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復讐者24契約の神はお馬鹿さん?

「アドさん、この方がクランに入りたいそうです」とっ行商人の女性をアドの前に案内してシンは後ろに下がり、コウが作った防音の魔道具を設置した。


 そして後ろから尋ねる。

「先ずは契約を結んで頂けますか?」


「クランに入れてくれる言う約束が先や言うてるやろ、いい加減にせんとあんたらの戦闘力を周りにバラすで」


「もしかして、感、それが天啓だから大丈夫、なんて思っていませんよね」


「・・・」(あれ?、何この寒気は、体が動かない、冷や汗が止まらない)


「シン、殺気立つな、先ずは話しを、グフ」シンに腹を殴られてアドが崩れ落ちた。


「アド、邪魔するな、こいつは駄目だ。ガチガチに契約で縛ってから捨て置くか、この場で消す、死体が残る殺しでは無く、言葉通りに痕跡すら無く消す」


「嘘や、ケガ人を助ける者が、殺人なんか犯すわけないやん、なっ、そうやろ、

 エッ?、このタイミングで天啓?、なになに・・・・嘘、何で天啓が謝るんや、ありえへん、神が何でワテに謝るんや、ワテ、本当にこの場で消されるんか?、冗談じゃ無いわ、なんで神が言うた事で死ぬんや」涙目で前にいるアド見る。


「済まん、俺ではもう此奴を止められん、あんたは此奴らにとって邪魔な存在と認識された、済まんな大人しく消されてくれ」とっ、アドは俺と行商人の女を交互に見た。


「イヤ、・・・イヤや、許して、許して下さい、どんな契約でも受け入れます、せやからお願いや、許して、お願い、お願いや」威圧で棒立ちのまま謝り始めた。


「・・・チッ、何の神かは知らんが余計な事をしやがって、憂いになりそうな奴を消しそびれたじゃないか。


 契約は、そうだなー、


 俺達のクラン全ての情報を問うな、話すな、拷問されても答えるな、意思とは関係なくても喋らされそうな時は安らかな死を、自ら話そうとした時は苦痛の中での死をその身に受ける事になる、


 仲間には関係無い者に話せない様にした契約だが、お前は駄目だ敢えて話すのを止めずに殺す契約にする。


 受け入れるか?、しなくてもいいぞ消すだけだから」


「・・・受け入れます」


「契約はなされた。


 良し、今から色々教えてやる、お前は仲間とは違い、何か有っても俺達は助けない、天啓に助けてもらえ。

 俺達はこの世界の他力本願な考えが嫌いだ、だからお前も嫌いだ、そこん処をよ〜く覚えておけ。


 アッ、そうそう、言ってなかったが、俺がリーダーのシンだ、説明はコウとミウに聞け、サチだとお前が殺されるかもしれないからな、俺も話してるとこいつを殺しそうだ、アド、後は任せた」


「了解だ、オイ、立て、まったくお前の所為で俺が殴られたじゃないか、あいつ普段は優しいが仲間を危険に晒す行為に関しては沸点が低いんだからよ、因みに、シンが本気で俺を殴ったら、俺、死んでるからな。

 お前は特に誰も怒らせるな、痕跡すら無く消されるぞ、そこんトコの理由も教えてやる」


「はい、よろしゅうお願い致します」




 街道を暗くなる前に、都市カーフ迄に、後半日の所に在る野営地で夜を明かす事になった。


 今、コウとミウが行商人の女を隔離して説明をしている。

「とっ言う訳なんだ、分かった、だからシン兄ちゃんは行商人のお姉ちゃんの事を殺そうとしたんだよ、

 オレでもそうしたよ、だって明らかに敵だもん、子供を守ろうとした優しい人でも敵対すれば殺し合いになるからね」


「シンさんがあなたを仲間にしなかったので、クランに入れても仲間ではありません、なぜそうなったのか考えて下さい、明日の朝、答えが出してシンさんにその答えを言って下さい、正解なら仲間になれます」


「ワイの答えが間違ってたの時は、どうなるんや?」


「さあ、知りませんよ、あなたの答え次第じゃないですか?。私もあなたのあの態度に怒りを感じています、助けられた相手に天啓だからと言って脅してでもクランに入ろうとするあの態度が。

 話しはこれで終わりです、ここで1人になって良く考えて下さい」


 2人は仲間の元へ行った。



「・・・・、答えは分かってるんや、ただ、彼等の仲間になる為にワイに天啓を捨てられるんやろか」


 彼女は周りを見回して見た。


「それにしても、何であないに子供達が笑顔なんや、おっ怖ない筈の奴が何であないに優しい顔してるんや。

 ワイ、何で助けて来れたあの人等にあんな事してもうたんやろ、たぶん天啓聞いてクランに入る為になら何しても大丈夫やと思い込んどったからやな。


 天啓使うて神が御免なさい言うんは、アカンやろ、ほんまに」



 そして、朝が来た。


 シンは行商人の女に近付き「答えはでましたか?」と、優しく聞いた。


「ワイ、天啓を絶対視し過ぎていたみたいやわ、今思えばクランに入る事しか考えてなかったんやな、入った後のことを考えてもおらんかったんや。

 そんで何でか考えてみたんやけど、答えとして合ってるかわからんけど、


 もう天啓を絶対とは思わへん、参考にだけして自分で考えてから行動する、

 せやないとワイ、無神経で考え無しのクズになっまうさかい、

 答えとしてはどないや、ダメなら殺しい、ワイはそんだけの事をしてもうたさかい」


 彼女は今までに俺達に対してして来た態度を思い返し、明らかにおかしな態度だったと気付いたみたいだ、つまりは神は絶対だと思い込みソレに踊らされ、その考えにより認めるのが当然とした傲慢な態度で現れたようだ。


「こりゃ一回、人のいない都市の神殿に行って神に強引に繋ぎ、殺気をブチかまして干渉させない様に言わないとまた勘違いヤローが現れるな、サチ、一緒にヤルか?」

「もちろんヤルわ」

「オレもヤル、この姉ちゃん見てたら頭に来た」

「私もヤリます、自分を犠牲にしてまで子供達を助けようとした人を、私達の復讐のストッパーに遣らせる為にクランに潜り込まそうと洗脳するなんて、許せません」


「アッ、ミウもストッパーの件に気が付いていたんだ。


 取り敢えずは合格だ、仲間として受け入れる。

 今度神から連絡が来たらこう言うんだ、自分や仲間に災いがある時だけ教えろ、指図はするな、とな、指図して来たら俺達に言え、とっちめてヤル」


「はい、グスン、ありがとう、ありがとうぉー、エーン、エン嬉しいよ〜、ヤルの意味が怖いけど嬉しいよ〜」


 その後泣き止んでから自己紹介した。




(イヤー、契約の神の馬鹿ー、まずい、マズイ、不味い、何とかして許してもらい、アレを止めてもらわないと、4人なんかでやられたら、神殿に神像がある神々が何処まで力を失うか分からない。

 しかもあの子達は何であんなに簡単に限界突破するのよー、あの苦痛は魂レベルで多大な負荷がかかるから、やった後に勇者でさえ1ヶ月はヤル気が起きないはずなのにー、

 勇者以外の上位の異世界人があんなにトンデモナイ魂の持ち主なんて聞いてないわよ、仲間にはなった子も異常になるなんて予想外もいいとこよ、


 でも、真偽眼に悪意感応を付けたのは私のファインプレーだったわ、あれで善人は殺され難くなったし、後は正義に燃えるバカな使徒が、彼等の邪魔をするのだけは何とか回避しないと、下手をすれば芋づる式に使徒が消される事になる。


 ウオ〜、頑張らないとー)





 彼女の名前はトキ、行商人ギルドのランクBの行商人だった。


 これで色々な国の情報が行商人ギルドから手に入り易くなったのだった。










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