第38話 勇者は人族同士の争いなら関わらない
男爵領に来て133日目
*第38話 勇者は人族同士の争いなら関わらない*
王都、伯爵のお屋敷に居ます。
男爵領の街から、王都まで25日間の道中。
通常は20日程度を、お嬢さまの負担を考慮して、ゆっくり、それでも予定より5日も短縮。
道中6度の襲撃
サキュバス3人少女が交互に対処したので、伯爵の護衛には被害は無し。
襲撃者に変なのが、王都に近づくにつれて増えましたが問題無く対処してくれて、変なのや人として更正が期待し辛い者は地場の森の精霊に木々の肥やしにして貰いました。
王都に戻った理由の奥さんの親父さんは元気に、なんと聖女さんの癒やしが効いたと。
聖女の癒やしが効いたって事は毒をもられたようですね。
奥さんの親父さん
侯爵家の当主、王都軍の元帥で王族から他国への出兵指示を拒み続け、毒での殺害、孫娘を誘拐しての脅迫の2段構えで出兵を実現させようと考えていたようだと。
剣聖さんの手紙に、出兵を拒んだ人がと聞いた覚えが、伯爵の奥様の親父さんだったんですね、王族の出兵指示を拒めるって凄い。
その侯爵と伯爵さまが、オイラの前に座っていて、色々とお話を聞き、纏めると。
1.魔族強硬派、四天王筆頭討伐
剣聖さんが、勇者さまが討伐を成し他の四天王からも人族領への侵攻は行わないとの言質を取ったと報告された事、一旦内密としたが近々オイラでは無く、王太子が討伐したと差し替え大々的に国内外に公表する手はずになっている。
2.隣国への四天王筆頭討伐祝い金の要求
白金貨を5万枚。
3.隣国への魔族からの脅威防衛費の要求
毎年、白金貨を2万枚。
4.王太子との婚姻
側室として指名した者を都度差し出す事。
5.王太子が勇者の剣を抜いた
侯爵さま、伯爵さまは見ていない。
2・3・4の各要求を拒否した場合、勇者である王太子、四天王筆頭討伐に同行した剣聖・ソード騎士・弓兵爺による破壊行為を要求が実現されるまで繰り返し行う。
『こんな要求したら、隣国全てと戦争になるのでは』
「四天王筆頭討伐の公表時に、王太子が勇者の剣を抜く催しを行い、我が国に逆らえばこうなるぞって見せつける何かをするようです」
王太子が勇者の剣を抜いたって、勇者の剣(姉)に妹の事を聞いて見るか
『ここで剣を抜いても良いですか』
「構いませんが、なにか」
驚くだろうな
『驚かないで下さい』
スキル-収納から、勇者の剣(姉)を出し鞘から抜きオイラの隣に置きます。
するとスレンダー美人さんが出現、侯爵さまと伯爵さまは驚愕、良かったエロお姉さんの姿では無くて
「なに~」
驚愕する2人をそのままに
『教えて欲しい事があって、妹さんは王太子を勇者と認定したのかな』
「するわけ無い、気になるなら呼び寄せて直接聞けば~」
「・・・・・」
「あ!捨てた女に会うのは怖いのね~」
「・・・・・」
「良いから呼びつけな、取り成してあげるから~」
『本当ですか』
「グズグズ言わずに早く呼びな~、あ!庭で呼んだ方が良いよ、この部屋の壁に穴が空くよ!」
『侯爵さん、伯爵さん、ちょっと庭へ行っても』
「あ、ああ」
使用人さんを呼んで貰い庭へ、恥ずかしいので小声
『イモウト来~い』
待つこと3秒
流れ星?彼方へ飛んでいったと思ったら、目の前に剣がコトっと落ちて来ました。
拾い上げ鞘から抜くと、勇者の剣(姉)にそっくりで、髪色が少し薄い女性。
「酷いです・酷いです、酷すぎです、ずっと、抜いても、呼んでもくれなくて、グス・グスグス」
抱き付いて泣いてます。
『ごめんなさい、部屋で勇者の剣(姉)が待ってます』
「おねーちゃん?」
「おねーちゃんに乗り替える為に、アタイを捨てたの、グス・グスグス」
使用人さん、座り込んでます。
庭に来た順路は覚えているので使用人さんをその場に残し勇者の剣(妹)を引っ張って戻ります。
戻ると、寛いでいる勇者の剣(姉)。
オイラの顔みて、マジですかって顔の侯爵さまに伯爵さま。
何を話した勇者の剣(姉)。
「妹、あとで、あんたの勇者を誑かした魔族の連中を教えるから、ぶった切ってやりな~」
「ありがとう、おねーちゃん、勇者さまを誑かした魔族の連中ぶった切ってやる」
『勇者の剣(姉)さん、勇者の剣(妹)さん、ぶった切っるなんて言ってると鞘に戻して捨てちゃいますよ』
「「捨てないで下さい」」
「そういえば、あんた浮気した~」
「おねーちゃん何を言ってるの、知ってるよね、アタイの、き・も・ち」
「だそうだよ~」
『侯爵さま、伯爵さま、王太子が抜いた剣は勇者の剣では無いようです』
「王太子が剣を抜いた場に居た者に詳しく聞いてみましょう」
「侯爵、四天王筆頭討伐の公表までは日数はありますから慎重に検討して対応しましょう」
『あの、わたくしは王太子の抜いた剣に関して確認はしましたが、人族同士の争いなら関わらないので』
「関わらない」
『申し訳ありません、どちらが正しいとか正義とか関係無く、人族間の争いには関われないのです』
「そうですか」
暗い雰囲気で侯爵さま、お帰りに
『伯爵さま申し訳ありません、この流れて言い辛いのですが、当面、この屋敷に滞在させて頂けませんか』
「お気になさらず部屋は用意ずみです。それに、勇者さまとしてでは無く、ユウどのとしてお助け頂ければ」
『そう言って頂けると、念のためサーとバスにキュは引き続きソニアちゃんの護衛に使ってください』
『勇者の剣(姉)と勇者の剣(妹)の部屋は不要です、夜は鞘に』
「「え~、酷いです」」
『鞘に戻れ』
強制的に鞘に戻しました。
部屋に案内され
1人になったので、勇者の剣(姉)を鞘から抜きます。
「もしや、夜の相手。初めてなので優しくしてね~」
得意技、脳天チョップです。
「グエ」
『侯爵さまと伯爵さまに、オイラが庭に出てた時、何を話したんですか』
「大した事は話してないわよ~、人族は勇者をどうするのって聞いたのだけど、何を聞かれてるか分かって無い感じだったから」
「魔族は勇者を王にして、嫁に前魔王、側室に吸精種族女王・吸血種族女王・妖精種族女王の3人をって話して、側室の2人とは子作りもしてるわよって」
勇者の剣(姉)を鞘に戻して
『やっまり、捨てようかな』
マオはと言うと、馬での移動だと言ったら同行はせず、夜、添い寝しに来ます。
魔王の妻は、念波で転移の了承確認して了承されると夫の元へ転移出来るそうです。
猫だと思って一緒に寝ています。
何度、大事な事なので、側室の吸精種族女王・吸血種族女王・妖精種族女王避けです。
人族の争いには関わらないって言ったけど、変な連中、悪魔が関わってるからな、巻き込まれるんだろうな。
40話で一区切り予定です
最後までお付き合い頂ければ幸いです。
次回作の参考に
感想、レビュー、評価を
是非、是非にお願い致します。
次回作、聖女が討伐旅に出るまでを書いてみよかと思っています。




