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汝、右の頬を打たれたら。  作者: ハシドイ リラ


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新連載始めました。ちょっとバイオレンス寄りの表現があります。苦手な方は避けていただいた方が良いかもです。






「おっ!お願いしますっ!なんでもっ!なんでもしますからっ!」


今俺は崖っぷちにいる。

いや、比喩的な意味ではなく本当に崖っぷちにいるのだ。

一面真っ白な銀世界。俺を取り囲んでいる騎士たちは暖かそうなコートに身を包んでいる。


俺はと言えば。

拉致された時に身包み剥がされた。


「汚い裸なんか見たくないわ。」


という指示により辛うじて麻袋のようなものを身に付けさせられている。もちろん素足だ。


騎士たちは剣を突き付けながらじわりじわりと距離を詰めて来ている。


「いや、今回の落とし前をどうやってつけるのか?って聞いているんだ。自分がやったことの後始末だろう?どうするべきだと思う?」


「なんでもしますって、なんて安っぽい言い方!反省したとは全く思えないものね。」


焦る。俺はそんなことはないとぶんぶん首を振ってアピールする。


「ほんとうにっ!ほんとうに申し訳ないと思っているんですっ!ですから!ですからなんでもしますっ!お約束します!」



「本当になんでもするの?」


「はいっ!お約束します!なんでも!なんでもしますから命だけは!」


ふうん。無表情のまま女がそう言い、男に言う。


「じゃあ、一度信じることにするわ。おとうさまはどう思う?」


「君の思うようにすればいいよ。」


「ありがとうございます。じゃあ"なんでもする"の"なんでも"の部分は私が考えるわね。」



なんとか崖から突き落とされるのは避けられたようだ。

しばらく考えたあと、女が言った。



「じゃあこうしましょう。貴方のやったことに鑑みて、3つの試練を与えるわ。その3つともをやり遂げたら貴方を自由にすると約束するわ。」



「でも。もし出来なかったら。」


「潔く。潔くこの崖から自分で飛び降りてちょうだいね。」



ここまでお読みいただいてありがとうございます!

全12話予定でもう出来上がっているのですが、もう一回読みながらおかしなところがないかチェックしている最中です。


チェックが終わり次第投稿していくので、今週末くらいで完結する予定です。

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