第97話 竜魔王妃様登場で竜の姫巫女様勢ぞろい(7)
「いいえ、いいえ、陛下……。国の宰相としては当たり前のことです……」
しかしルミエル叔母上さまは驚愕した表情のままで、御自身の手を振り──。パパに頭を今直ぐ上げてくださいと嘆願をする。
でッ、その後は大変に穏やかな顔……。
そう御自身の愛する竜神さまを優しく、愛おしそうに見詰め、身体中から愛の祝福を一杯! 沢山! 病室内へと散布しながら。
「……陛下~、私もあなたさまの妃の一人なのですから、夫のために妻として当たり前のことをしているだけ……。だから私のことは気を遣わないでください、陛下。ふっ、ふふふ」
と、ルミエル叔母上さまはパパへと優しく微笑みながら祝福をまき散らしつつ告げる。
「……しかしな、ルミエルは本当に忙しくて俺の許へとくるのが極端に少なくなっているからな。俺も本当に悪いなと何時も思っている」のだと。
パパは本当に困った顔でルミエル叔母上さまへと労いの言葉……。謝罪の言葉を告げた。
それでもルミエル叔母上さまはパパへとしな垂れかかり……。
そうルミエル叔母上さまは、御自身が愛する竜神さまから愛や労い、謝罪の言葉……。自分が竜神さまの傍にいないとリム達のパパは何もできないひとだと改めてわかった。
それだけで幸せみたいで、ルミエル叔母上さまが他人の目を気にせずにパパへとしな垂れ掛り幸せそう。満足そうな顔をなされているから。
「……ルミエル、お前な! 宰相の業務が終わってから、時間がいくら遅くなってもいいから、こちらの世界の屋敷に来い! ──どうせ儂か、レビィアのどちらかが夜遅く迄起きているしなぁ。陛下も大抵深夜の十二時ぐらい迄は起きて儂と酒を飲み交わしているから大丈夫だ! なぁ、エリカ?」




