#42
無事に家に戻ってきて1ヶ月。あぁ。自分だな~と自覚して、覚悟して1ヶ月。
色んな事を考えながら生活をしている。一瞬一瞬がキラキラして見える。学校から見える海。朝の散歩をしてみる海峡。罠に引っ掛かっている困ったちゃんとわんた達に追い払われた困った君達をみながらゆっくりと時間を噛みしめながら過ごしている。
隠居しているみたいだとおじいちゃん先生に診察(要田さんが居なかった)の時に言われたが、そうですね~と答えたら呆れられた。若くないと。でも、楽しいですよ。そう答えると大丈夫だな。変わらんなと太鼓判を押された。昔から楽しいと感じているときなら体調も安定しているからなのか。
昔からと言っても、成長が遅い、活発性がないように見えていたのか知らんが、良く診察を受けていた。ある程度、育ったら個性だと言われた。それまで、ドキドキだったんだろうと親心を思うと申し訳ないが…
我思う故に我ありだな。認識したら周りを見るようになった。私は、みーであるけどハルヨシでもあり、春佳だから。前もっ大事な宝でも有るが“今”も生きなきゃ行けない。皆に言ってた言葉が帰って来たな~と苦笑してしまった。自覚したら偶然出来た。自分なりの方式で出来たり出来なかったりした理がなんと無くだが把握出来るようになった。なんと無くだが以前より“失敗”も少なくなった。作品は、月城さんの会社に卸して売ってもらっている(そう言う小規模な人も契約して販売していると教えてもらった)村元さんは残念がっているけど、あんまり作らない方がこの世の為だと理解できたので、無理な物は作らないことにした。先人の知恵だったのだろう。あのラインナップは。だが、効率は改善させていただいた。使えない、付加が強いものなんて作っても意味ないじゃん。と笑いながら半分入ってたみたいだ。やり過ぎ!!と雪さんに没収されたくらいだ。
な~んて現実逃避していますが只今、遠矢君に付いてスタジオ?と言うところに居ます。夏休み始めに遠矢君と叔父さんに連れられてきました。なんか、歌を出すらしい。歌姫と有名な人にお願いしたらしんだけど“何か違う”らしいです。遠矢君曰く「春が歌っていたのをメロディにしたんだよ?」と言うことで歌え~ってじろじろ見られてます。だから。歌えないって~と愚痴りながらイライラしてます。あ~。もう良い。携帯を動かして隼人君に連絡。ちょっと歌うからさ~と愚痴りながら音を落としていく。携帯からは止める隼人君の声。グッと遠矢君にわたして歌を歌う。
昔から歌わ祈りだと言っただろ?と警告を込めて。私のと言うか私がと言うか、歌うと答えてくれる世界の愛し子。それらが、世界の理と繋がるらしい。
歌い終わるとやっちまった。と声が聞こえる。何が?と振り向くと疲れた感じの隼人君が入口にいた。
「はぁ。切れるのは良いけど、どうなんだよ?体調は?前みたいに倒れたりしてないか?」心配そうに手を取って確認してくる。
「大丈夫。込めてないから。でも疲れた~」「そうか。なら良いな。少し休んで。ドクターも、すぐ来るから」いや。早くても半日だろう?と言いながら意識を保つ。暴走はさせないよ。
「隼人君がいるなら、他も来ているんでしょ?じゃ、禁止。遠矢君。あんな感じで良いのかな?後は上手な人にお願いしてね。さて、どこに行けば良いのかな?」手を出すと
「そうですね。少し休みましょう」と手を取って誘導してくれる。「昔みたいね」
「そうですね。あの場はどうするんですか?」
「知らない。叔父さんがどうにかしてくれるんじゃない?何か有ったらどうにかすると言ってたし」
「そうですか。義父に伝えておきます」
「必要?」
「そう感じます」
「なら、そうして。家の執事長は心配性よね」ふふと笑うと困ったなと言った感じで
「家のマスターは、無茶をしますからね」と返された。「仕方がないじゃん」
「仕方がなくない」と入口に待機していたドクターに怒らした。自重と言うものをといっているが流させていただく。ドクターの次に有ったら葛城さんには無理すんなと頭を撫でられる。
無理しすぎ!!と一条さんにも抱きつかれるけど、全員集合なのかしら?
「仕事は!!」の問いかけに「休みだ!!」と就職組。
クルッと回転して正面に来てまっすぐ見てくる隼人
「無理しないでください。今日は、ホテルで休んでから帰りましょうね。雪さんには、実家に説明してもらわないと」とメッとお叱りをいただきました。雪さんの実家って社家だもんね。わかる人居るんだろうか。
「国をなめちゃいけない。一応な」
「そうですか。じゃお願いしますね」と言いながらホテルへ。叔父さんが取ってくれていたホテルに帰って一休み。大丈夫ですよ。と一条さん。何が大丈夫ですよ。なんだか
起きたら正装?と言った感じでワンピースを目の前に出された。
「来てください。今から国の担当者と顔合わせですよ」
国か~。くわっと欠伸をしてシャワーを浴びてシャキッとしてラウンジへ。
ラウンジでは、村元さんが待っていた。うん。福眼。和むわ。向かえの席にはスーツ姿の青年?担当者だと聞いたからもっとオッサンだと思ったら35才位かな。エリート様だ!!っと内心驚いた。
見目美しいのは、何かのルールなのかな?最近近くに来る人って多少違うけど見目いい人ばっかだな。などと思いつつ近づき村元さんに頭を下げる。
「ご迷惑掛けてすみません。今、仕事中でしたでしょ?」と言いながら首を傾ける。
「仕事中だった。息子にいきなり用付けられたんだが、何をしたのかな?」と探るような、少し疲れた感じの表情で聞かれた。
「座っても?いや“歌った”だけですよ」言いながら座る。それを聴いて「“歌っただけ”とは?」質問してきた国の役人。
「すみません。私こう言う者です」名刺をすっと出してくれる。宮内庁なんとかと書いてある。何かの対策室かなんかだなと勝手に思いつつきちんと見据える。
「歌っただけて、アノような事が?」
「何がアノような事。なのかわかりませんが」困惑~と言う顔をしておく。無自覚か。と呟いてから説明をしてくれた。曰く、神が動いた。と。
「はぁ。良く分かんないけど、凄いことなんですね?」
「良くわかんない…。君が歌えば、大抵の事が叶うんだよ」はぁとため息をしているが、自力で叶えた方が楽しいじゃん。
「願い事なんて無いし。頑張って。頑張って夢って叶うんですよね?歌うときって大抵、良い天気!!とか頑張るか!!とかだし」
「だから、今まで何事も無く過ごせたんだな。今で通りそうしてくれ。あと、あんまり歌わないでくれ」と言って帰って行きましたが、今後も何事も無く過ごせるように頑張るんですけどね。
この後、関わりが無いように頑張るか…




