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第21話 家の紹介を頼んだけど

男爵領に来て68日目

 薬屋に、アンジュさんが毎日来てくれるようになって6日目

 

 東門から街を出入りする度、格安宿屋1階の食堂に飯を食べに行く度、守衛隊長さん、オヤジさんに同じような事を言われます。

「通いだと子作り出来ないだろう、早く家を買え」


 訳の分からん事と思ってますが、男爵領の街内で家を買う借りるのに必要な街住人カードが発行されたので、家は借りようかと商業ギルドへ来ています。

 商業ギルドマスターの爺さんには頼みたく無いけど、薬屋婆さんが家だけは相談しろと念を押さてます。



 商業ギルド2階の応接室

 商業ギルドマスターの爺さんから、盗賊のお宝、追加買い取りを拒否した件を再度考え直してくれないかと言われましたが、スキル-威圧小を発動して睨んで終わりにし、家の賃貸物件紹介をお願い。

「街住人カードが発行されたと聞いて、そろそろ言い出すと思ってたから用意してあるぞ、商業ギルドで管理してる貴族さまが隠居生活してた屋敷だ、今は、怪しい者が住みついてて退治してくれれば無償で提供する」


 爺さんの口から無償提供事態が怪しいのに、怪しい者って何だよ

『怪しい者が出るお屋敷ではなく、普通の家を紹介して下さい』

 お願いしてるのは賃貸だと言ってるのに提供って。

「若造なら問題なく退治出来ると思うがな」

 浄化して退治しても事故物件はごめんです

『その手は、屋敷内で惨殺とか酷い事があったんですよね』

「違う違う、化け物系では無く魔族系だ、入り込んだ連中がフラフラで帰ってくるが、なぜか幸せそうなんだ」

 そっちなんだ

『街内に魔族ですか』

「魔族なら結構いるぞ、人族の精気を糧にしないと生きていけない種族、幸福や不幸をもたらす種族とか」

 確かに、四天王筆頭が暴挙に出る前は持ちつ持たれつでやれてたから

『退治依頼を出して、普通に貸し出した方が良いんじゃないですか』

「修繕費に管理維持費が問題で、買い手も借り手も付かないんだよ」

 管理維持費が問題って大豪邸ってやつ

『オイラが1人で住む家、賃貸物件を紹介して下さい』

 頼むよ、ちゃんとお願いを聞いてくれ。

「金のある若造なら、修繕費に管理維持費は問題ないだろう、1人で住むのは寂しいぞ、場所は」

 街の地図を出されて場所を教えられます。

『ここですか、東門にも近いし良いとこっ・・・、じゃないですよ、借りたいのはお屋敷ではなく家ですから』

 危うく、1人は寂しいに納得して、商業ギルドマスターの爺さんの口車に乗るとこだった。

 薬屋婆さんの頼みでも、この調子だと相談先を変えないと駄目かな?

『賃貸の家を探しといてくださいね』


 前に、小さい家で聖女さんと2人でパン屋をすることを想像したなと想い出したら

【わたくし、聖女などいつでも辞めますわよ、2人でパン屋さんを営むのですわ】

 聖女さんの囁きが脳内に、前にも似たようオイラの願望が聞かせる幻聴、自分でも呆れてしまいました。

【幻聴ではありませんわ、わたくしの心の声ですわよユウ!】

 聖女さんの叫びが脳内に、オイラの願望に就き合わせてすみません聖女さん。


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 1人になった商業ギルドマスターの爺さん


「若造、賃貸に固執してたが街に居続ける気が無いのか、何が不満なんだ」

「手元にある譲渡書、領主さまから大金貨4枚分の物件だと提供された屋敷、荒れているとは言っても実際には大金貨40枚以上の大豪邸、若造に受け取り拒否されたら領主さまのお怒り、考えたくない、あ~胃が痛い、普通の家にいて下さいよ領主さま。」

 商業ギルドマスターの爺さん、胃が痛い日々は、まだまだ続きそうです。


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 オイラ薬屋に戻ると

「若造、お客が来てるぞ、商談室で待ってもらってるから話を聞いてやんな」


 "なんでも相談聴きます屋"にお客さんです。

 早速、要件聞いちゃいます

「同居人が居るのですが、最近、夜のアレが4日に1度ぐらいに減って」

 充分だろう!と思うオイラ。

「前は、毎晩だったんです」

 頬を染めて遠くを見てるお客さん、毎晩迫ってくる同居人を想い出してるのかな?

「それで、夜元気に成る薬を買いに来たんですが・・・」


 薬屋婆さん、ちゃっかりオイラの横に座ってると思ったら事前に状況を聞いていて。

 同居人、飯は前以上に食べる、仕事が増えた訳でもない、夜はぐっすり寝てる、痩せてもいない、ちょっと顔色が悪い時があるが夜のあれ以外は元気、ただ、夜にトイレだと行って30分程床を離れる日が4日に1度はあると。

「若造、理由が分からんと薬を出せないから調べてきな」

 なんだ、依頼って婆さんからかよ

『同居人さんの職場を教えて下さい、様子を見てきます』

 同居人さんの働いている場所を聞き、すぐに戻るので待ってて下さいと伝え様子を見に。


 同居人さんは靴屋、お自宅兼店舗に居ます。

 スキル-状態確認を発動

 精気が減ってます、魔族に精気を吸われたようです。

 普通の人より精気の保有量が多く吸われてなければ夜は毎晩だったのでしょう、それが、普通程度に減っています。

 次に吸われるのは回復具合に寄りますが明々後日かな?


 薬屋に戻り

 待ってもらてったお客さんに、精気を吸ってる魔族を懲らしめればとは言えないので

『オイラなら治せると思います』

 オイラなら治せるってと自分で言いながら、怪しさに呆れてしまいます。

「費用の方は」

 婆さん見たら。

「すきに決めな」

 見た目で何かをする訳ではないので

『実際に、ご期待の効果があったら夜のお薬代と同じで如何ですか』

「上・中精力剤は、庶民には高くて買えないからね、普通のが大銀貨1枚だよ」

 そんなに高いの

『1回分ですよね、高くないですか』

「若造が高い言うな」

 何回分請求って揉めそうだから

『お金はいらないので、此処の薬は良く効くとお友達に話して下さい』

「それで良いんですか」

『はい、あと、"なんでも相談聴きます屋"の宣伝もお願いします』

「それで良いなら是非お願いします」

『遅くても5日後には、報告に伺います』

「ユウさんが家に来られると近所の目が」

 なんの目だよ

『そうですか、なら、変わりにアンジュさんに行ってもらいます』

「奥さんに成られた服装店のアンジュ先輩」

 奥さん?

『違いますよ、何言ってるんですか、冗談はやめて下さい』

 お客さん、首を傾げて帰っていきました。


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 婆さんの独り言


「世間の目は、すでにアンジュは若造の嫁扱い、狙い通りだ」


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 共有魔法袋を今夜も確認


 弓兵爺さん

 1通

 家を借りるって定住できる場所を見つけたんですね、良かったです。別れる時、聖女さんに定住したら連絡と行ってましたが、お知らせしましたか?と。

 聖女さんには、家が決まったら知らせます。ソード騎士さんも奥さんと来ると言ってるので連絡取って見てと返信。


 ソード騎士さん

 1通

 辺境伯領隣接の男爵領に居るって、その周辺を荒らし回ってた盗賊を退治したのは勇者なんだな、誰がと思ってたが納得したと。

 弓兵爺さんも来ると言っているので連絡取ってと返信。


 剣聖さん

 1通

 白い反物の意味を知らないで送ったのか?聖女も、ユウは意味を知らずに送ってくれたと思うと言ってたが、やってることはウエディングドレス作成だぞと。

 白い反物、聖女さんは常識人よかったです。


 男装の魔法使いさん

 魔法石、聖女さまに見せたら拗ねられた、私は、側室で良いとお願いして許可を頂いたよろしく。

 よろしくってオイラは何を頼まれたの?側室?

 返信せず、沈黙です。


 聖女さん

 1通

 わたくしだけで良いとユウが言ってくれて嬉しいですが、男装の魔法使いと話をして、わたくしが正妻で男装の魔法使いが第2婦人、他にも側室を娶るなら3番目以降だと納得させて下さいましね。

 わたくしだけで良い?前回、お嫁さんだけで充分と返信したけど、なんて返信すれば・・・困った。

 ジャムとマーマレードで誤魔化そう、男装の魔法使いさんどうように返信なしです。


 今、ジャム・マーマレードと言う果物を加工した食べ物を作っています、上手く出来たら送りますと共有に手紙を入れました。

 まだ、作成途中で、昨日は材料の砂糖作りが終わっただけなんですけどね、早く作らねば。


 男装の魔法使いさん、聖女さんの戯れ言に同調しないで。

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