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第35話 厄介事に少し巻き込まれて

男爵領に来て95日目

 シルキーさんの美味しい朝食後、マオは魔王城へ出勤していきました。


 薬屋へ、オイラも出勤です。

 今日も、"なんでも相談聴きます屋"のお客さん待ち、婆さんから早々に。

「暇人、仕事やるよ」

 すり鉢を渡され、ゴリゴリです


 オイラが煎じて作った薬、毎日完売なんだと。


 需要強壮薬、値段に対しての効き目が凄いと噂が隣領へも広がり、わざわざ買いに来る商人さん達は有るだけ買って行くそうです。

 売り切れだったり量が足りなかった場合、強者は宿に泊まってまでして買って帰るそうです。

 何故、聞いた風って、それは、需要強壮薬の販売は全て商業ギルドへ委託して接客をしてないからです。


 そこまでして買ってく理由、前に婆さんの暴露話で判明しています。

 普通薬草で作った場合の金額で、中薬草で作った物を売ってるんですから当然です。

 大赤字のはずが中薬草を普通薬草の値段で仕入、煎じ作業者の1人はただ働きなので儲かってます。

 買い手のお客さんは大喜び、売り手の婆さんは小喜び、ただ働きのオイラは喜び無しで悲しんでます、シクシクシク。


 ヒヒィーン、立派な馬車が店の前に、また、お客さんです。

需要強壮薬は商業ギルドで販売だと看板を出していますが、読まずに入ってくるお客さんは後を絶ちません。

 入ってきたのは、騎士3人、紳士2人。

 騎士さん

「"なんでも屋"のユウさまは、おられますか」

 思わず、お客さんだと、オイラ立ち上がちゃいました、すると、紳士の後から駆け寄る昨日の幼女さん。

「おにいさん」

 飛びついてきました。

 よかったオジサンって呼ばれなくて

『オイラが"なんでも相談聴きます屋"のユウです』

「おや、領主さま」

「ファルマシー、邪魔するよ」

 婆さんの名前を知りました。

「やっと会えましたねユウどの、盗賊討伐感謝しています」

『すみません、ご挨拶に行かず』

「そうですよ散々お誘いしたのに、ですが今日伺ったのは別の用件なんです」

 きっと、しがみついてる幼女の件だよ。

「伯爵さま、間違い無いようですね」

 オイラを見て、伯爵さまは固まっています。

「あ!ああ、そうのようですね」

 伯爵さま、オイラを勇者って気付いてます、勇者って呼ばないで~と心で叫び、目で訴えます。

「昨日は、娘の危うい所をお助け頂き、お礼にと伺いました。ソニア、お兄さんが困ってるぞ、ちゃんとお礼を言わないと」

 流石です、空気読めます伯爵さま。

「おにいさん、きのうは、おれいをいうまえに、いなくなっちゃうから」

「たすけてくれて、ありがとうございました」

「あと、おはなし、おもしろかったです」

「申し訳ない、迷子になっただけかと思っていたら、今朝になって誘拐されかけたと言い出し、娘を助け出してくれた人を探して此処に辿りつきました。ユウどの、後日、お時間を頂けますか」

『はい、場所と時間を指定を頂ければ伺います。あと、盗賊討伐報酬、ありがとう御座いました』

「その件も合わせて使いの者を出しますので後日」

「ソニア、帰りますよ」

「おにいさんとあそんでく」

「困ったね」

『大臣、わたくしで良ければ、お嬢さまのお相手をさせて頂き、責任もって、領主さまのお屋敷にお送り致します』

「ん・・・」

 伯爵さま悩んでます。

『失礼ながら、滞在中、お嬢さまのお付きにして頂きたい者がおります、お送りする際伴いますのでお使い頂けますか』

「ん・・・」

 伯爵さま更に悩んで。

「無理を承知でお願いを、滞在期間中、娘の相手をお願い出来ますか」

 皆が驚いています

 伯爵さまの後ろに控える、2人の騎士は何言ってるんですかって顔。

 オイラは少女を抱き上げ

『お兄さんの家に来る』

「おとうさま、いいのですか」

 頷く伯爵さまを見て。

「やった~」

「ソニアを頼みます」

『お任せ下さい、それと、お帰りも御注意して下さい』

 伯爵さま、領主さまはソニアちゃんを置いて帰って行きました。


『婆さん、当面、薬屋の仕事は手伝えないけど、中薬草は屋敷の者に届けさせます』

「しょうがないね、誰が煎じるんだい」

 早く、人を雇えと心で訴え。

 ソニアちゃんを連れて屋敷へ帰りました。


----------


 伯爵さまと領主さまの会話

「伯爵さま、お嬢さまを預けて良かったのですか」


「ユウどのに預けるのが何所にいるよりも安全です、王族派の手の者が、ここまで追ってくるとは」


「何処よりも安全とは」


「わたしの事を、大臣と呼んだのに気付きましたか」

「それと、最初は一人称がオイラだったのが、わたくしに変わった事、更に、ユウどのが、お付きをって言われた事の意味」


「深く考えていませんでした」


「わたしは以前、王宮で彼に会ったことが有るんです。その時、私は財務大臣、彼は勇者さまとして」


「ユウどのは勇者さまなのですか!」


「薬店に入って勇者さまが居られるのに驚きました。そして、伯爵の私と会うのは、オイラことユウ、大臣の私と会うのは、わたくしこと勇者と言い分け。彼は勇者として、ソニアの面倒を見ると言ってくれたのですよ。お付きの件は、その彼が今の護衛では足りない、ソニアが危険だと言ったのです」


「なる程、そこまで深読みが必要なのですね」


「もう一つ、彼は"お帰りも注意して下さい"と、この場の全員をも信じるなとも言ったのですよ」

「男爵、あなたをです」


「凄いです、本当にそこまで」

「申し訳ありません、昨日、お嬢さまの外出を唆したのは私なのです」


「どうしてですか」


「私の娘、昨日の朝から行方が」


「そうだったんですか、迷惑を掛け申し訳ありません、勇者さまに御すがりしましょう」


 深読みしすぎの伯爵さまですが、結果的に正しい判断でした。


----------


 屋敷に戻り

 ソニアちゃんの相手は、サキュバス3少女と猫にお任せ、屋敷への侵入者は精気全吸の許可をだしておきます。


 執事さん、使用人長さんに汚れた精気でも吸いたい者はいるかと聞いたら皆満腹と、ならばと、庭師さんに庭木の肥やしを取りに行こうとお誘い。


 スキル-何でも感知を発動

 馬車と、誘拐犯の2人を探索。昨日から移動していませんでした。


 誘拐犯の隠れ家、結界が張られてますがオイラには無意味、男装の魔法使い直伝魔法寝ちゃってくださいを発動、少女が1人囚われてました。

 眠り込んでる誘拐犯と少女に、スキル-鑑定を発動

 魔法使い 人命を糧に魔力量を増やした。

 騎士 剣の試し切りで5人を惨殺。

 騎士 強姦魔、被害者多数。

 最下級悪魔。

 最下級悪魔。

 領主の娘。


 人族では無い変なのがいます。

 共通情報

 国王の闇部隊所属、王太子より"伯爵の娘を連れてこい"と指示を受けてました。3人と変なの2体で他に仲間はいないようです。


 考えるのは止めて。

『庭師さん、肥料になる』

「ここまで人として腐ってると良い肥やしになります」

『変なの2体を含めてお願いします』

 念波で、執事さんを呼んだら、突然目の前に吸血種族女王さんが現れ驚きました。

 驚かさないで下さい。

 少女を領主さまの屋敷へ連れてってとお願い。


 オイラは、お馬さん2頭に男装の魔法使い直伝魔法寝ちゃってくださいを発動、寝たところをスキル-収納の時間経過無しに入れ、馬車はスキル-収納へ入れ屋敷へ、街内で使用する事にしました。


 ソニアちゃんは一晩だけお泊り。

 滞在期間中との話でしたが、誘拐犯は退治したので街内での身の安全は伯爵さまの護衛で充分、領主の屋敷へ翌朝サーちゃんが連れて帰りました。

 ソニアちゃん、サキュバス3少女をお姉さん達と呼び、猫を抱っこしてご機嫌だっとそうで、帰らないと抵抗が凄かったらしいです。


 厄介事、末端は解決、根本は巻き込まれないようにしなきゃ。

40話で一区切り予定です

最後までお付き合い頂ければ幸いです。


次回作の参考に

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是非、是非にお願い致します。



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