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第183話 早朝の声(10)
リムはこれは不味い……。
嫌な予感がする……と。
そう思った瞬間、リムの顔色が変った。
「──竜田、お前、この神社の巫女さんなら、そういう噂を聞いたことはないのか?」
真田君がリムにちょっと嫌な質問を投げかけた。
「あっ、ははは。どうだろうね? リムは、お参りにくる人や、朱印帳を書いてくれって頼んでくる人からは、特にそんな話は聞いたことはないかな。あっ、ははは」
リムは真田君へと笑って誤魔化した。
その様子が余りにも不自然せいか?
真田君はリムの作り笑いを見て首を傾げた。
それでもリムは、真田君のことを上手く誤魔化せたかな? と思ったけれど。
この場にはリムだけでなく凜もいる。
「……リム姫さま、その少年の言っていることは本当ですよ。この社はレビィア姫さまとリム姫さがお守りしているので、商売繁盛や恋愛、健康促進、長寿に大変ご利益が、評判も良く、若いカップルや少女、結婚願望のある方たちがよくお参りに来られます」と。
凜が真田君にだけは告げてはいけないことを口にしまった。




