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第184話 早朝の声(11)
「へぇ~、竜田の家で働くお姉さん、そうなんだ?」
真田君は自分が仕入れた都市伝説――リムと姉上を祀るこの神社は恋愛運が上がるという話を、凜から聞かされて御機嫌な様子でまた声をかけた。
「ええ、そうですよ、少年……」
凜は箒を動かす手をまた止め、真田君の余りにも嬉しそうな顔に、彼女は不思議そうな表情で言葉を返す。
すると真田君は「やった~、これで俺の願いが叶うかもしれん! マジで嬉しいな~!」とガッツポーズ──。
そんな真田君の姿が気になったのか、凜は再び問いかける。
「……少年、そんなに嬉しそうだが、一体何を願うつもりなのかね?」
えっ! うそ! 凜はリムが驚愕することを真田君へと尋ねた。
だからリムは、ちょっと、凜! お願いだからその子にそんなこと聞かないで! もしもパパがこの場にきたらどうするの? パパに変な誤解を招くでしょう? だから凜~、頼むからその子を煽ないで~! と、リムは天を仰いで嘆いた。




