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隣の恋  作者: Kiroe
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5/6

あの子の隣   (瀨戸奏多目線)

こんにちは~~~  投稿遅れました今回は番外編楽しんで

2年のクラス替え。掲示板の前は、新しいクラスを確認する生徒たちでごった返していた。


人混みが嫌いな俺は、少し離れたところから自分の名前を探す。

……2年3組。


(あ、岡田(美緒)も同じクラスか。またうるさくなりそうだな)


そんなことをのんびり考えていた時、人混みの中から、すらっと頭一つ抜けて背の高い女子の後ろ姿が見えた。1年の時からなんとなく目に入っていた、一ノ瀬朱莉だ。


あいつは背が高くてスタイルがいいから、どこにいても結構目立つ。

なのに、掲示板の自分の名前を見つけた瞬間、「あ、美緒と同じクラスだー!」と嬉しそうに小さく万歳して、その拍子に自分の腕を隣の奴にぶつけそうになって大慌てで謝っていた。


(……相変わらず、なんか危なっかしい奴)


遠くから見ていた1年の時から、一ノ瀬はいつもあんな感じだった。

シュッとしていて大人っぽく見えるのに、ちょっとした段差でつまずきそうになったり、プリントを落としたり。


でも、あいつの凄いところは、そこでジメジメしないところだ。

ドジを踏んでも「あはは、やっちゃったー!」って自分で笑い飛ばして、周りをパッと明るくしてしまう。そのカラッとした笑顔を見るたび、見ているこっちまで毒気を抜かれるというか、正直ずっと目が離せなかった。


新しい教室に入り、指定された席へ向かう。

窓際の、後ろから2番目の席。自分の机にカバンを引っ掛けたとき、その隣の席のロッカーに「一ノ瀬」と書かれたシールが貼ってあるのが目に入った。


(……マジか、隣かよ)


心臓が、自覚のないおかしなリズムで小さく跳ねた。

いや、ただ「毎日あんなギャップを特等席で見せられるのか」っていう、呆れ半分のドキドキだ。そう自分に言い聞かせる。


しばらくして、一ノ瀬が教室に入ってきた。

自分の席が俺の隣だと気づいた瞬間、あいつは背を少し丸めるようにして小さくなって、「あ、よろしくね……瀬戸君」と、借りてきた猫みたいに緊張した声で挨拶してきた。


1年の時の俺の印象が『クールでちょっと遠い存在』らしいことは、岡田との会話からなんとなく察していたけれど。俺の方が背が低いし、そんなに怯えなくてもいいだろ。


「うん、よろしく、一ノ瀬さん」


なるべくいつも通りぶっきらぼうに返すと、あいつはホッとしたように「よかったー!」と、一瞬でいつものひまわりみたいな明るい笑顔を咲かせた。本当に表情がコロコロ変わる奴だ。


その直後、あいつは長い脚を持て余すようにして席に座ろうとした瞬間、机の横のフックに思いきり膝をぶつけた。

「あ、痛っ……!」と涙目になりながらも、「また やっちゃったー」と照れくさそうに笑っている。まだ席について30秒も経っていないのに。


(うん、やっぱり、こいつの隣は退屈しなさそうだ)


俺は窓の外を眺めるふりをしながら、口元がニヤけてしまうのを必死で堪えていた。


これから始まる1年間。

あいつのマイペースな居残りランチに毎日付き合うことになるとか、嫌いな食べ物を巡って言い合うようになるとか。

――そして、このまっすぐな笑顔が、自分にとってなくてはならない特別なものになっていくなんて。

瀨戸君目線こんな風に思ってたなんて ( ゜Д゜) 

ある人からアドバイスもらいました。 これからもアドバイスお願いします次回ももお楽しみに

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