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復讐者11見た目ちょっと強い魔物でもやっぱり魔物は危険

 俺達は今、山裾に沿って森を移動している。


 目的の1つのオリハルコン鉱石はさっき見付けた場所でサチとミウの武器の分だけは、何とか確保に成功した。


 前の話し合いで、この北の出口を選んだのは、強い魔物が居ないからだったのだが、それは間違いだったと気付き、今は探索を止めて引き返している最中だ。


「クソ〜、何でこの森の魔物は見た目は地球の動物よりチョット大きいぐらいの見た目なのに、

 どーして、集団での奇襲や、弱って逃げるフリしての誘い込みとかが上手いんだ、

 魔物がこんなに頭がいい何て有りえないだろ〜」


「シン兄ちゃん、さっき知識を読み解いてみたんだけど。


 この森の魔物だけど、確かに単体では弱い部類らしいけど、集団戦や頭脳戦を視野に入れて考えるとね。


 ハハハハハ、


 索敵を躱す力と音を立てずに狩る技術がないと、生きて出られない森みたい」


「コウくん、それって・・・」


「各自、全力戦闘よ、出し惜しみ無し。


 今から全力で速やかに安全地帯に戻るわよ、出し惜しみなんかしてたら、魔物に喰われるわよ」



 そこからの戦闘は、目撃者がいたら、何処の軍が森に侵攻したかと思う光景だった。


 俺は、


 サポートゴーレムも使い、精密制御出来る人型ゴーレムを5部隊250体のゴーレムを出して、数を活かした連携に対して、数の暴力で蹂躙。


 コウは、


 同じくサポートゴーレムを使い、虫ゴーレムを操作して、敵を見つけ、群れなら当たった周り凍らせる冷却球で虫ごと攻撃、

 運搬用虫ゴーレムを操作してみんなが倒した魔物を回収、凍らせて固体にしてから俺に渡して収納させる役目をした。


 サチは、


 周りの喧騒の中、地中や木の陰にひたすら身を潜めて、近付くと襲って来る魔物や大量のゴーレムを俊敏性を活かして抜けて来た魔物を、パーティーの先頭を行き、蹴散らして行った。


 ミウは、


 後ろを守るゴーレムのサポートをしながら動きの速い魔物をレーザーで撃ち殺していった。




「やっと入口の鳥居に着いたな。


 ここまで辿り着くまでに、ゴーレムの人型が30体、虫型の偵察飛行タイプが300体、死体運搬などをしてた地上型が1000体ぐらいやられた。


 人型は修復出来ないまで壊されたから自壊して鎧と武器以外が回収不能になるまでやられるとはなー。


 まぁデータは取れたから良しとするか」


「魔物は小型で数がいたからかな、思った以上に地上の虫タイプが壊されたね。


 神がくれたこの世界の知識って、図や絵がない文字だけ本みたいで、内容の解釈も、人それぞれの見た感じと考えをまとめた物みたいだ」


「魔物に関しての知識を鵜呑みにしたら、死ぬ様な目に合うのが、


 今回でよ〜く分かりました」


「シンじゃないけど、あの女神に軽く殺意が湧くわね、仇の国に有る神殿のあの女神の神像を盗んで、暇さえ在れば殺気を当て続けてやろうかしら」


「ウワ〜、届くなら嫌な攻撃だねー、


 オレも、殺意が湧くのに同感だけど」


「今度、俺が不本意だがあの女神の神像作るから、みんなでやるか」


「ヤるわ」「ヤります」「ヤルぞー」


(嫌〜、やめて下さい、やっと少しだけ力が戻ったのに、今そんな事されたら邪神に成っちゃいます、不手際は謝りますから、やめて〜)


「何か聞こえたな」

 みんなが頷く。((((女神って覗き見してるんだー))))


 俺は嫌らしい笑みを浮かべて。

「止めて欲しいなら、便利だが俺達の厄介ごとに巻き込まれない力を寄越せ、納得の度合いによって対応を決める。

 あと、勝手に俺達を観察するな、最低限の人間だけを残して人類を滅ぼすぞ」


(御免なさい、殺気を送るのは止めてください。


 わっ、分かりました。


 限られた神官にだけ渡す、その人が言った言葉の真偽を見分ける眼を渡します、ですから、

 それでどうか御許し下さい)


 みんな渋々合意した。


 フリをしつつ、


 内心は((((ヨッシャー))))だった。




 安全地帯に無事帰って来て、再度、東と西と南の出口付近の森に関するお互いの知識を出して健闘して何処に行くかを話し合った。



「私に有る知識ですが、え〜と、南は森から街が離れてます、森から離れた草原に、村?、牧場?みたいな物が在るだけで森に入る冒険者は少ないみたいです、森にはゴブリンやオーク、ゴボルトなんかの群れを作る魔物が多いみたいですね」


「シン、南の森へは私は行きたくないわ、確かに北ほど賢くも強くもないみたいだけど、魔物から取れる素材がほとんど魔石だけの群れ相手になるし、仇の国の領地近くだから、今はまだ、行きたく無いかなー」


「オレも南に行くのは反対だなぁ、魔王が生まれたダンジョンは出口を出た反対の海側の森らしいけど、ワザワザ仇の国の魔物を減らして、少しでも仇の国の助けになんかなりたく無いしね」


「俺も勇者くん達が魔王を討伐して、復讐しても問題無い様になるまでは遠慮する。


 もし森で、魔物の間引きしている仇のアークレイ国に属す貴族に出会ったら、例えそいつがいいヤツであっても、自分を抑えられる自信が無い、だから、俺もまだ近付きたくも無いな」


「では南の森は無しで決まりね、私も抑えられそうも無いし」


「とっ、なると、東と西はですね、両方とも森の近くに大きな街が在って、森の中を切り拓いた村がありますね。


 森の魔物は東も西も南の魔物以外に人型がオーガとかミノタウロスとかの大型から超大型のギガント種まで居ます。


 獣型も同じようで小型から超大型までいますが、人型も獣型も1〜5体の単体から家族単位で現れる様です。


 群れでは現れません、ただし、森に冒険者や狩人が多数入っていますので、人に会う確率や見られている確率が高いので、公開出来ない力は使えません」


「でっ、どっちにするの?、東?、西?、私はどちらでもいいわよ、北のイライラする戦法を取ってくる魔物以外ならもう何でもごされよ」


((出たー、脳筋思考))


「私は世界の調味料が取引されている、西の出口に比較的近い商人の国、アキンドに行きたいです」


「何、醤油とか味噌とか有るの?」


「豆を使った調味料は過去の勇者によりもたらされて有るそうです、多分近い物は有ると思います」


「じゃー、そこへ行きましょー」


「イヤイヤイヤ、日帰り出来るほど近く無いから、それにアキンドの街は入るのにも自由民は金貨10枚だよ、行ったからといって、成人してない、金も無い、俺達は入れないし、お目当の物も買えないから」


「オレもその事があったから諦めてたんだよ、サチ姐も我慢して!」


「フッフッフッフ、策はある、街道を通る馬車を「チョップ、馬車を止めたら盗賊認定されて攻撃されても文句は言えません、近寄っただけで攻撃されてもこちらの落ち度になります」あうー、チョップされた頭痛い、いい案だと思ってたのに〜、ウー」


「サチ姐、冒険者になるまでは我慢して、よしよし」コウに頭なでなでされて「ウヘヘへ」とサチがなり大人しくなってる。


「街道の下見だけでもしませんか?」


「森の奥なら冒険者に間違われて話しかけられないから問題無いが、流石にもりを街に近い所まで行くのは俺達が成人に成るまでは止めた方がいい。


 成人前の子供が成人の保護者無しで森に居たら、街に連れてかれて孤児院に無理矢理入れられ成人したら1日居ただけで借金持ちだ。


 言い値の借金を返せなきゃ奴隷落ちだぞ」


「諦めます」

「そうしてくれ」


「コウ、頭を撫でてくれてありがとう、和んだわ。


 それなら後を引かない東に行きましょう、知識だと東の国全体が仇の国、アークレイと仲悪い国ばかりみたいだし、

 アークレイ国の情報も聞けるかもしれないからいいんじゃない」


「そうだな、次に行くのは東の出口付近に決定だ。サチの薙刀とミウの槍をオリハルコンで新たに刃の部分を大きく鋭く作るつもりだ。


 明日中には作るから、完成したら使い勝手を試して問題無いなら行くとしよう」


「じゃあ解散ね、私、闘気と魔法の速い切り替えができる様に遠くで訓練して来るわ、少し煩いかもしれないけど、許してね」


「私もサキさん同様、訓練してきます、闘気を使いながら目からレーザーとか出来るか、とか、試してみます」


「あの娘、暗殺が怖いのか、怖く無いのか、分からないな」


「イヤ、ただ単に新しい技の開発が楽しくて、忘れてるだけだと思うよ」


「・・・・やっぱりミウも脳筋?」


「違うと思いたいげどね」



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