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球馬の指導

挿絵(By みてみん)


離してくれ、、」

シバが冷たく マリーンに言う

「えっ、、」


「ベルとセイラが来る」

マリーンの手が シバから、離れた


シバが離してくれと言うまで 

手が動かなかった気がするマリーン


でも まだ シバの心臓の音が 分かるくらい

シバの血の流れが 自分の手に残る


「マリーン様 お帰りですか」と、ベラの声


庭園の方の ふすまから シバは もう消えていた

「シバ、、」

私の 言いなりだなんて 思って動いてるの、、、

私の、思う通りにシバは 動いてると、、、


貴方の 人質という待遇を 良くしたいと思って やったことだけれど

貴方の 力を この国で 認めてもらいたいと いうのは

私だけの思いでしか無いの  シバ


ダンも 喜んでいてくれたから

私の やったことは

貴方のために なっていて ほしいのに



挿絵(By みてみん)



「マリーン何を 今詰めて 書いているの」

リンが心配して 聞く

「球馬の練習の 仕方を 絵にしているの」

「ふぅ~ん」

「初心者の人が 多いから 足に力を入れて 馬から落ちないように

怪我をしないように 注意する事とか」


「早く書いてシバに 持っていくのね」

「ううん、、ベラに 持っていってもらう」


「あらっ、、あんなにソロン様に シバに会えるように 頼んでいたのに

どういう風の吹き回し?」


「私の言うこと 聞くの嫌かも 知れないし」


「二人で 球馬の披露は 息を呑むくらい綺麗で、息があってたわよ

シバが 嫌々とは 思えなかったわ」


「シバは 何でも 器用にやれちゃうから」

「そうね シバなら きっと球馬の指導も大丈夫よ

人を動かすの上手いし」

「人を動かす のが、、、」


「ソロン様の期待に 沿うはずよ」

「敵の国王の 期待に沿うのは、、

シバの本意かしら?」


「本意で なくても  

不本意だとしても この国にいる

今のシバには それが得策だと、知ってるわ」


「不本意であることを、、マリーンに

ぶつけたの?」


「どうして分かるの、、」

「自分の 気持ちを 誰かに 言いたかったのよ」


「言えるマリーンが 

友人が居て

シバも、きっと この国で 少し 心が 緩んでるわ」

「そうなの?、、」


「そうよ、私も この国に帰ってきて

ソロン様に 色々 不安や不満を ぶつけて

嫌われても いいように 言ったつもりが

ちゃんと聞いて 受け止めてくださって ちょっと びっくりよ」


「あのシバが 人に 嫌われるように言うのは いつものことよね

いつも 私と距離を取ってるし」


「そうね、私達に近づかない 

シバが 本音を言って 甘えるとは 思えないけれど」


「シバが、、本音で 私に甘える、、?絶対ないわ」


「 そうかしら?受け止めるか どうかは マリーン次第かしら」


「私は 受け止められないわ シバを」


「そうね、、だったら 少し間を 置くのも良いかも、、」

「ソロン様にも、誤解されないように」

お父様に、、

「気をつけるわ、誰にも 誤解されないように」


シバの この国での 待遇が良くなった

やれることは やったもの


お父様の 新しい港町に 力を入れよう



球馬の練習用の絵は ベラに持って行かせた


シバの部屋は、落ち着けて 心許せる場所だった

きっと モトは  かくれんぼに 行ってるだろう


館の子息たちの学びの 一環として 球馬が 取り入れられ



勝ち気なカンナ 率いる 赤色のチーム

今は、シバの指導も、受け入れたようだ


モトの あの敏速な侍女も入る シャク様グループの、白色チーム


最初から 来ていた 球馬に興味のあった やんちゃそうな

正五位の 四番目のタクサ様 グループが、黄色チームと


大人チームでダンさんと配膳の侍女が、入って作った 青チーム

モトたちの 十歳以下の 幼いチームが 橙チーム

すぐに五チームの 申請があって作られた


一ヶ月もしないうちに

球馬をする うまい子達も 集めて もう一つのチームも

作る予定と聞く


シバの指導の順調さを、耳にする


ひとつマリーンに 分ったことは 

シバからは、、本当に私に近づかないのね

近づいて行ったのは 私の方だけ、、


何かに球馬の事に かこつけて 私に、シバから話にも、来ない

そういう人だったね シバは、、



「マリーン 」

ソロン様が 夕食のときに、マリーンに相談する

「西部の 二番めに大きな都からも

マリーンとシバの 球馬披露を 見ていた 都主からも

二人の披露を 西部で、してほしいと 要望が来ているんだが、、」


「西部でも球馬を 広められるんですか」


「そうだ、

前にも 言ったが マリと 行きたくて、つい行けなかった西部の都に 

マリーン 行く気はあるか?」


「もし 良ければ 足を伸ばして 新しい港町にも

一度マリーンを 連れていきたい」

「進んでるんですか?」


「 港は、早く造りたくて 造船も増やしてる

あとは 道と川の整備と 丘の上の 建物の 地ならし等 順調な様子だ」


「球馬の指導も よくやってくれて 評判は良いシバだが

西部の都で 球馬の披露は良いが


隣の国の王子を

新しい港町の方に 連れて行くのは どう思う マリーン」


挿絵(By みてみん)




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