第82話 帰宅をすれば厄災が? (7)
するとメイドの三人は慌てて姉上の方へと向き、膝をついて、頭を下げ。
「レビィア閣下、私たちのような者に頭を下げていただき、恐悦至極で御座います」と。
フェンリルがメイド長らしく、いつものお堅い口調で姉上へと言葉を返せば。
「レビィアさまのためならば私達はたとえ火の中、水の底であろうとも耐え抜きがんばってみせますから大丈夫! お店の方はお任せください」と。
ノリのよいミルがフェンリルとは違い、満身の笑みを浮かべながら明るく姉上へと告げ、自分の胸を叩くから。
「レ、レビィアさま、私も御二人に負けないくらいお客さまに笑顔を振り撒き頑張ります、です! そしてお店のお客さまが沢山、沢山増えるよう頑張りますから。リムさまとお店のことは御気になさらないで、お父さまの御怪我の看病をなされてください。私とミルはメイド長の指示を良く聞き頑張りますから」と。
責任感は強いのですが、少し慌てん坊なところもある。しかし頑張り屋さんのメルも、慌てふためいた口調ではありますが、リム達の留守を【皐月】の女将としてがんばってくれると告げてくれた。
だからリムは三人へと微笑みかけながら。
「ありがとうね、三人共……。じゃ、リムと姉上はパパ達の後を追って病院へと飛んでいくね……」と告げれば。
「じゃ、姉上、病院へといこうか?」と再度告げるのだった。
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