第36話 遂に王都へ行くことに
男爵領に来て96日目
伯爵さまの娘さんを預かるお仕事、1晩で終わってしまったので、薬屋に居るオイラです。
立派な馬車が今日も薬屋の前に
昨日と同じ
騎士3人、紳士2人が薬屋の店内に居ます。
「営業妨害だよ」
「ファルマシー、需要強壮薬を全て頂くよ」
「それより、薬草煎じを手伝っておくれ」
騎士さん3人にゴリゴリさせてます、強者です婆さん。
伯爵さまと領主さまにオイラは薬屋の商談室。
「ソニアの相手と護衛料、小金貨3枚で足りるかな」
「娘を救出してもらった謝礼、少ないですが大金貨1枚」
それぞれ出されましたが伯爵さまからの小金貨3枚は頂き、領主さまからの謝礼は
『何かの勘違いです、オイラは領主さまの娘さんにお会いした事は有りません』
「男爵、言ったであろう、ユウどのは受け取ら無いと」
「ですが」
「さっさと仕舞ってください肝心な話をしたいんだ」
領主さまの娘さんを救出したのはオイラでは無いと言いながら、最大の困りの事の解消をおねだり
『領主さま、お願いしたい事が有ります宜しいですか』
「私に出来る事なら」
『街住人カードを発行して頂きたい者が多数』
「夢見事業の方達ですね、何人でも発行します、商業ギルドに申請して下さい話を通しておきます」
領主さま、夢見事業は魔族の助けって知ってたのか
『ありがとう御座います』
これで子供の姿に成れない魔族さん達、自由に外出が出来る。
「前大臣として話したいんだが良いかな」
『前大臣って、お辞めに』
「政治の話は興味ないと思いますが、今、王宮内は王族派が牛耳っていて、1ヶ月程前に大臣職を解任されました」
『そうでしたか』
「前大臣として依頼をする前に、娘を送り届けてくれて付き添いの紹介が無いって事は」
『今回の誘拐犯が再犯をする事は絶対ありません、人は何時か土に帰ります』
「痕跡残さず始末ずみってことですか、頼みたい依頼は、王都へ戻る護衛の紹介、もしくは娘を預かってもらえたらと、妻の父が体調を崩したと連絡があり王都へ戻らなければ成らないのです」
『娘さん連れて帰るには、護衛が足りないとお考えですか』
「話が早くて助かります、娘を同行すると日程が1.5倍となり護衛への負担が増えるので増員をと思っていて」
『護衛として同行した者は王都に入れるのですか』
「その点は心配無く」
『それでしたら、わたくしで良ければ護衛として同行いたします。それと他に3人と猫を1匹同行しても宜しいですか』
序でに、聖女さんに会って
【序でってなによ酷いじゃない、早く来てて言ったわよね】
聖女さんの叫びが脳内に木霊、身震いしました。
「どうされました震えてますが」
『お気になさらず』
「同行頂ければ、安心できます」
『出立は』
「明日にでも」
『分かりました』
中薬草の納品は庭師さんに頼んで、魔王さまには念のため伝えないと。
屋敷に戻り
転移して来ていた魔王さまへ
『明日から、王都へ行ってきます』
「人族領の」
『そうです』
「間に合って良かった、わたしも付いてく」
『仕事は』
「終わった、あとは試して完了」
「ユウ、わたしを抱っこして"屋敷帰還"と唱えて」
お姫様だっこして
『"屋敷帰還"』
あれ、魔族領の屋敷では無い。
魔族の重鎮さん達が左右にズラッと
『ここは』
「魔王城の王座の間、婚姻成立、魔王の座継承完了、ユウは今から魔王」
『え!、魔王?』
「これからずっと一緒、側室には吸精種族女王・吸血種族女王・妖精種族女王の3人、即位式とかはないから、月に1回だけ王座でふんぞり返っていれば良いだけ、妖精種族女王から聞いてるでしょう」
『聞いてないんです』
妖精種族女王さん、左右に居並ぶ重鎮さん達の中から一歩前に出て。
「お話する前に人族領へお逃げに成られたので、お伝え出来ませんでした、自業自得かと」
オイラが魔王?側室には、吸精種族女王・吸血種族女王・妖精種族女王、考えるの止めて
『"人族領屋敷"』
人族領へ、動揺からマオを魔王城に置き去りに。
現実逃避、まずは明日からの伯爵護衛をサキュバス3少女に
「クイーンスピリットさまからの言い付けから解放」
「ソニアちゃんと遊ぶの~」
「主さまとお出掛けです」
執事さんと使用人長さんに話したら
執事さん
「なぜ、私共では無いのですか」
怒られました。
『美人を2人も侍らしたら悪目立し過ぎて困るから』
使用人長さん
「美人ですか」
『はい凄い美人さんです』
怒りが治まりました。
『サーちゃん、キュちゃん、バスちゃんを連れてって"夢見庵"の接客は平気ですか』
執事さん
「接客は、研修中の2号店従業員を当てますので問題ないです」
「近日中に2号店を開店予定で、既に3号店4号店の準備も始めてます」
使用人長さん
「主さま、今夜はマオさまが居りませんので、お相手させて頂きます」
マオを魔王城に置いて来ちゃった
『相手って』
使用人長さん
「主さまは、マオさまとの婚姻が成立となり正式に魔王さまと成りましたので、私共も正式に側室と成り夜伽は仕事の一環です」
執事さん
「当面、マオさまでは夜の相手をされるのは魔道上よろしく無いと思いますので、此方のお屋敷で夜を過ごされる時は、必ず私共のどちらかをご指名ください」
『魔王だと言われましたが、オイラ自身が受け入れられて無くて少し時間をください』
執事さん
「妖精種族女王より、事前に話そうとしたらお逃げになったと、自業自得で否定権は無いとの事です」
使用人長さん
「では今夜の指名は」
『明日は、朝が早いので』
執事さん
「今夜の指名は」
『・・・・』
使用人長さん
「今夜の指名は」
『・・・・』
執事さんと使用人長さん、顔を見合わせ
「「分かりました、今夜は2人で伺います」」
オイラに、拒否権は無く、その夜、快楽中枢を刺激され色々と搾り取られました。
これを続けると間違いなく中毒、色欲勇者に成ってしまいますよ。
救ってくれたのは、何度も
【酷い!酷いですわ!わたくしと言う物がありながら】
聖女さんの叫びが脳内に木霊。
【ケダモノ、何度目ですの】
聖女さんの叫びが脳内に木霊。
【わたくしの時も、同じようにしてくださいましね】
聖女さんのおねだりが脳内に木霊、これには、あそこが縮こまりました。
【これは、ユウの妄想ですわよね、妄想ですわよね】
聖女さんの叫びが脳内に木霊
絶対見られてる!
40話で一区切り予定です
最後までお付き合い頂ければ幸いです。
次回作の参考に
感想、レビュー、評価を
是非、是非にお願い致します。




