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目標達成でお祝い金10万円!? 元陸上部の本領発揮と、緑深き公園での走破

すっきりと晴れ渡った休日の朝。

私はスポーティなウエアに身を包み、部屋で念入りにストレッチをしていた。


「咲ちゃん、準備できた〜? 一緒に行こ!」


部屋のドアをノックしたのは、同居人の斎藤さん。今日は岩間さんが主催している「ランニング&散歩アクティビティ」の開催日なのだ。

実はこの活動、単なるリフレッシュの集まりではない。私たちが加入している『ドイツ生活挑戦プラン』のミッション達成に向けた、本格的な練習の場でもあるのだ。


(「ただなんとなく過ごすワーホリ」で終わらせないための、目標挑戦プラン……!)


渡航前に説明を受けた時の内容を思い出す。

このプランは、明確な目標を持ってドイツ生活に挑み、目に見える実績と思い出を残せるようバックアップしてくれるサービスだ。そしてなんと、用意されたミッションを達成すると「10万円のお祝いボーナス」が贈呈されるという驚きの仕組みになっている!


語学チャレンジ(英語B2 First または ドイツ語B1合格+就職)


フルマラソンチャレンジ(女性は4時間30分以内の完走!)


ヘディスチャレンジ(ドイツ発祥スポーツ『ヘディス』で大会ベスト16進出! 世界王者ノウハウの指導付き)


ボードゲームチャレンジ(現地大会『アルナックの失われた遺跡』で優勝)


ビジネスチャレンジ(物販や特技の教室などで月利1,000€達成)


ドイツ生活SNSチャレンジ


サッカーチャレンジ(ドイツ9部チームで15ゴール達成)


さらに、自分が新しく掲げた目標が認められれば「オーダーメイドチャレンジ」として認定してもらえるという自由度の高さ。


同居人の相川さんは、最初は「語学チャレンジ」だけだったのに、ドイツ生活が楽しすぎて今では「ボードゲーム」と「ビジネス」も追加して、3つも掛け持ちで挑戦中らしい。

「挑戦が増えるたびに、毎日がどんどん面白くなるんだよ〜!」と話す相川さんの笑顔は本当に生き生きとしていた。



「よし、到着! ここが今日の活動場所、グラーフェンベルク公園だよ!」


斎藤さんに連れられてやってきたのは、広大な緑と豊かな自然に囲まれた美しい公園だった。

散策路から本格的な山道に近いアップダウンのあるコースまで、さまざまなランニングルートが整備されている。


「咲ちゃんは陸上部だったんだよね?」

「はい! でも、私はハードル専門だったので、長距離を走るのはそんなに得意じゃないんです……」


とはいえ、走ること自体は嫌いじゃない。

何より「本場ドイツのフルマラソンを完走した」という実績が作れたら、一生の最高の思い出になるはずだ。


「よし、今日はまず練習として一番短い【3kmコース】に挑戦してみます!」


岩間さんの掛け声で、ランニングがスタートした。

高校を卒業したばかりで、一応つい最近まで現役の陸上部だった私。想像以上に起伏の激しい坂道コースに少し息が上がったけれど、木漏れ日の中を駆け抜ける感覚が最高に気持ちいい!


「ふぅ……! ゴール!」


豊かな自然の空気を胸いっぱいに吸い込みながら、3kmをあっさりと走り切ることができた。体を動かす快感と、小さな達成感が全身を駆け巡る。



走り終えて息を整えながら周りを見渡すと、本格的な【10kmコース】に挑んでいた参加者たちが続々と戻ってきた。


(うわぁ……すごい……!)


ウエアの着こなしもサマになっていて、真剣な眼差しで10kmの激しいアップダウンを走り抜いていく姿は、遠目から見てもめちゃくちゃカッコいい!

「フルマラソン完走」という高い目標を掲げ、そこに向かって努力している人たちの放つエネルギーは、周りをパッと明るくするような力があった。


一緒に来た斎藤さんも10kmコースを走り切り、汗を拭いながら爽やかな笑顔を見せている。

「咲ちゃんお疲れ様! マラソンチャレンジ、一緒にやろうよ! ドイツの街を駆け抜けるの、本当に最高なんだから!」


走った後は、他の参加者さんたちと芝生に座って楽しく交流タイム。

年齢もバックグラウンドも違うけれど、「ドイツで何かに挑戦したい」という共通の想いを持った仲間たちと話す時間は、刺激的でワクワクが止まらなかった。


(みんな、自分の目標に向かってすごくキラキラしてる……。私も『ハードル専門だったから』なんて逃げ腰になってる場合じゃないな!)


「岩間さん! 私……『フルマラソンチャレンジ』、本格的に挑戦します!」


青空の下、私は力強く宣言した。

ただ海外に滞在するだけじゃない。このデュッセルドルフの地で、自分史上最高の限界を突破してやる。

私の胸の中で、挑戦への熱い炎が燃え上がり始めていた。

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