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神威遠征

挿絵(By みてみん)


西部への 遠征は


国王のソロンと娘のマリーンを乗せた 優雅な馬車に

ついで その次に

ソロンの弟のゲンと娘のカンナ、シャクが乗り


少し後に 少し 小さな馬車に シバが、一人乗り

横に 馬でダンと 若いヤマトが 付いている

 

休戦中の 隣の国の王子の顔を 見せれば

「石でも 飛んでこないか?」とシバが自分で心配していたが


進むと 都のメインの道では 国王ソロンの行列に小菊や花びらが 

撒かれ 


シバを初めて 見る 街の一人の娘から 花びらが シバに なげられると


続いて 何人も から シバの馬車に、花が投げ込まれた


シバの膝の上に まで 届く小枝を、投げ込んだ 若い娘が 

嬉しそうに 「キャー 届いた」と、歓声まで 聞こえる


父にまで 聞こえたのか

「 マリーン 私の感が当たったな 

シバの美形は この国の娘たちの

注目を 集めると思ったぞ」

「若い娘たちは 争いなど 無関心だしな」

と、自分とマリーンに、投げ込まれた 多くの花を

集めて マリーンに 渡した

 

父から もらう花束

「お父様  色々 ありがとうございます」


「シバにも この国を、知ってもらう チャンスだろ」

「はい、隣の国との 違いを分かって 欲しくて」


「本当を言うと  マリーンの願いを聞くのに 

少し 心配も あったがな 」


「みんな お父様の 配慮の、おかげです」


「マリの 願いを あまり聞けなかった分

マリそっくりの 娘の願いを 叶えるのは 私の役目だ」



一つ前の 街まで 正五位の 

西部を、統治しているジョイが 迎えに来てくれた 

ソロンとも 仲の良い ジョイは 体格の良い


浜辺の 球馬競技を 最初に教えてくれた ソン タイジを、

一回り歳を 取らせたような

威圧の ある人物だと、マリーンは 思った


大きな湖の そばの 綺麗な邸

よほど力が あるのか ソロンの館と、遜色がないほどの邸である


娘のマリーンを、直に紹介するのが 嬉しいのか

ソロンも ジョイの、大歓迎に 満足のようだ


歓迎会でも ソロンはマリーンを そばに 着かせた


ジョイが 球馬に、興味があるので 

シバも、近くに呼んだ

「明日の 午後からの球馬競技の披露を、楽しみにしてるぞ」


「はい、なにかご要望があれば お聞きしますが」


「いや、この前の 披露と同じで 十分だよ

大分 都でも 流行っていると こちらでも評判だ」


「お陰様で」

「私も ひと目で 武術と馬の融合で 気に入ってしまった

あの 二人の美しい球さばきを また この西部で見れるとはな

遠い所を ありがたい」


「マリーンも、ほらっ、少し お酒を飲んでみなさい」

「まだ 飲んだことが、、なくて」

「おっ、娘に 初めて 私が酒を 飲ますことになるな」


「口当たりが、、良いですね」

「良いぞ マリーン もう少し 行けそうだ」


飲んでしまうマリーン

シバが、小さな声で

「もう少し ゆっくり 飲むんだよ マリーン、、」

「そうなの、、」


「シバも、明日は頼むぞ」と、酒を勧めるソロン

「はい」

「だいぶ 花を投げ込まれていたな

どうだった?」


「初めての 経験で、、この国は 優雅ですね

来る道も 整備されていて 美しい景色でした 」

ソロンの喜びそうな 言葉を選んだシバ


「それは 良かった

この先は 山が 多くて 水が美味しくて 酒もうまい 

この地方だけの お茶も 名産だ

ソロン様に いっぱい持っていって もらうぞ」


「それが 楽しみで、ここまで来たからな ジョイ」

「ハッハッハッ」 と機嫌の良い二人


「マリーン、、大丈夫?」シバが

お酒に 酔った マリーンに、気づいた


「おやっ、マリーン

私の娘は 酒に弱かったか」


シバがマリーンの飲んだ 酒を確認して

「強い酒が マリーンの前に あったようです」


「侍女を 呼んだほうが 良いな、、」


「そうですね」

「ちょっと マリーンを外まで 連れていきます」


「ベルが 来ただろう」

「 はい、でも、僕も すぐに 戻ってきますので」


「マリーン様」と、ベルが付き添って心配する


歓迎会の外に出ると

シバが、マリーンを 抱き上げた


「大丈夫よ、シバ、歩けるわ」

マリーンが 足をバタバタして嫌がる


「分かってるよ 歩けるのは


でも、まっすぐ 歩けてないだろ」

 足が もつれて歩きにくくて 何も言えない マリーン


「ベル、マリーンの部屋に 案内して」

「はい、シバ様 すみません

まだ 先ですが」


「マリーン 腕が折れそうだ、、」

「だから、、 下ろしてってば」

自分の、体を抱くシバの手が 気になるマリーン


「僕の首に 手を回して 僕の、腕が楽になるから」


大人しく シバの首に 手を回す マリーン


「お酒って 足にまで 来るのね、、」


「知らないのに 飲むからだよ」

やっと 大人しく自分に、抱かれるマリーン


「さぁ 着いたよ」


ベッドに降ろされた時に シバが近すぎて ドキリとするマリーン


「ベルさん、お水を 持ってきてください」


「はい」

「一人で 飲めるよ シバ」


「君を起こす ベルさんが、大変だよ」

マリーンとベッドの 隙間に シバの手が 伸びて 


「大丈夫だよ 僕も 妹のエルで 慣れてる、、」

マリーンの、背中を おし上げて 上半身を 起こして


水を 飲ませてくれた

シバの妹の、エルに こんなに 優しかったっけ?


「この水で アルコール濃度が 下がれば良いけれど」

「ありがとう シバ」


「 じゃ、行くよ 明日 頼むよ」

「うん こちらこそ」

シバが出ていく


「大丈夫ですか、マリーン様

顔が 赤いですね」

「お酒って効くのね、、」


「シバ様に 妹さん おられたんですね

でも、、妹じゃなく、、

恋人のように 大切に思われてるように、見えますよ 私には」

「そんな、、恋人じゃない 

私は 妹よ」


「そうですか、、」



マリーン、、僕は

自分に 妹だと 嘘をついて、信じ込まないと

君にバレて しまいそうだ














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