#43
帰っていった国家公務員を見送った後何する?と話していたら説明してくれと村元さんに言われたので説明することにしました。
「詰まり、君が歌うと力が動くと言うわけか?」と怪訝な顔で聞かれる。
「はい。確定してませんが多分。歌は祈りだと思うんですよ。そして純粋に力を動かす物がこの世界には余り無いからどうしてもそうなるんだと思いますよ」本当に良く解んないけど…と言うが、愛し子達に気づいていたりラインという力の流れる場所を知ってたり(風水とか技術を使って)すると力を使い易い状態には持ってこれるんですよ以外に簡単に。ただ巧く使えるかは別ですが。この国は、沢山の神様がいるらしいので(と言う認識をしている文化なので)願いやすいと言えば願いやすいですよね〜と言いながらお茶を飲んでいると目の前がブラックに。ありゃりゃ。またか?ってか今度は何だ?と思いながら体が倒れていく感じがすると同時に意識も無くなる。意識が無くなる前に柔らかな者にぶつかったから一条さんとかが助けてくれたんだろう。目を開けると知らない天井。病院の賽の目みたいな天井ではない。そのままホテルの部屋で寝かせられたんだ。起き上がろうとすると「寝てろ」と要田さんの声と大丈夫なのか?と聞いている村元さんの声が聞こえている。
「大丈夫か?顔色悪い」と言いながら起こしてくれているのは葛城さん。大丈夫。大丈夫。と軽く言いながら体を起す。
「ご迷惑を掛けてすみません」と頭を下げると撫でてくれている人がいる。
「春は無理した積もりは無いだろうが、さっきのはかなりの物なんだと」変な顔をしている隼人君。何が?
「ここ一帯の神が呼応していたらしい。何十年に一回の大祭みたいな規模らしいぞ」
「え〜と。歌っただけなんだけど」
「解っているよ?春はそんなつもり無い事も。でもさ、神が広呼しちゃったし周りの実力派はカンカンみたいだ」あら。お礼参りとかあるのかしら?
「いや、無いな。さっき黙らしてきたからな」とニヤニヤした感じの声が…。余計な波風を?原因は私か?
「なんで、気絶したか解らないんだけど。原因は?」
「あ〜。多分力を使いすぎだと思うぞ。元々生きる程度の力しか無いのに、今回神が来たからな。賄いきれずにってな」と説明が。あれ?でもいつもは
「家の周りのは、お前に慣れているからな。あの規模ぐらいなら動かないがな」と笑っている。うん。良くも悪くも私のフィールドって訳ね。以後気を付けます。あれでも。直ぐにって訳では無いの?「普通は直ぐになんですがね。神が来すぎて収集が」と教えてくれる一条さんだが元ネタは雪さんだろ?
「今日はゆっくり休んでから明日遊んで帰りましょうね。何処にいきたいですか?」と隼人君が聞いてくる。夏休みだけどね。友達はどうしたの?
「遊ぶって。大丈夫なのか?」心配してくれている(多分隼人君を)けど大丈夫なのかな〜と周りを見ると頷いているため大丈夫なのか。
「本当に?皆問題ないの?」そう聞いてみる「大丈夫。春には問題ない。あるとしたら国の方か?」
「え?なにそれ」と村元さんと共に聞き返す
「そうでしょ?何かあれば不利益を被るのは彼方の方」と怖い笑顔の就職組。あ〜。うん。無理しないでおこう。「さて、色々教えて貰いました。私は帰りますが、隼人はどうする?」そう聞いている村元さん。親心関係は良いのか。
「私は、葛城さん達と泊まるから。明日は皆と行動するから」
「そうか。では、お願いします」と頭を下げているが心配要らないと思うよ。とツッコミを入れつつ見送った。「さ、春。プール行こう。ここは温水プールあるんだよ」と一条さん。プールが行きたいけど、水着ないよ?
「水着なら下にあったぞ」売ってんの?じゃいく〜。泳いで遊ぶ〜と一条さんと一緒に水着を買いに行く。一条さんが薦めるビキニを断り無難なワンピース型にする。私は貴方みたいに綺麗じゃないからね。と言いながらプールに行くと既に来ていた隼人君。葛城さんの周りには女性が群がっている。うん。近寄りたくない。先に泳ぐ〜と一条さんに断り1泳ぎ。上がったら最後再びプールに入ることが出来なくなるので(体力的に)楽しむことに。軽く平泳ぎで100メール泳いだ後に呼吸を整えてから15メールほど潜水して遊ぶ。水面がキラキラできれいだな〜。おっとそろそろ息がと両手で床をそっと叩き浮上する。ふ〜楽し。再び泳ぎだそうとすると名前を呼ばれる
「いい加減こっちに来い」葛城さんがプリっとしている。軽く平泳ぎをしながらプールサイドに行くと「泳ぐのすき?」ときかれたので頷く。
「足のつかない深さのプールでボール拾いとか昔したんだよね」笑って教えるとどのくらい?と聞かれた。
「え〜と。6才くらいで今の深さのプールで遊ばしてもらったから…」今は水が二の腕位だが、あのときは自分の身長よりも深くなかったかしら?どのくらいだろう?と考えていると「海女か!!」といわれた。
「海では上手く潜れないんだよね。何故か。プールなら上手に出来るのに」と何でだろう?と言うと残念な顔をされた。
「まあ良い。上がれ」
「やだ。上がっちゃうと泳げなくなる」と我が侭を言うも
「唇青いよ」と言われてしぶしぶ上がることに。プールサイドに手を掛けて「よいしょ」と上がりタオルを貰う。
「スゲーな。春は泳ぐの好きなんだな」
「プール好きだよ?海は海流がキツくて余り泳げないけど。上がるのが一苦労するんだよ。家のとこ」
「あすこで泳ぐの?」
「泳いだよ。今はあんまりしないけど」と教えるとあすこでか?と再度確認された。
「そうだって。なんでさ」と聞くと、侵入してきた人のなかでは波打ちぎわで力尽きている人もいるくらいらしいが、あんなもの慣れだろ?
「地元が一番使えるからね。そんなもんでしょ?」と部屋に戻ろうとする。
「いいのか?」
「体力的にむり。また明日遊ぶ」と良い断っておく




