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俺のチート強いけど微妙じゃね

 二十分後。清々しい気持ちで目覚める、辺りには血が飛び散っていた。俺の血か?それにしては遠くまで血がついている。そうだ俺はジャイアントベアと戦って、まさか気絶したのか!もしチートがなかったら俺はあのクマと相打ちだったのか。少し血の気が引いた。(にしてもこの血どこまで続いてるんだ?)血を追って歩き出す。

––数分歩き目の前にはうずくまっているジャイアントベアがいた。死んでるのか?少し近づくが、かすかに息をしていた。寝ている間ずっと暴れまわっていたのだろう、土は少し荒れ所々に血が付着していた。


「俺の勝ちだ」

そういいながら首に剣を刺し止めを刺した。よし、こいつをどうするかだ。どの部位を持って帰ったら倒した証明になるんだ? 頭を切り落とせば確実に証明できるが、剣は折れたしリザードを解体するためのナイフしか持ってないからな。こいつが一つしかない部分を持ち帰れば証明できるだろう。体に一つしかない部分は……ちんこか。男の皆ならわかると思うが一度これを思いついてしまうとこれしか頭の中に浮かばなくなってしまう。馬鹿そしたらメスの確認ができないから百パーセント違う、一つしかないものは、…………そうだ尻尾だ。尻尾なら一つしかないから証明することができるはず。それに尻尾は思ったより小さいしこのナイフでも切れそうだ。


 思った通り尻尾を斬ることに成功した幸也は死骸を放置しギルドに報告するため町に帰っていく。


 ––ギルドに付き、報酬を受け取りに受付に向かった。


「遅かったですね、何かありましたか?」


ジャイアントベアとの死闘の結果、夜になってしまい心配をかけてしまったらしい。


「はい、ありましたけど、全然大丈夫でしたよ」

会話をしながら今日の戦利品を出す。


「リザードの火炎袋十個、こちらは?」


「ジャイアントベアの尻尾です」


「ジャイアントベアですか!?」

すごく驚いている。もしかして俺何かやっちゃいました見たいな展開になるのでは。


「そうなんですよ、リザードの死骸につられたのか森から出てきちゃたみたいで、しょうがないからサックと倒したんですよ」(何回か死にかけたけど)


「物凄いことですよ、まだ二日しかたってないのにしかもひとりで!!」

興奮しているのかかなり大きな声だ。そのせいか周りの人に聞こえ俺の噂をしている。グッチョブメイリーさん。


「あいつまだここにきて二日だぜ、もうジャイアントベア倒しやがったのかよ」


「山田の魔法使いさんの紹介で入ってたからただものじゃないとは思ってはいたがすげーな」


「見ろよあいつジャイアントベアと戦ったのに無傷だぞ」


「マジじゃねえか俺たちのチームで狩ったときは結構被害デカかったのに」


「一人で、しかも無傷でジャイアントベアに勝つとは俺らより強いだろあいつ」


 聞こえてくる聞こえてくる、俺が只者ではないと皆気づき初めたようだ。頭の中に流れるこの多幸感、今まで感じたことがない。


「ユキヤ様次からはジャイアントベアの右耳を持ってくれば討伐証明になりますので、それと睾丸は持ちかえってきましたか?」


「睾丸?」


「ジャイアントベアはこの時期、繁殖期でしてオスの場合だとメスをおびき寄せるために睾丸に大量のマナを蓄えるんです。それはかなりの量でして魔鉱石の代用品にもなりますし、フェアリーなんかはマナが詰まっていて美味しいと評判らしく高値で取引されてるんですよ」


「ちなみにいくら位なんですか?」


「マナの量にもよりますけど、大体二万マナで買い取ってますよ」


 二万マナと聞いて膝から崩れ落ちた。

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