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第74話 お客さまの家へと着きました! (5)
「ふっ、ふふふ。お嬢さん、料金の事をすっかり忘れていたでしょう?」
お客さまの御婦人が優しくリムに微笑みながら尋ねてきた。
「……は、はい……。申し訳ございません……。すっかり忘れてしました……」
リムは、ああ、またドジをしちゃった……。リムもまだまだだな……と思いつつ、お客さまへと深々と頭を下げ、落胆しながら、尚且つ反省の方もしつつ謝罪をした。
「うぅん、良いのよ……。お嬢さん……。失敗は誰でもある事だから。今後もお家の御仕事頑張ってね、お嬢さん……。じゃ、ないですよね? 可愛らしい竜の姫巫女さま……。またおみくじに当たればお願いします。竜の姫巫女さま……」
気落ち落胆……。反省までして下を向くリムにお客さまは、竜の姫巫女さまがんばってくださいと労いの言葉……鼓舞してくれた。
だからリムは顔をまた上げて「ありがとうございます!」、「今度は神さまらしくがんばりますね!」とガッツポーズをしながらお礼を告げると。
「──消費税込みで千八百五十円になります」と。
お客さまへと微笑みながら告げた。




