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復讐者14対岸の火事のスタンピード

 今、東の出口を出て、前回と同じ理由で山を登り森とその先にある草原に都市や町、村が有るのを確認をした。


 見ですぐ違和感を感じた。


 森の木々が薙ぎ倒され都市に向かって道ができていた。


 知識だと、森の出発点は、領主の管理のダンジョン、向かった先は管理している領主の都市だ。


「シン兄、アレってダンジョンのスタンピードの跡だよね」


「ああ、丘になってる筈のダンジョンの入り口が無くなって、大きな穴になってるから間違い無いな」


「ねぇ、シン、あのダンジョンって、私の知識だと何重にも壁で囲んで、スタンピードの対策したダンジョンよね。


 冒険者を締め出してまで、領主が独占して雇われた者か兵士や騎士だけしか入れない資源豊富なダンジョンの筈よね。


 なんでスタンピードが起きてるの?、絶対大丈夫を唄っていた壁はどうなったの?、もう穴しか無いわよ?」


「回りの壁は開いた穴が大き過ぎて、開いた時に、入口の有る丘と一緒にダンジョンに吸収されたみたいだな。


 余程長い間、資源だけあさって下層の間引きをしなかったんだろう、都市の間近にいる大型の亀、アレは最下層の階層主のヘビーモスみたいだし。


 アレ、狭い空間ならただ頑丈なだけで攻撃力はあまり無いから時間をかければ倒せるらしいけど、外に出たら、ただ歩くだけで都市が更地になる都市にとっては最悪の魔物だな。

 まぁ動きが遅くて餌も取れないから1ヶ月経たずに餓死するけど、それでも、あの辺の都市や町はもうダメだな、この辺一帯が全て更地決定だなぁ」


「あのダンジョンを管理していた領主は、階層が増えるくらい管理してなかったってこと?。


 ウワー、こりゃ〜ヘビーモス以外のダンジョンの魔物が全部外に出たから、周辺の村や町は勿論、かなり離れた他の領主の領土までとばっちりを食うね。


 しかも、ダンジョンから追い出された腹減り魔物は、スタンピード直後に数を減らさないと、どんどん知恵を付けて危険度が増す。


 外に出された直後の魔物は空腹状態だから、村や町を魔物が餌を求め常に襲われるし、移動も危険になるから流通も止まる、嫌〜なオマケ付きだー」


「助けに行かないんですか?」


「自業自得だよ、あれも外道だ。


 市民を助けたいならどうぞ。助けた相手に、奴隷にされたいなら止めないよ、行く?」


「ウッ、行きません」


「シン、意地が悪いわよ!


 ミウも、答えが分かっているのに聞かないの、私達は成人するまでは表舞台には出ない。

 ランクがS以上になって、国王が頭を下げる位にならなければ、実力も隠す。

 決まった事を、もう蒸し返さないの!」


 ミウは落ち込みながら「はーい」と、答えた。


「ミウ姉の超遠距離レーザーは、Sランクになっても、絶対に秘密だけどねー」と、コウが意地悪く言う。


「ハー、コウ、この際だから言っておく、ミウに言った言葉はそのままブーメランになって帰って来る。


 ミウ以外は、毒付きでな」


「エッ!、何で?、毒?、オレの場合もっと不味いの?」


「コウ、あなたやっぱり分かってなかったのね。


 ミウの秘密は暗殺対象になる、つまりは殺されるだけなわけよ。


 それに対して、私、シン、コウの秘密は、拷問をして聞き出したり、無理矢理やらせたりすれば、他者にも使える可能性がある利用できる技術なの、少しでも情報が流れたら、最悪、私達はケースの中のモルモット、良くて首輪付きよ」


「まぁ最悪、誰かが捕まった時は、いっその事、全技術を世界の国々にブチまけて、世界規模の戦争でも起こさせ、文明は全てを滅ぼしてもいいかもしれないな。


 文明は滅んでも、人類はこの世界の魔物に敵対されてる訳ではないから、絶滅まではしないだろうしな」



「最悪はそれで行きましょう。


 チマチマやるのはSランクまで。その後は知り合いとかを人質にするなんてクズな手段で来る領主には、都市を人質に、国王なら国ごと人質に、世界なら、文明を綺麗に滅ぼしましょう、それくらいに考えれば、後は気楽よ。


 文明がほろんでも、人さえ居れば楽しく暮らせるから、ミウの願いも叶う、万事問題無しよ」


「そうですね、そう思えば気が楽になりました」


(脳筋、の考え方だけど、それが最良の考え方だな)

(スゲ〜、大雑把だけど最高の案だー、脳筋思考だけど)


「さ〜て、これなら森に冒険者も居ないだろうし、魔物との戦いを開始しましょう」


「「「賛成ー」」」





 一応、冒険者などに森で遭遇したり、戦闘を見られたりする可能性を考え、先ずは戦闘での魔法と闘気の使用の禁止と、サチとミウの武器は鉄製の普通の物を使う事になった。


 見られても何の問題もない事を、フォーメイション1として、幾つか考え、10パターン考えた。

[注:言い方をフォーメーションにしたのは、誰かに聞かれても誤魔化せるため]


 1〜5はまだ見られても才能がある奴等ぐらいで何とかなるが、6〜10は正体を隠す装備を使うレベルだ、

 10以上は、姿さえも隠し、神に擬態モード、フォーメーションゴッドになる、神と巨大サソリゴーレムが率いるゴーレム軍団を使うと言う意味の、情け容赦無しの意味になった。


 今回の森の探索はフォーメーション1、魔物の強さにより5まで上げる事になっている。


「今は森に冒険者はいないと思うから基本的にはサーチアンドデストロイで行こう、今日は魔法金属の採掘可能な場所を行けるところまで探したい、出来ればアダマンタイトなんかも見つけたいな」


「それじゃいつもの隊列で行くわよ」


「じゃー、しゅっぱーつ」




 森を前回同様に山裾を移動した。


 暫くして振動感知で魔物を捉えた。


 前方に二足歩行の大型2匹が移動中、とハンドサインで後ろに伝え、ハンドサインで返事が来たの魔物を追う合図を出してた。


 振動で感知した魔物が見える場所に移動してハンドサインで会話した。


 魔物はオーガ2匹が休憩中だった、ハンドサインのやり取りで全員がフォーメーション1でのアタックを選択した。


 コウが周りに熱感知で魔物が他にいない事を確認して、コウからの、他にいないとのハンドサインで全員で攻撃の為にゆっくりと近付いた。


 今回は魔法も闘気も無しなので、俺がまず盾役として突っ込んだ。


 コウが石を投擲してオーガの頭に命中させ、1匹がよろけて倒れた所を俺がメイスで頭を殴りトドメを刺した。


 サチとミウがもう1匹を、左右から足の関節に斬りつけたり、足の指を斬り落としたりして、膝を付いた所を左右からサチが首、ミウが頭を突き刺し、そのままミウが頭の槍を捻りながら脳を破壊、サチが首を切り離した。


 ミウは槍に付いたオーガの頭を槍を振る力で遠くに飛ばし、サチはこちらに来て頭を潰したオーガの首を刎ねた。


「念のためよ、頭って半分でも有れば場所によっては動けるみたいだしね」とウインクした。


((あのウインク、顔に血が付いてると、怖〜))



 東側の出口の山裾の森の移動は北とは比べものにならないくらい楽で、会話も解禁された。


「北の森みたいに、森全体が敵、みたいな感じは無いな」


「個体では強いけど、周りをあまり気にせずに戦えるのはいいわね」


「でも〜、槍の穂先が丸まっちゃいました」


「私の薙刀は問題無いわよ。


 ミウ、突いて殺すなら目か心臓を、斬るなら関節を狙いなさい。


 頭は突いては駄目よ、脳は頭蓋骨に守られてるから鈍器でシンみたいに狙うならいいけど、槍で狙うと刃先が潰れるわよ」


「オレの投石攻撃がオーガに効くなら奇襲には最適だね、連射できないのが欠点だけど」


「ミウ、槍を直してから移動を再開する、槍を直している間は各自警戒を頼む」


 ミウの槍を直し移動を再開した。


 北の森に比べて倍くらいの距離を探索したが、お目当の物は無かった。


「こりゃ〜出口付近の希少金属やアダマンタイトは駄目だな、 仕方がない、魔晶石はここに大量に埋まってるから、掘り出して持って帰ろう」


「シン兄ちゃんの悪い予想が当たったね、オレもそうだと思ったけど」


「とっなるとまだ可能性が有るのは北の森だけど、私は嫌よ」


「私も遠慮したいです」


「オレもやだ!」


「俺もあの状況下での採掘はもうやりたく無い、なので行かない。


 冒険者になってダンジョンのドロップアイテムに期待だな」


 魔晶石の掘り出しは大した邪魔も無く終了して帰る事になったのだ。



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