俺TUEEEE?
幸也はギルドの中に入り一瞬だが怖気づいてしまう。無理もない、左を向けば腕の太さが幸也の体と同じぐらいの太さで人間が持てないほど大きい大剣を軽々と背負っている男。右を向けば2メートル以上の身長に白く眩しい鎧で身を包む戦士。魔法使いでさえ服の下からでもわかる素晴らしい肉体を持っているのだ。
俺が身体能力で勝てそうなの一人もいないんだが、だが俺には異世界に来たものの特権、チート能力がある。だから大丈夫俺のほうが強い。と自分に言い聞かせなければこの場所にいることすらできないほど幸也は自信を失ってしまったのだ
「こっちが受付だよ」
俊に呼ばれ期待半分不安半分の状態で受付のほうに歩いて向かった。その最中、冒険者が俊について陰で話す声が聞こえた。
「お、ヤマダの魔法使いだ」
「あれがこの町最強の冒険者? 見た目は弱そうだが」
「馬鹿、あの人は超級魔法を会得してるんだぞ」
「超級魔法を! そいつはすげ」
「しかもマナ切れを起こしたことがないんだとよ」
「超級魔法を使ってもマナ切れしないとか化け物だろ!」
俊はこのギルドの冒険者達に一目置かれているようだ。うらやましくないんだから俺もすぐチート能力手に入れえてむそうしてやるんだから。嫉妬から変な言葉遣いなったうちに受付の前についた
「冒険者登録をしますので少しだけ血をこの紙に入れてください」
と言われ、小さいナイフと魔法陣らしき模様が書いてある紙を渡された。ナイフで指を切り血を紙にたらす、すると紙に落ちたはずの血が一瞬にして消えた。原理がわからず誰からでもわかるくらい驚いてしう。
「これは転移魔法だよ」
俊先輩が教えてくれた、なんてなできた人なのだろうか、俺が知りたかった情報を読み取り教えてくれたのだ、最初に出会った転移者が俊さんでよかったぜ。と心の底から思った
三分後
「こちら冒険者ライセンスでございます」
幸也は渡されたカードを上に掲げる。
「……これが俺の冒険者の証」
この証はただ冒険者を証明するだけのものではないらしい、俺のステータス、依頼達成回数、身分証明書にもなると来た、この世界で身分の身の字もない俺にとって、とても素晴らしいアイテムだと言えるだろう。なくさないように大事にしまっておこう。
やはり最初にするのはステータス確認だ。カードに書かれているステータスをまじまじと覗き込む。
レベル 一
力、十五 体力、三十二 持久力、二十一 マナ量、八 俊敏性、十 防御力、二十八
スキル
……スキルがないステータスは基本がどれくらいなのかわからないのでまだいいとしてチートスキルがない。これからどうすればいいんだチートスキル頼りにここまで来たのにスキルがないなら俺はこの世界で何ができるんだ、武器屋にいる俺と同じ転移者の人もスキルがなくて冒険者にならなかったんじゃないか。悪い考えが頭の中を埋め尽くし幸也は床にへたり込んでしまった。




