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ただ、君だけをみつめて  作者: 新木 そら
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58話  遥と亜季の境遇

 部屋に入った遥の目の前には、顔半分だけ出して布団に包まって寝ている、片瀬の姿があった。

 2人は寝ている片瀬を起こすまいと、布団から少し離れて座り、それから、なぜ、亜季がここに居てるのかをことの経緯を簡単にかいつまんで説明した。


 やっぱり、片瀬さん風邪だったんだ。風邪の事を隠して女の人といるなんて、そんな事するはずないのに。

 遥は事の経緯を知って、ホッと胸を撫で下ろした。


 遠藤さんの手、指輪を着けてないし、片瀬さんの家もハッキリと覚えていなかったし、この2人、知り合ってまだ日が浅いわね。 

 亜季は、遠藤さんを見て、ホッと胸を撫で下ろした。


「所で声が出ないのは、生まれつき?」と、亜季は、悪気なく遥に聞いてみた。


『うううん、3年前に父親が交通事故で亡くなってから・・・急に声が出なくなって』

 元気な下げに話す遠藤さんに、亜季はサラッと告白した。

「あら、私の父と姉も3年前に交通事故で亡くなったの。で、私の姉と片瀬さんが、結婚する予定だったんだけどね~。そう言う関係で、今も親しくしてもらってて」


『あっ、じゃあ、麻衣さんの妹さんですか?』


「そうそう、姉の事聞いてたんだ。同じ境遇だね」


『はい』と、遥は小さく頷いた。


「で、遠藤さんと片瀬さんとは、付き合ってるの?」


『はい、まだ日が浅いですが、お付き合いをさしてもらっています』

 遥は、はにかみながら亜季に告げた。


 亜季も家族と一緒に海外で生活していただけに、遥の目を見てストレートに次の質問してきた。


「で、どこまでいったの?」


 遥は、「うん」と首を傾げた。


『どこって、場所ですか?』


「はははは、違う違う。例えばキスしたとかってこと」


 亜季に、あまりにストレートに聞かれたので、遥は、頬を染めて「うん」と頷いた。


 まだまだ初々しい。と亜季は内心そう思った。



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