られており、名前も地球で一番はまった音楽で、わざわざ変更させてもらった。
なんで呼び出されたんだろ。日本のものを持ち出してるのがバレた、、、?いや、ゲートの人にも良くしてるし多分報告は行ってないはず、、、うん、昇進だな。なんか楽しみになってきた。そう思うとなんか緊張してきた。サドラーズウェルズ支部に行くことになる可能性も、、、?
「、、、いいね」
やばい笑みがこぼれてないかな。そんな心配を吐き捨てて門番の人に名前と要件を言う。
「ヒバナ様がおいでです」
ヒバナ様というのは彼女が特別えらいとかそういうのではなく、門番の人は全員のことを様付けしている。なぜかはわからない。
「通せ」
主の言葉とともに扉が徐々に開いていく。
「失礼します創造主様」
できるだけ失礼のないようにヒバナは丁寧なあいさつをする。目上の人だから、というのもあるが、なぜかピリついた雰囲気があり、それに反応してしまった。
「ああヒバナよ」
「なぜ地球のものを外に持ち出している」
「、、、」
「答えぬか!」
なぜ、なぜバレた。バレないように口留めはしてたはず、、、いや、この際なぜバレたかはどうでもいい。よくはないが。今大事なのはいかに穏便に収めるかだ。言い訳、、、思いつかない。やばい冷や汗出てくる。焦りすぎだ。落ち着いて考えろ、、、
「あ、、、あのですね、、、トトロやピカチュウもやっていました、、、」
わ、、、我ながらサイテーである。実際には地球にすら言ったことのない2人の名前を言い訳が思いつかず、焦って出してしまった。いやでも、ある程度地球のものを楽しんでもいたし、、、
「そんなわけはなかろう。ピカチュウ自身がこのことを報告してきたのだぞ」
あ、あいつ、、、昨日のあれはそういうことか、、、!よし決めた。あいつとは縁を切る。
「ただでさえ規律違反をしてる上、無関係な奴らにも濡れ衣を着せるとは!少々この処遇はかわいそうかと思っていたが、もう許せぬ!判決、「世界救助」!」
「世界救助」って、、、何?初めて聞いたんだが。
「執行!」




