シバの想い
知られなくていい 届かなくていい
本当に?良いのか 自分の想い
それで
今は いい、、
君が僕の想いを、知ったら 君は
マリーン
こんなに、僕のそばで 無防備で居られない
今は 僕のそばに 君が いるだけで いいさ
君の一番近い所に 僕は、いつも居たいから
シバの唇に いつまでも
マリーンの唇の 感触の 柔らかさを知り
いつか届くようにと、、
そっと 離す
「ありがとうございました」
ベルとセイラが戻ってくる
シバは 静かにマリーンのベッドから立ち
部屋を出る
バーンバーンバーン 最後の花火が 打ち終わった
シバの目にも、美しく見えた
マリーンが シバの部屋に来て
「ああ、花火 見たかったな」
「あの音で、起きないなら 無理だろ」
「音が少し耳に残ったんだけどなぁ」
マリーンが シバの すぐそばで 喋る
目がマリーンの唇に 行ってしまうシバ
その距離を 意識して もっと縮めて マリーンに近づいて
「マリーン」
「何よ」
「又 球馬の絵を書いてくれない」
「どんな?」
マリーンの目が キラキラ光る
「練習の 長柄の持ち方や
木まりの、当て方 とか」
「良いわよ、南部で一度 描いて 喜ばれたから
わかりやすく 書くわ」
「練習場の 掲示板に貼って いつでも誰でも見れるようにするよ
生徒も なにか分からないことや 聞きたいことがあれば
書いて張れるように しておくよ」
「雨のときは 気をつけてね」
「ダンに当番させよう」
「練習場で 誰が一番早く 正確に運ぶか
競争させて
上手い子 五人でチーム作って試合できれば 楽しいわ」
「そうだね」
「あらっ、やけに今日は、意見が合うわね」
マリーン 君に秘密を持つと 負い目で 君に素直になれるのかな、、
「ジャーン」
「別の話だけれど これも見て」
五十センチ四方の地図模型
こんなに小さくて精巧な地形
「素晴らしいね」
「お父様が 作ってくれて
この場所に 新しい港を作るの
この地形を覚えておいて なにか良いアイデア思いついたら
教えて ねっ」
この国の 新しい街
こんな相談も してくる
今 マリーンに 一番近いのは 僕
そういう自信がつく
「この高台に 目立つ建物 造れば
街のシンボルになる」
「道路は 碁盤の目が良いか
この国の特徴の 六角道路か どう思う」
「中心だけ六角で、広がるに連れて 碁盤の目の道を
作っていけば」
「お父様に シバの提案しておくわ」
「それは 国王に 僕の点数を上げるため?」
「結構 シバを 息子の様に 気に入ったみたいだから
シバの国の点数もっと 稼いどくの
うっふふふ」
2つの国を仲良くするためか、、
浮ついてるマリーンに
「反対勢力の 反感を 買わないように注意しろよ」
「その反対勢力の 息子さんたちの心 球馬で、掴んどいてね」
あれっ、、出来るかよ、、って
いつものように 嫌味に否定しないんだ シバ、、?
「頑張ってみるよ、、」
「わぁ、、前向きーっ シバ
かっこいい」
「そうか」
「えっ」
と言って 不思議そうに シバの
「熱あるのかな、、」と
おでこに手を当てるマリーン
「、、」
家族かよ、、
シバが そのマリーンの手を掴む
シバの手にも、驚いて マリーンが
「あ、、熱あるかと思って つい 触っちゃった」
「マリーンの兄じゃないぞ」
いつか そうなるかもと、、言いたくなっちゃうマリーン
「そうね 熱が ある訳じゃ無さそう」
掴んだマリーンの手を そっと離すシバ
「シバ ちょっと変わった?」
「新しくなれって言ったのマリーンだろ」
「あっそれで 前向きに、なったの?」
「そうだろ カッコイイの否定しないぞ」
「わぁー 無理してる?」
「ちょっとな
分かった
もう 花火を見れなかった眠り姫には 降参だよ」
「あっ シバ 思い出させるーっ」
マリーンが、動いて
前にあった地図模型が ゆらりと揺れて
テーブルから 傾いた
落ちる、、マリーンが、思った
絶対 落ちるはずだった 国王から貰った地図模型が
瞬発で 出した シバの手に
シバの片手に くっついて 途中で落下が止まった
スローモーションのように 確かに マリーンは見た
止まった地図模型を 両手で 掴み直してたシバが
体制を崩して
そのままマリーンの 体にぶつかって
壁に かさなりあった二人
シバが 壁にいるマリーンに地図模型を渡し
壁ドン されてる形のマリーンに
「大事な ものなんだろう」
シバが耳元で 弱く 呟いた
「よかった壊れなくて」
シバが 弱弱すぎる
「今、、エネルギー使ったの、、」
「分からない、、必死で出した手に
地図模型が、、くっついてくれた、、
体の力が 抜けていくようだ、、」
地図模型を持ったままのマリーンに ぐったり もたれかかるシバ
二人の重なり合った体に、お互いの、熱い血が流れるようだ
3分くらい経つと シバの体が もとに戻ったようで
近くの椅子に 座り直すシバ
地図模型を おいて マリーンは 前々から聞きたいことを 尋ねた
「シバ、大丈夫 こんな事前にあった?」
「実を言うと、、南部で 眠り姫だった 君を起こしたときも
数分 動けなかったんだ」
私が 初めて覚醒したときだ、、
私とシバは、、なにか、、共鳴するものがあるの、、
「私 あのときから 目が異常に 見えるときがあるの」
シバと私は、、
「マリーン」
シバとマリーンが、お互いを しっかり見つめた




