新しい街
シバの目に 一瞬、息が止まった マリーン
シバが、、静かに 見たこともない その目を閉じた
「シバ、、疲れたの 無理して無い?」
「マリーンは、、
球馬を、この国で 流行らせたいんだろ」
「 うん、、私は、、
シバの協力の、おかげで とても助かってる」
「で、、?」
「シバが そばにいると いつも心強い
おまけに 今日も
馬の脚を上げて 球馬の球を コントロールできちゃったし」
「僕の、馬の動きに 合わせなくて いいのに
よく間に あったな ヒヤヒヤしたよ」
「自分でも びっくりよ」
球が、止まって見えた、、
まさか、また シバが 止めたのかな
あの、模型の地形みたいに、、
それで 疲れたてるの?シバ、、
「マリーン
行くよ 一緒に、、」
「 シバ、、
本当に、、 嬉しいわ 」
「あのさ 実は、大華豆も、シバと一緒に 見に行きたいんだ
鳥羽の国でも 作れないかと思って」
「 まさか、あの大きな豆を 鳥羽で 流行らせるのか」
「フッフッフッ
豆寒天の お菓子 いつでも食べれるわよ」
「じゃ この西部の 珍しい 赤い お茶も
流行らせたら」
「あっ、、浜辺から 南部に行く時の 荒れた山が
みんな お茶畑に なれば この西部みたいに 綺麗だわ」
マリーンの目が 湖のように キラキラ輝きだして
自分には、無いもので シバには 眩しく思う
「大変だぞ、、」
「そうよね でも、 シバが お茶のこと 言ったのよ
私は、考えるだけで、、楽しくて
二人で、できたりして」
「何年 かかるんだよ」
「シバが 手伝ってくれたら、、
7年から8年くらいかしら?」
「マリーンは、思ってるより 気が長いんだな、、」
「そう?」
「やるのなら2,3年で 目処つけて 遅くて五年だろ」
「7,8年と、思っておいて 早く うまく行って 五年で できればと
言い方は違っても
私達の 目標の答えは 一緒の、五年だわ」
「はい はい 一緒ですか」
「もう! シバ 」
「起きてよ、寝ないでよ こんな所で」
「ああ、、起きれない」
「ほらっ、」
シバの 手を引っ張って 起き上がらせるマリーン
「おもーい」
「だろ?
昨日は手で 今日は足で」
「ごめんなさ~い 私が シバに 支えてもらって お世話になりました」
「そのうち 僕の 頼みも 聞いてくれよ」
「分かったわ」
「よし」
「 これで 起きれそうだ」
と マリーンの 手を 引っ張り 近づかせるシバ
床に もう一方の手をついて 自分の体をシバの すぐ前で 止めるマリーン
手をつかなければ シバの上に 重なっちゃうじゃない
マリーンのすぐ横に シバの顔が ある
二人が 横に よこたわっている
シバが 知らんふりして マリーンの そばから 起き上がる
バイバイと マリーンに 手を上げて 去っていく
少しの間 そこから動けないで、座り込む マリーン
シバが、、 私を 茶化したんだ
妹だとか 言ってたのに、、
何を 考えているの
本当に わかんない人
ジョイの 部屋に戻って ソロンに シバも 行くことを報告
「ジョイ様 明日の朝に お父様が ここを立つ前に
私に、お茶畑を 見に 行きたいんですが」
「どうして 西部の お茶に 興味があるんだい マリーン」
ジョイが聞いた
「味に甘さがあって 香ばしくて 色が赤いなんて
飲んだあとまで、口に 味が残る
こんな お茶を 飲んだことなくて 他の地で 作れないかなと」
「他の地とは」
「例えば、、
お父様の 新しい港街でも 栽培できて いつでも飲めれば」
「うむ マリーン 実は
お茶栽培の者が もっと 他の土地でも
作ってみたいという者が居てな
他の地方でも 西部の この お茶を 広げて育ててみたいと 要望が出ている
違う土地で 作れば 味も 変わるか 知りたいらしい 熱心な男だ」
「 茶師のイッサと いう者に ソロン様の
新しい港町で 栽培できるか どうか
一度 チャレンジする 気があれば
何本かの 苗木を、持たせて ソロン様に 同行させてみようか 」
「お父様 お願い 同行を 許可してください」
「ジョイ殿が この珍しい西部の茶を 広げてくれるというのなら
マリーンの願いだし 同行させてみて 良いのじゃないか」
「馬を走らせて 今から 伝えてみよう
明日 ソロン様たち一行が 茶畑を 通るときに
同行 出来るように 令をだそう 」
「ありがとうございます ジョイ様」
「球馬の、披露で 西部まで 来てくださった
お礼が できて光栄です」
次の日
マリーンは 早く起きて 茶師のイッサの、所に
案内して もらって行き
お茶の作り方 育て方等を 見聞きして
茶畠を通る時 ソロンの 一行と
茶師イッサと、一緒に、加わった
鳥羽の国で このイッサの お茶を いつ 広められるか わからない
まずは 新しい お父様の土地での、栽培を 成功させてみたい
そう思うマリーン
ソロンの馬車に 戻ってきたマリーン
マリーンは 今日 得た 西部のお茶の 豆知識を 話す
ソロンは 娘の話を 静かに 聞いていてくれた
「お父様 新しい街の どの辺に、お茶を植えましょうか」
「あの高台に建つ予定の 離宮邸から、見える場所は どうだマリーン」
「西の なだらかな 一帯に、します」
「南の湖水地帯は 地形を利用して マリの好きな花々で 埋め尽くすぞ」
「東の港の方には 神の島の、見える方向に
玉座の ような大きな 椅子を 造って
ゆっくり マリお母様の 神の島を 望めるような
きれいな港町に してくださいね」
「マリーン そういえば
今回の遠征に どうして リンは 残ったんだ?
マリーンは、知っているだろう」
「お父様、、」




