第95話 竜魔王妃様登場で竜の姫巫女様勢ぞろい(5)
お母さまと母上さま、姉上もリムやライザ伯母上さまの方へと移動をしつつ、自分達が座っていた椅子の位置へと急かすように移動するようにと、優しく微笑みながら告げるから。
「えっ、あっ、あらあら、ライザ~」と
ラフィーネ伯母上さまは、ライザ伯母上さまに、『姉じゃ、早く行けよ!」と背を押された。
だから少し驚いた顔をしつつもパパの横へと移動を始め、座るから。
その様子を穏やかな目で見ていたライザ伯母上さまの身体からも祝福が散布されるから。いつもは少しばかり控え目な、大和撫子のようなルミエル叔母上さまも照れ恥ずかしそうな様子をしながらも嬉しそうに、御自身のからだから祝福を散布しながら。
「……でわ、お言葉に甘えて」と。
お母さま達にかしこまったお礼を告げれば、ルミエル叔母上さまもパパの横へと慌てて移動──。そして座ればパパのことをチラチラと照れ恥ずかしそうに見詰める。
その様子がね、リムが見ても可愛いと思うから。リムはまた心が穏やか、和やか、温かくなるから、また祝福を撒き散らしつつ、パパとラフィーネ伯母上さま……ルミエル叔母上さまの様子を窺えば。
「……ラフィーネ、親父のお見舞い本当にありがとうなぁ……。俺本当に嬉しいよ……」と。
リム達竜の姫巫女さまの竜神さまが満身の笑みを浮かべながらラフィーネ伯母上さまへとお礼……。
それもラフィーネ伯母上の頭をヨシヨシと優しく撫で、自分の方へと強引に引き寄せるから。
「あっ」とラフィーネ伯母上さまは、驚嘆はするけれど。
「あなたさまの妃として当たり前です……」と言葉を返し、パパの肩へとピト! と頭を乗せ、しな垂れかかり甘えるから。
「そうか……」、「それでもラフィーネ有難うな……」
と、パパはラフィーネ伯母上さまへとお礼を告げるから。
今度は竜魔王妃さまの身体から幸せ一杯の祝福が発散……。散布されこの部屋を覆いつくしていく。




