第250話 55日目終了時のリザルト
《Result》
◻️日/潮:55日目/小
◻️満潮:1050/2055
◻️干潮:0345/1532
◻️日の出/日の入り:0550/1741
◻️月の出/月の入り:1055/2143
◻️月齢6.3
55日目終了時の開拓状況。
◻️砂浜の拠点◻️
砂浜西側の崖下が波の浸食によって削られて形成された海蝕洞。三畳ぐらいの空間で岳人と美岬が漂着初日に見つけ、しばらく生活の拠点としていた。現在は倉庫となっている。
津波からの避難場所として利用し、そのまま宴会場として利用した。今後もノアズアークとの交流の場として利用する予定。
◻️砂浜の炊事場◻️
現在は撤去済み。キャンプファイヤー場として利用。
◻️砂浜のトイレ◻️
林の仮拠点に移設済み。
◻️燻製小屋◻️
ダコタ式ファイアーホールの煙突の周囲を囲むように建てられた縦長の小屋で、内部に網棚が三段ある。あえて不完全燃焼させることで煙を発生させて小屋内を煙で満たし燻蒸する。
◻️土器焼成用の火床◻️
縄文式の野焼きで土器を焼くための場所。直径2㍍ぐらいの円形に地面が掘り抜いてあり、中心で燃やした焚き火の熱が拡散せずに壁で跳ね返されて火床内部の熱を上げる構造。
◻️ゴマフの囲い◻️
海と砂浜の一部を柵で囲ったゴマフの飼育スペース。新しく産まれたハクア、フローラのベビーサークルとしても利用できる。
◻️美岬の畑◻️
小川沿いの林の外に美岬が作った畑。焼き畑にして腐葉土と貝殻石灰を混ぜて土づくりしてある。持ち込んだ豆類やサツマイモやゴマ、浜に自生していたハマダイコンなどを植えている。洞窟で見つけた古い土器に粘土と水を張ってバケツ栽培の要領で稲も育てている。
持ち込んだ植物の内、アイスプランツやアブラナなどは畑ではなく海浜植物が自生しているあたりに地植えしている。
◻️龍神の洞窟◻️
ミイラ化したティラノサウルスの骸が龍神として祀られている洞窟。地震の影響で島のさらに奥に繋がっている道が再び開通した。先住民の生活の痕跡が残る遺跡でもあるが、調査はぜんぜん進んでいない。古い壁画がある。ここで見つかった程度の良い土器はそのまま再利用している。美岬の大叔父の徳助の遺体と遺品もここで見つかり、そのまま埋葬された。
◻️林の仮拠点◻️
新居が完成するまでの仮住まい。ブルーシートのタープの下、テント、二口のかまど、テーブルセット、長持、クーラーボックスなどがある。
◻️林のトイレ◻️
仮拠点に隣接。トイレ小屋は砂浜から移設。トイレ穴に腐葉土を入れることで排泄物の分解を促すバイオトイレ。
◻️新居建築現場◻️
固まって生えている四本の木を利用する形でツリーハウスを作ろうとしている。現在はウッドデッキが完成し、小屋の骨組みまで出来上がり、屋根の下地である木舞掻きが2/3まで、屋根の茅葺きが1/3まで完成している。
◻️風呂小屋◻️
新居建築現場のそば、小川に隣接している柱と茅葺き屋根だけの簡易小屋。風呂桶は大型クーラーボックス。洞窟で見つけた大きめの甕を埋め込んだ専用の湯沸かし釜が隣に設置してある。足が泥で汚れないように床にすのこが敷いてある。
◻️冷蔵庫◻️
小川の中に建ててある犬小屋サイズの小屋。床は水面には接していないが、格子になっているので冷気によって常にひんやりとした状態に保たれている。
《55日目まとめ》
朝、小さな地震の揺れで目を覚ます二人。最近箱庭でも小さい地震が増えていることに触れ、これが大地震の余震かもしれないと警戒レベルを引き上げる。ノアズアークの妊婦であるモエギとルビーの出産がおそらく今日だろうということで、急いで朝食と朝のルーティン作業を終わらせて海に向かう。ノアズアークを敵から守るため、二人は最近スリングの練習をしている。
二人が海に到着するとルビーはまだ産気づいていなかったが、モエギがちょうど出産中だったので、砂丘の上の高くなったところからその様子を見守る。
モエギの仔は無事に産まれたものの、その仔はアルビノだった。番を選ぶにあたり近親交配を避けるために相手の色を重視するプレシオサウルスにとって色素の無いアルビノはタブーであり忌み子だった。忌み子が群れに産まれたら排斥して育児放棄するのがセオリーであるが、数が少ないノアズアークにとって待望の仔でもあったことからノアは葛藤する。そんなノアに岳人たちが助け舟を出し、仔竜とゴマフを引き合わせて仲良くさせた上でハクアという名前を与えて群れの一員として受け入れるようノアの背を押す。ノアが自分の主と認めている岳人が後押ししたことでハクアは無事にノアズアークの一員として迎え入れられる。
その後、ルビーが産気づき、出産を始める。しかし、そのタイミングで恐れていた大地震が発生し、津波の前兆の引き波現象が発生する。岳人が急いでノアズアーク全員を高台に避難させ、ルビーも出産を一時中断して砂丘の上に避難する。そして発生した津波により、モエギとルビーの巣は水没し、打ち寄せた流木に覆われる。
かろうじて津波からは逃れたものの、出産を中断したことでルビーの仔が危険な状態に陥り、ルビーは避難場所で緊急で出産を始める。まずオニキスが、次いで岳人と美岬が出産を手助けしてなんとか出産を終わらせるが、産まれた仔は死産だった。
悲しみに暮れるノアズアークが見守る中、岳人と美岬は仔の蘇生を試み、産まれた仔に付ける予定だった名前フローラと呼びかける。ノアズアークは岳人たちの緊急蘇生術に一縷の望みを託し、フローラに呼びかけ続ける。ついに奇跡が起きてフローラは蘇り、母親のルビーと対面し、群れに受け入れられる。
海が落ち着いてから、津波によって打ち上げられた様々な海の幸を回収する為に岳人と美岬は浜拾いに向かい、シノノメとドーラが同行して手伝う。毒のある生き物は穴を掘って埋めるが、トラフグなど岳人が処理できる一部の毒のある魚は回収する。
岳人が毒魚を処理している間、美岬はシノノメとドーラと共に浜拾いを続けているが、貝を食料と認識していない二頭にタイラギの剥き身を食べさせて新たな扉を開かせる。
夜、砂浜の拠点前の広場を会場として、津波が運んできた大量の食材をノアズアークに振る舞っての宴会が始まる。生の食材だけでなく、串焼きをノアズアークに試食させてみればそれも気に入ったので火を通した料理も提供して全員が満ち足りる。
BGMとして岳人がハーモニカを吹き、美岬が歌うと、ノアズアーク全員が初めて触れた"音楽"という新しい文化を気に入って夢中になる。やがてノアズアークも真似して鼻唄を歌い始め、ゴマフが美岬と一緒に踊りに加わり、楽しく賑やかに夜が更けていく。
一方で、竜神の洞窟の奥では、昼間の地震で岩が崩落し、ずっと塞がっていた道が再び通れるようになり、風が吹き始めていた。
まず一つ聞いてください! 本日、2026年3月7日をもちまして、沈没ライフは連載開始から丸5周年を迎えることが出来ました! ヤッター! わぁーっパチパチパチパチ……。
最初は2021年3月7日から小説家になろうで連載を始めたこの作品、約半年遅れで2021年10月7日からカクヨムでも連載を開始し、コミカライズ企画が動き始めていた2024年7月12日、より作品の認知を広げるために担当さんとの協議の上でアルファポリスでもスタートし、8月29日ノベルデイズでも連載を始めて今に至ります。
正直自分の中ではあっという間すぎて、もう5年も書いてたの!? という感じですが、ここまで続けてくることができたのは、沢山の読者の皆さんがこの作品を見つけてくださり、楽しみ、応援してくださったからに他なりません。自営業+副業でリアルがとても忙しく、なかなか執筆時間が捻出できない中、それでも止めようとは一度も思わず、ずっと楽しく書いてこれたのはまさに今この文を読んでくれている貴方のおかげです。本当にありがとうございます。
執筆スピードは遅い作者ではございますが、これからも読み応えがあってワクワクと学びのある岳人たちの物語を続けていきたいと思っていますので、引き続き応援いただけると幸いです。
さて、作中時間での1日がこれにて終了ということで、恒例のアクセス解析をチェックして前回からどれだけ伸びたかを数字で確認したいと思います。
連載開始の2021年3月からついに5年が経過しました2026年3月現在499万7864pv、ユニーク読者94万2621人、総合評価26554pt、ブクマ5850件いただいております。密かに第三部完結&5周年のタイミングでの500万pv達成というトリプルな実績解除を狙っていたのですが……ほんのちょっと届きませんでしたね。でも今月中には達成できると思います。あ、ちなみにこのリザルト回で250話のキリ番でもありました。
pv数は前回よりさらに38万6000ほど上積みしていただき、前回が461万ちょっとだったのですが、現在500万目前の499万7000pvとなっております。ユニーク読者数も前回の88万527人より約6万2000人増加しています。94万人もの人が一度でも読みに来てくれたって正直実感湧かないですけど、事実なんですよねぇ。しかもこれ、なろうだけのデータなので、カクヨムとアルファもそれぞれ100万pvずつあるってことは、まあダブっている方もおられるでしょうが、もっと沢山の読者の皆さんがこの作品を読んでくれているということで、正直身が引き締まる思いです。
さて、3/7現在のSFパニック部門でのランキングですが、週間は10位と前回の8位から下がり、月間は14位と前回の10位から下がり、四半期は12位と前回の11位から下がり、年間も9位と前回の4位から下がり、累計だけは3位と前回と変わらずという結果です。いやーなかなかSFパニック部門の上位ランキングも変動が激しくなり群雄割拠の様相を呈してきましたね。なろう内での過疎部門から脱却しつつあるのかも。そんな中にあってまだそこそこ高い順位にいられるのも皆様の応援のおかげと感謝の気持ちで一杯です。
連載開始から丸5年が経過しまして、物語もようやく大きな節目を迎えることができました。完結はまだまだ先ですが、予定している内容をしっかり書き切れるよう頑張りたいと思います。




