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異文化レベルMAX! 男女共通更衣室と、ケルンのSPA「ネプチューンバート」

相川さん、斎藤さん、そして私の3人でお願いした『ドイツSPA案内依頼』のメッセージ。

岩間さんは「ぜひ行きましょう! ドイツサウナの真骨頂をお見せしますよ!」と快く承諾してくれ、私たちの希望日に合わせて日程を調整してくれた。


事前に岩間さんから送られてきたのは、持ち物リストや現地でのマナー、ルールがぎっしり書かれた特製のガイドPDF。

「バスタオルは2枚以上(サウナ内で汗を下に落とさないため)」「バスローブ必須」「水分補給用の水」など、入念な準備を整えて当日を迎えた。



当日は岩間さんが車でWGまで迎えに来てくれ、車に揺られること約40分。

到着したのは、ケルンにある歴史的なスパ施設『Neptunbadネプチューンバート』だ!


数あるスパの中から岩間さんがここを選んでくれたのには、明確な理由があった。

一つは、もし私たちが「やっぱり全裸・混浴は恥ずかしすぎて無理!」となった場合でも逃げ込める『女性専用サウナ』が併設されていること。

そしてもう一つは——岩間さんがワーホリサポートの一環として無料で提供してくれる特別サービス【温泉浮遊ウォーター・フローティング】の施術に、ここの温泉が最適だからだという。


(温泉浮遊……! 水に身をまかせて浮く施術らしいけど、一体どんな感じなんだろう……?)


一歩館内に足を踏み入れると、そこはアール・ヌーヴォー様式の美しい装飾が施された高級感あふれる空間。まるで西洋の王宮かリゾートホテルに迷い込んだようだ。

受付でふかふかのバスローブをレンタルし、胸を躍らせながら奥へと進む。



「この先が更衣室ロッカーエリアですよ」


岩間さんの案内に従って受付の右側へと進んだ瞬間——私の思考は完全にフリーズした。


(っ……!? え、えええええっ!?)


聞いてはいた。頭では分かっていた。

だけど、目の前に広がっていたのは【男女が全く同じエリアでフツーに着替えている】という、あまりにも衝撃的な光景だったのだ!


目の前の男性は、私たちがすぐ横を通っているにもかかわらず、何事もない様子でサッと服を脱ぎ捨て、完全に全裸の下半身を晒したまま荷物を整えている。周りの女性たちも、それをチラ見することスラなく淡々と着替えている。


(男の人の全裸が普通に視界に入ってくる……! というか、相手も私に見られてるのに1ミリも気にしてない……!?)


「すごい……これが文化の違いなんだ……」


ドイツに来て1ヶ月、いろいろなカルチャーショックを受けてきたけれど、間違いなく「人生最大の文化の違い」を突きつけられた瞬間だった。そこには一切の性的な「いやらしさ」はなく、ただただ「入浴前の日常風景」として全裸が存在していた。



「咲さんたち、顔が固まってますよ(笑)。ここは女性専用の更衣室もあるので、今日は無理せずあっちで着替えましょうか」


岩間さんが優しくフォローしてくれる。覚悟を決めてきたつもりだったけれど、ここは素直にお言葉に甘えることにした。


「ここのロッカーは電子鍵の使い方が少し特殊なんです。腕のリスクバンドをこうやって当てて……」


岩間さんからロッカーの施錠・開錠方法を丁寧に教えてもらった後、

「服を全部脱いでバスローブを羽織り、バスタオルと水を持ってここに集合しましょう!」と約束して、私たちは女子更衣室の扉をくぐった。



女子更衣室に入るなり、斎藤さんが深く息を吐き出しながら感心したように呟く。


「いや〜……本当に男女一緒なんだね〜! びっくりして目が丸くなっちゃったよ」

「ね! でも、あの建物の雰囲気といい内装といい、すごく素敵だよね。異世界に来たみたいで、さっきの更衣室もいやらしさが全然なかったのが不思議」


相川さんがそう言いながら、着ていた服を脱いでいく。


「そうですね……! なんかすごく不思議な空間でした。まさか入っていきなり『生の全裸』を見ちゃうことになるとは思いませんでしたけど(笑)」


私たちは戸惑いと恥ずかしさを隠し切れず、顔を見合わせてクスッと笑い合った。


服を脱ぎ捨て、全裸の上にレンタルしたバスローブを羽織る。手にバスタオルとお水のボトルを持ち、準備完了。


(ついに……ついにドイツSPAの世界へ踏み出すんだ……!)


バスローブ越しにも伝わってくる胸のバクバクを感じながら、私たちは岩間さんの待つ集合場所へと向けて、ゆっくりと一歩を踏み出した。

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