第26話 貰ったお屋敷へ引っ越しました
男爵領に来て77日目
屋敷の清掃を任せて5日
今日、引っ越し、荷物は袋1つと猫1匹に馬1頭。
お馬さんを庭師さんに預け、猫を連れ部屋に入り、スキル-収納から色々と出しました。
猫が人の姿なり。
「あら、上位の魔族が居るじゃない」
気配で判るようです。
「切り捨てて良いかしら」
『仲良くやって下さい』
「分かったは、勝手すると捨てられちゃうものね~」
因みに、サキュバス少女3人は、こんなはずではと鳴きながら使用人長さんにこき使われています。
昨日、アンジュさんが空き部屋に住みたいと。
屋敷に人族はオイラだけで、庭師に使用人から料理人まで魔族だと事前に知ってたので、当然却下しました。
しつこく食い下がって来ましたが、心を鬼にして却下しました。
なぜか、婆さんまでアンジュさんを援護、しつこく、しつこく食い下がって来ましたが、心を悪魔にして却下しました。
お屋敷
生け垣は綺麗に、庭は花が咲き誇り、木々は青々、5日でなぜ、なぜ、なぜ、理由は庭師さんは森の精霊さんでした。
屋敷の中、剣聖さんの実家、侯爵家より凄い事になってます、肖像画が無い以外玄関から最奥のオイラの部屋まで絨毯が引かれてるし、壺に絵など見覚えのない調度品、スキル-鑑定を発動してら価値不明って驚き、途中で覗いた部屋部屋も綺麗になってました。
オイラの部屋
覗いた部屋とは大違いで質素、オイラ好みです。
少ない荷物を片付け終わったら、見透かしたように、コンコンとノックです。
勇者の剣(姉)は剣に戻ってもらい鞘へ
『どうぞ』
「失礼いたします」
執事さんと使用人長さんが部屋へ入ってきます。
キョロキョロして。
「不穏な気配がします」
剣を睨んでいます、流石です
『気にしないで下さい、何か』
「お屋敷、主さまに相応しくいたしました、お気にめさない点が有りましたら仰って下さい」
不思議に思った
『調度品はどうされたんですか』
「お預かりした品で賄えなかったので、魔族領のお屋敷から飾って無かった物を持って参りました」
『魔族領のお屋敷?』
「皆、お帰り頂く日を心待ちにしております」
『誰の?、皆?、お帰り?』
「申し訳ありません、報酬をよろしいでしょうか」
答えてくれない上に、なにを望まれている?
『オイラに出せる物でしたら』
「ありがとう御座います」
吸い付かれました。
あ~やっぱり、吸血種族女王に吸精種族女王でした。
唇から精気をチューチュー、チューーー
腕から血をチューチュー、チューーー
サーちゃんが言ってた報酬の精気って、お願いした知り合いさん達に与える分だったんですね、先日の執事さんが言ってた報酬の話しと繋がりました。
剣がガタガタ、良かった鞘に収めてて。
口付けされているので鼻から息を、凄く良い匂い、吸精種族女王さんからは甘い柑橘系、吸血種族女王さんからはバラの香り、力が抜けてきます。
吸精種族女王、息が出来ないほどに吸い付いたので、息が荒いです。
「はあはあはあはあ」
使用人長さんと見つめ合って
『お二人も、小さくなっちゃうんですね』
オッパ~イ、行かないで。
「小さくとは」
『生命力が潤沢になると、真の姿になるって』
小さくなって無い!
「私達は、このままですよ」
『オッパイはこのままなんですね』
「ご所望でしたら、揉むなり、吸うなり、パフパフとご自由に」
しれっと凄いこと言います。
剣がガタガタが治まりません。
「これで10年は吸引の必要はありません」
『燃費いいですね』
「育ち盛りと違いますので、生まれて200年は大量に必要で月に数度は」
『サーちゃん、バスちゃん、キュちゃんは育ち盛りなんですね』
「明日の晩より、屋敷内の吸血種族と吸精種族をお部屋へ伺わせますのでよろしくお願いいたします」
『夜伽相手を寄こすみたいな言い方は止めてください、夜では無く昼間にお願いします』
「夜伽、お気に入りの者が居りましたら仰って頂ければ。我が儘を言わせて頂ければ、私共の立場を保つためにも優先頂けると幸いです」
毎日の誘惑に耐えれるかな、耐えなきゃ
『吸血に吸精、夜は禁止です、絶対駄目です、先程も言いましたが必要なら昼間に来させてください』
再度、懇願しました。
お2人が部屋から退出していったので、勇者の剣(姉)を鞘から抜いたら、人の姿に、今までとは違うエロ姉さんで登場です。
「キ~ス・キ~ス・キ~ス、私にもキ~ス」
『鞘へ戻れ』
「ひど~いいぃぃぃぃ」
驚きました、何ですかあのエロお姉さん、訳の分からん要求をするから、強制的に鞘へ戻しちゃいました。
鞘から半分抜き
『変な要求すると捨てますよ』
「了解で~す」
鞘から抜き
『猫の姿でいて下さいね』
「にゃ~」
夕食
料理人のシルキーさんが作るご飯、皆さん、猫も一緒に食べたのですが美味しくて驚きました、格安宿屋のオヤジさんが作るご飯とは違うジャンル。
屋敷での食事が楽しみになりました。
夕食後、屋敷のお風呂は温泉なんです。1人で入ると不安だったので♂の庭師さんを誘って2人、それでも背中を流すと言いだした使用人長さんに、駄目ですと脳天チョップを嚼まして撃退しました。
先行き不安ばかりの引っ越し初日。
これで今日は終わりだと、部屋に念のため魔法で進入結界を張り、寝床へ、足下で丸くなる猫が寝ています。
聖女さんと吸精種族女王、どっちがのオッパイが大きいのかなと思いふけってウトウト
【こんどは誰と比べてるんですか?、わたくしの方が大きですわよ】
聖女さんの叫びが脳内に木霊、夢?
2階のお客さま用の部屋、弓兵爺さんにソード騎士さんを呼んでも充分どころか空きが、仲間の皆を呼んだら王族派にばれちゃうよな
【わたくしの部屋、用意してありますわよね】
聖女さんの叫びが脳内に木霊、飛び起きました。
聖女さんと男装の魔法使いさんに専用部屋を用意します。
お客さまとしてお迎えする時用です、決して、同居とか考えてませんから。
翌朝
女性客用って事にして2部屋、執事さんに専用部屋の用意お願い。
「人族に専用部屋を与える♀が2人も居られるのですか」
項垂れて
「お越しになるのは何時ですか」
『予定は無いです、会いに来られた時、部屋を用意して無いと怒られそうなので』
「予定無し?、会いに?、怒られる?、此方に住まわれるのでは」
『住む予定は無いですよ、会いに来られた時用です、部屋が余っているからで、覚えていませんかオイラの仲間の2人』
『スキル-収納に入っている荷物、2人のが一番多いので整理も兼ねてです』
スキル-収納に入ってる、聖女さんと男装の魔法使いさんの寝具に荷物を出して使用人長さんに渡して、部屋に入って頂く人の荷物だと言ったら元気に戻り。
「物置代わりですね、畏まりました」
聖女さんの荷物は他にも
『あ!』
スキル-収納の時間経過無しに
『黒い袋』
今更出して使用人長さんに渡せないし、忘れる事にしました。
猫、昼間は行方不明です。
庭で遊んでるのかな?




