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竜の巫女リム様の社は、広島お好み焼き屋【皐月】さんのようですよ  作者: かず斉入道
第1章 竜の姫巫女様の社は広島お好み焼き屋【さつき】

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第77話 帰宅をすれば厄災が? (2)

 しかしリムが岡山市からのデリバリーの仕事を終え、悪態をつきつつ扉へと向かうのだが。


 しかしリムがこれだけ大袈裟な声をだしながら、悪態をつきつつ扉へと向かおうが。家のパパから一向にリムへと労いの言葉が返ってこない。お店にはライザ伯母上さまもいるはずなのに。


 ライザ伯母上からも『リム、お帰り』と労いの言葉が返ってこないのも可笑しい。


 となれば? 


 リムが考えられることは只一つ! お店、【皐月】の店内が満席──。お店の外にもお客さまが立ち並んで待ってもらっているぐらい店内が賑わい、大忙しな状態……満員御礼に違いない。


 と、なれば?


 リムには大袈裟に嘆き、悪態をついている暇などない。


 広島お好み焼き屋【皐月】の女将の一人として慌てて店内のお手伝いへといかないと、いけないとリムは思えばね。慌てて店内へと続く扉へと向かい、到着すれば。


《ガチャガチャ》


 と、扉のノブを回し、扉を開ける。


 そしてリムは皐月の厨房を覗き込めば。


「あっ! リム! やっと帰ってきたわね」


 リムの姉上が、御自身の目を大きく開けながら驚嘆……。その後は慌てた素振りと口調でリムへと告げてきた。


「……?」


 だけどリムは無言で首を傾げる。


 だってリムは姉上に『やっと帰ってきた!』と慌てた様子と少し怒っている声音で告げられても。姉上がリムに何を言いたいのかはよくはわからないから、首を傾げたままボォ~! としていると。


「……リム、何をボォ~としているの。貴女も今から出かけるの! だからリム! 今直ぐに出掛ける準備をしなさい! 分かりましたか、リム!?」


 今度は姉上! リムに今から何処かにいくのだ! と慌てて言いだした。


 その様子が余りにも可笑しいから、リムは困惑した表情で。


「……あ、姉上、どうしたの? 何かあったの?」と尋ねた。





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