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初めての冒険

 目の前に広がる光景に幸也は圧巻し立ち尽くした。そこは何一つとして人の手が加えられていない自然そのものだった。見えぬほど広がる草原、横を見れば巨木の森、そして遠くから見てもわかるほどの巨大な木が堂々と一本立っている。こんな景色日本じゃ見れないな。


 幸也が緑の自然と程遠い場所に住んでいたからか、かなりの時間自然を満喫していた。


 我に返り探索に戻っる。それにしても見たことない植物が生えてるな。観察するためしゃがんだ瞬間何かに反射した光が目に届いた。


「眩しい」

 手で光をガードする。


 立ち上がり光が見えたほうを向くと丸く透明な何かがあった。もしかしてスライム!剣を抜きスライムらしきものに近づく。そこには透明で丸く生きているのが不思議な生物がいた


 これがスライムなのか?イメージしてたのと少し違うな。剣をスライムに刺し様子をうかがった。なんだこの感触!それは刺した感じが一切せず水に剣を入れたような感覚だった。


「オラ」

剣を思いっきり振りこみスライムを攻撃したがビチャと音がするだけで切ることができない、それでも諦めず剣を振り続けていると、初めて剣に何かが当たったかのような感触がして、スライムが動かなくなった。倒したのか?そっと手を伸ばしスライムを触ってみる。サラサラしてると思えばトロトロと手に絡みついてくる。これがローションになるのも納得だ。


 その後もスライムを見つけては手あたり次第に剣を振り続けていた。これがかなりの重労働で何か核みたいなものを切らない限りスライムは倒せない。その核も透明で見えず個体によって位置が違うので当たるまで適当なところを斬らなければならなかった。


「スライムがこんなに倒しにくいモンスターだったとは、さすがに疲れたぜ」

町の付近にいたスライムを倒し終わり、少し腰を下ろす。


 それにしてもこの袋すごいなスライムと同じ大きさなのに、もう何匹も入れているが溢れやしない。現代知識がこの世界にあまりないと思ったが現代技術をとうに越してるな。


 少しの時間で疲れが取れ、幸也は町に帰っていく。


「スライム七十八匹で七百八十マナでございます」


「ありがとうございます」

こんなに頑張って七百八十マナか、現実はつらいぜ。でも俺のチート能力が分かれば強いモンスターをなぎ倒すことができるようになって金に困ることはなくなるんだ、そのためにも早く俺のチートを見つけねえとな。

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