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第19話 鈍感なオイラに新たな候補

男爵領に来て63日目

 昨日に続き、服装店のアンジュさんが再来店


 薬屋の商談室

 何故か、婆さんオイラの横に座ってます。

 店番してろよ!

 内面のアンジュさん、もじもじしながら

「店に来たお客さんから噂に成ってると言われました」

 昨日の小芝居、効き目大、アンジュさんの相手条件が真実では無いって噂ですね

『それは何よりです』

 真っ赤な顔して。

「責任取ってください」

 任せて下さい

『責任もって広めときます』

「広めるって外堀から埋める気ですか」

『相手の条件話は間違いだと責任もって広めときます』

「違います、ユウさんと私がデートしてたって噂です」

 昨日のデートって言えなくは無い

『男女2人での外出、デートには違いないですね』

「そうなんです」

 嫉妬する連中、行動に出るだろう

『オイラなんかにアンジュさんを渡せないと、お誘い殺到ですよ』

 アンジュさん、しゅんとなって帰って行きました。

 あれあれ?

 呆れてる婆さん

「ちょっと出てくる」

 オイラ、薬屋に1人で店番です。


 1時間程で婆さんが帰ってくると。

「アンジュ、此処の手伝することになった、午後からくるよ」

 薬草煎じから解放される

『本当ですか、ありがとう御座います』

 お礼を言うのは変だった。

「なんだい若造、嬉しいのかい」


 婆さん小声

「なんだかんだいって脈ありかい」

「牧場主の娘に受付嬢の2人、聖女さまと男装の魔法使いさま、誰とも違う容貌だからね、若造は少女趣味だったのか」


『アンジュさん、オイラに変わって薬草煎じをしてくれるんですよね』

 婆さんがガクとなって。

「一緒に居れると喜んだんじゃ無いのか」

 一緒に薬草煎じ、さらに増やす気なのかな?

『アンジュさんの実家、服装店は平気なんですか』

「娘の人生が掛かってるから母親が協力的だよ」

『薬屋の手伝に人生って、意味わかんないんですけど』

 呆れ顔の婆さんの顔をみながら、ゴリゴリです。



 午後

 アンジュさん

 ゴリゴリと薬草を煎じてます。店の掃除もしてくれて、なんと、明日からはご飯の仕度に洗濯もしてくれると。


 婆さん小声

「これで、此処にアンジュが寝泊まりするようになれば街の連中は嫁に来たと思うだろう」

「あとはアンジュのがんばり次第か、すまんな牧場主の娘、受付嬢の2人、悠長にしてるからだよ」


 晩飯、婆さんがアンジュさんと2人で食べると言いだしたので、オイラは格安宿屋1階の食堂で1人です。

「若造、服装店のアンジュとデートしたんだって」

 昨日の話しですね

『アンジュさんの結婚相手に求める条件、間違ってると広める為に2人で言い回っただけですよ』

「なんだそれ、アンジュが薬屋で働き出したとも聞いたが」

 オヤジさん情報早すぎ

『婆さんが薬草煎じで雇ったんですよ』

「成る程、母さん外堀から埋める方法に切り替えたな、強行手段にでるのも近いか、若造、覚悟しときな」

 外堀から埋めて強行手段?

『覚悟ってなんですか、婆さんに殺されちゃうの』

「珍しく察しが良いな若造、結婚は人生の墓場って言う奴もいるからな、早く相手を決めてくれ」

『結婚?相手?』

「嫁だよ、ヨ・メ、男どもが若造が相手を決めないと牧場主の娘に受付嬢の2人を誘えないって嘆いてたぞ」

 またしても、その3人

『オイラの嫁って、何で牧場主の娘さんに受付嬢のお2人が出てくるんですか』

「若造、少しは女心を理解しろ」

『オヤジさんこそ、女心が分かってないのでは』

 駄目だ、若造の鈍感はどうしようもないぞ母さん。


----------


 婆さん外出先、服装店の店主夫婦との会話

「アンジュはどうすんだい」


「なにをですか」


「行き遅れに成るって事だよ」


「くだらん条件を吹聴したせいで」


「アンジュに知らせず見合い話を断り続けてるのは誰だい」


「条件が足りてない」


「親子そろって条件かい、若造なら問題ないな」


「若造って、街中の女性陣に結婚相手の最優良物件って言われてる、薬屋のユウさんですか」


「そうじゃ、店主妻、どうする店主」


「是非、お願いします」


「おい、余所者だぞ」


「あなたは黙ってて下さい、こんな良い話し、他にはありませんから」


「聞いたかアンジュ、説得してやったぞ」


 アンジュさん部屋に入って来て。

「ありがとうございます」


「午後から来い、薬屋の手伝いだ」


「はい」


「明日からは、飯の仕度に掃除に洗濯と嫁としての仕事だ」


「がんばります」


「若造が、家を買って引っ越したら同居の要求、良いな」


「同居の要求、がんばります」


「同居が叶わなかったら諦めろ、引っ越しまでが勝負だぞ」


「同居、勝ち取ります」


「その意気だ」


 婆さんのアンジュさん後押し、如何に。


----------


 共有魔法袋を今夜も確認


 弓兵爺さん

 1通

 温泉、行きたい。

 勇者は何処でまったり生活してるの?

 辺境伯領隣接の温泉避暑地で有名な男爵領の街、近々家を借りる予定なので、借りたら連絡しますので良かったら遊びにと返信。


 ソード騎士さん

 1通

 側室の話、もしやと思ったが、想定通りの返信で安心した。嫁と新婚旅行を兼ねて会いに行く、何処でまったり、ゆったりしてるんだ?

 弓兵爺さん同じ内容の返信。


 剣聖さん

 1通

 聖女から白い反物を見せられた、まさかユウが送ったのか? 貴族令嬢への白い反物はウエディングドレスを意味して結婚の申し込みだと知ってるか?

 意味を知らずに白い反物を送りました!どうしましょうと返信。


 男装の魔法使いさん

 1通

 聖女がウエディングドレスのデザイン相談で毎日来る、何故か私のも考えてくれてる。優しいのか、虐めなのか分からない。

 虐めでは無いと思うよと返信。


 聖女さん

 1通目

 お世話になってるて女性陣って若い子?、もしや、わたくしの胸と髪を比較した娘?

 ユウの料理を食べたって、それも炭酸フルーツ。

 可愛そうに胃袋を掴まれてしまったのですね、貴族令嬢として側室は許容しますが、あまり多くしないで下さいましね。

 2通目

 先程、昼寝でユウのお嫁さんに成れた夢をまた見ましたわ。

 白い反物、何も触れてないけど側室?

 オイラはお嫁さんだけで充分と返信。


 今夜は、憂いなく寝れません。

 白い反物を送るのは結婚の申し込み? オイラが聖女さんにって恥知らずも程があります、恥ずかしい、恥ずかしい、恥ずかしいです、聖女さんの場を和ませる戯れ言を真に受けたみないで、恥ずかしいです。


 王都で今、一番の話題

 聖女さまがウェディングドレスのデザインの相談しに、公爵家馴染みの服装店に男装の魔法使いを伴い頻繁に来店、相手は誰?王太子と噂が囁かれ、その気になっている王太子でした。

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