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復讐者10貰った知識の曖昧さ

 岩ばかり猿以外の魔物が居なかった山を下りながら、山に登る途中に居た魔物の事を思い返した。

 岩山を住処にして居て、縄張りの山には誰も登らせない様にしつつ獲物を待ち伏せして狩りをする見た目が毛の長い猿や魔物、それを討伐する冒険者についての知識を探った。


 知識によれば、この猿はロックキャスルモンキーと言い。


 名前通り岩山を城として、遠くから岩を壁して隠れながら投石してきて、投石を掻い潜り近付けば大きな丸い岩を転がしてくるという、嫌な戦法をしてくる魔物だった。


 単体でのランクはB−とかなり倒し難い部類の魔物だ。


 解体して売れる素材は、毛皮と土のC級魔石だけの、あまり旨味のない魔物だ。



「あの猿の魔物だけど、得られる素材が倒すのが大変な割には安い魔物で本来なら狩らずに縄張りから背を見せない様に離れるのがセオリーの魔物みたいだ。


 この辺りの魔物は、待ち伏せ箇所に誘い出すこともするみたいだし、気を付けないと、罠にハマるな。


 今回は探索するのに山に登りたかったから狩ったが、次に待ち伏せに気付いたら無理せず引き返した方が良さそうだ」


「賛成よ、魔物は闘争本能が強いと思っていたけど、強い相手にも勝てる用意をして誘き寄せて待ち伏せしたりするなら感知系が居ないと生き残れないわ。


 私は進むと危険な感じがした後に、弱い殺気を感じたから止まったけど、出所までは分からなかったし」


「私も嫌な感じ、殺気ですか?、そういった物を感じました。


 何かに敵意を持って見られている感じがして止まって探りましたが、その気配が来てる方向しか分かりませんでした」


「ミウは私より気配を探るのが上手いのね、やっぱり武術に愛された天才っているのね」


「オレの中に有る知識だと、魔法使いの中で感知系を使える者以外で索敵できる人間はいない筈なのに2人は敵が居るのが分かったんだね、流石は規格外。


 知識だと、冒険者に成り立ては、腕っ節だけの奴が集まってパーティーを組み易くて、索敵が出来る奴が居ないから、

 魔物に先に索敵されて魔物の方から奇襲されるか、数を揃えられた上で囲まれて、数の暴力で全滅されられるかで、

 人間の冒険者の半数近くは死ぬか、辞めて登録するギルドを変えるかするみたいだ」


「感知系の魔法使い以外に、獣人やエルフは五感に優れてるから、誰か1人でも索敵出来る奴がいればパーティーとして成り立つんだがなー。


 感知魔法が使えても、セカンドが風じゃない魔法使いは、余り強力な戦力にならない。


 獣人は金属の武具を嫌うから人間の戦士系とは組まない。


 人間の戦士系は数が多い、其奴らだけのパーティーなら、高待遇で有能な魔法使いは入れるが、

 腕っ節だけの人間と組むより、そりゃ〜獣人やエルフ、数は少ないが壁役ができるドワーフと普通組むよな、金よ命の方が大事だから。


 俺が偶然に能力無しの状態で、1人でこの世界に来たら、どうにかして優秀な奴と組もうとするもんな」


「シンさん、そうなると、人間の冒険者は約半数しか生き残れないのに、何で冒険者になるんですか?、

 ウーン、知識で口減らしされたのが主な理由なのは分かるんですが、納得できなくて」


「年長者の私がズバリ答えてあげるわ、当然、冒険のためよ」


「サチ姐、それはサチ姐の願望だから、イヤ、ちょっとはそう言う奴もいるとは思うけど大半は違うから」


「脳筋サチは置いといて」


「誰が脳筋だー、ガー」


「サチ姐、ドウドウ」


「私は馬じゃなーい」


「そうだねー、よしよし」


「孫にされてる感じが新鮮でいいわね、和むから続けて」


「コウのファインプレーで野獣が大人しくなったから、ミウの疑問に答えるな、大半の理由はミウが言った口減らしなんだけど、

 詳しく話すと、そういった者が、壁に守られた人の生活圏に居る為には、神殿に入り神官になるか、生産か商人か冒険者ギルドに加入して自由民の生産職か行商人か冒険者になって、新たな人類の生活圏の確保に協力していないと、都市、町、村から追い出される。


 成人したら税がかかり跡取り以外は基本住居を構えて壁の中に居られないからだな。


 壁の中に建てられる住居の数と住める人数は決まってるし、住居を得て住民になっても、成人した家族が増え住民税を払えなくなったら家族揃って奴隷落ち、

 住民税を払えなくて住居を出た自由民になった者以外はは、入門税を払い中に入って居られるのは1日だけで、期限を過ぎても中に隠れていて、そいつを匿った者がいたらそいつと一緒に奴隷に落とされるからな、隠れ住むのは無理だ、

 なぜ死亡率の高い冒険者になるかは、生産は技術を覚える為に弟子入りが必要で、その弟子にはなかなか成れない、神官は適性が無ければ成れない、行商人は計算が一通り出来ないと成れない、

 冒険者だけが見習いが有り、誰でも見習い冒険者に成れるからだ」


「私の知識にも、確かに入門税は知識に有るけど、そんなに高いの?」


「自由民以外が1日の24時間壁の中に入っているだけでその場所の住人以外は領主により変わるが金貨1枚から10枚、つまりは入るならギルドメンバー専用の門から登録してから入れと言う意味で、入門税はあからさまな拒絶の意味らしい。

 金貨1枚は日本の1万円だから1万から10万円なのを考えれば分かるだろ。


 因みに、ギルドメンバーで居続けるにも、依頼をこなしたり何かをギルドに売ったりして、ポイントを稼がないと除名処分になる。


 過剰分のポイントを貯めてランクを上げてCランクになればポイントによる除名は無くなり依頼の義務も無くなる」


「先ずはCランクになって、自由に移動できる様にしてから復讐を始めるんだよね」


「そうだ、C以上になれば、ギルドの保護も強くなるし、王侯貴族がギルドの高ランクメンバーを害したり言いがかりを付けてギルドの許可無く拘束すれば、最悪はその場所から神殿と全ギルドに撤退されて、そこは終わりだな。


 ダンジョンから出てきた魔物に蹂躙されて廃墟にされる前に、再度ギルドに戻ってもらうにはとんでもない条件を出される。


 まぁ、そこの王侯貴族は防衛の為に税を上げられた住人なりダンジョンの魔物なりに襲われて、どの道終わりみたいだぞ。


 もっとも、そんな王侯貴族やその関係者には、正体を隠した俺達が、この世から退場させるがな」


「そろそろ猿の魔物が居た場所よ、これから森に入り山脈に沿って森を散策しましょう、先ずは風が西から東に吹いてるから西に行きましょう、コウ、もう頭を撫でるのはいいわ」


「はーい」


(まだ撫で続けていたのか、サチは撫でられ好きか?、俺がやったら殴られそうだが)


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