第14話 盗賊の宝価値中の買取額に驚き
男爵領に来て55日目
村々への害獣駆除を6村しました。
薬屋婆さんに、中薬草に解熱・温感・冷感薬草を害獣駆除の帰り採ったと、都度、買い取って貰ってます。
実際は行き帰り、行く先々で採取したのでスキル-収納の時間経過無しの在庫は増えるばかりです。
昨日も、害獣駆除の帰りに採ってきたって事にして婆さんに買い取ってもらい、次の害獣駆除は予定が無いと話したら。
朝からゴリゴリ、オイラが煎じてます。
昼を食べてゴリゴリ。
ゴリゴリしながら物思い。
この街に来て、そろそろ2ヶ月。
夢見た、のんびり、まったり生活、仲間の皆はどうしてるかな?
やばい!共有魔法袋、1度も中を見てない、連絡用って言ってたから仲間からの手紙が入ってるかも
【かもじゃないわよ入れたわよ、早く読みなさいよ】
聖女さんの叫びが脳内に木霊、身震いしました。
薬草煎じに集中できません、共有魔法袋が気になって!気になって!気になって!
『婆さん、ちょっと休憩する』
「さぼるんじゃないよ」
部屋へ
部屋の隅に置いてある荷物袋から、共有魔法袋を出して中を見たら。
相手先指定
聖女さんから1、2、3、・・・27通。
男装の魔法使いさんから5通。
剣聖さんから2通。
ソード騎士さんから2通。
弓兵爺さんからも1通。
やばいやばい聖女さんから大量、見るのが怖い
【なにしてるのよ、早く見なさい・読みなさい】
聖女さんの叫びが再び脳内に木霊、再度身震い冷たい汗が。
まずは、弓兵爺さん
要約すると孫が遊んでくれないと嘆き、奥さんに邪魔者扱いされて悲しい、勇者さんはって内容。
ソード騎士さん
同じく近況報告、新婚生活の甘い話、すっごい甘いです、やっぱり勇者はどうしてるかと。
2通目は、聖女が怖いから返事を書けと。
剣聖さん
四天王筆頭を倒したのは国内外に公表せず内密になってると。
薬屋婆さんと、商業ギルドマスターの爺さんが話してるのを盗み聞きして知ってはいたけど、本当だと知って再度驚きです。
2通目は、聖女が荒れてる、男装の魔法使いは元気がない手紙を読んでやれ、せめて共有魔法袋から取り出せと。
取り出しましたよ~
男装の魔法使いさん
5通、全て近況報告で
1通目は、夜会で年若い娘達からダンスを強要。
2通目は、魔法学校講師をした、女生徒から手紙が沢山、3通読んであとは捨てた、私は女だ。
3通目は、戻って1ヶ月、急に服の胸周りがきつくなったので下着と服を買い換えた。
4通目は、聖女と下着屋、試着室でとんでもない物を見た、私も育ったと自負していたが、聖女の不届きな胸が不届き極まり無い胸に。
5通目は、夜会、聖女に言われるままの服装と髪型に化粧をしたら、男性からの色々な誘いに驚いた。
聖女さん
27通の中から抜粋
2通目
預けたままの私物の中から下着を取り出し、クンクンしているユウの夢を見た。。
悪いオイラの誘惑は有ったけど、クンクンして無いから、取り出しても無いから。
3通目
預けたままの寝具、枕をクンクン、夜着を手に取って、布団に入ってるユウの夢を見た。
再度、悪いオイラの誘惑は有ったけど、枕クンクンして無いから、夜着を手に取って無いから、布団に入って無いから。
4通目
綺麗な髪の女性で、わたくしを連想してくれた夢を見た。
ヌレガミさんの黒髪、烏の濡れ羽色に対抗できる人で連想しました。
8通目
プロポーズしてくれた夢を見た。
覚えがありません。
9通目
勇者が愛をくれる夢を見た。
愛って、オイラは何を挙げちゃったの。
18通目
ユウと2人で小さなパン屋をしてる夢を見た。
オイラも想像した覚えがあります。
怖い怖い、オイラの思考見透かされてる。
あとは、得意の聖女さんの戯言ばかりでした。
手紙放置の憂いがなくなりました。
共有魔法袋の共有域に、のんびり、まったりの日々を過ごせてると手紙を入れて、男装の魔法使いさん宛てで特大魔法石を、聖女さん宛てで金糸でユリが刺繍されたシルクの白い反物を入れ、盗賊退治の品なので盗品ですけどと説明を記載、軽い気持ちでお渡して、薬草煎じへ戻りました。
ゴリゴリ完了
婆さんとお茶休憩
当然のようにオイラがお茶の準備、婆さんの見てないとこでスキルで水を出しお湯にします。
最近、見て無いとこでやりたい放題です。
まったりしてると
「こんにちは、ユウさん居ますか」
商業ギルドの受付嬢、黒髪ロングのヌレガミさんです。
『はい、なにか』
「ギルドマスターが来て欲しいと」
商業ギルド2階の応接室
中にはギルドマスターの爺さんと見かけない2人。
「若造、まずは座ってくれ」
爺さんの右斜め、お二人の対座に腰掛け
『爺さん、そちらのお2人は』
爺さんに視線を向けられた2人。
「王都の商業ギルドから参りました、カンテイニンと申します」
「ホサと申します」
「呼んだのは、前に預かった盗賊の宝と荷馬車、宝の鑑定がやっと済んだ。荷馬車は製造元に確認中なので、もう少し待ってくれ」
本当に、王都から鑑定人を呼んだんだ。
「まとめて大金貨7枚で買い取る」
『大金貨?、大金貨!大金貨7枚ですか』
驚きで大声出ちゃいました。
机の上に金庫から出された袋がガシャと置かれます、中から出された大金貨の大きさに驚きです。
「袋ごと持ってけ、買い取り内容はホサが説明する」
「ユウさま、買い取り内容の説明をさせて頂きます」
評価中の商品で大金貨7枚
鑑定した査定額を提示されないと思ってたけど、鑑定した人が同席なら、さすがの守銭奴の爺さんも嘘は言えないか
『折角ですが説明は必要ないです』
「仕事なんですけど」
オイラ看破のスキル使えるけど人付き合いが難しくなるから使うの封印しています。なので、嘘言われても分からないし人を信用するのは大事です。
商業ギルドマスターの爺さん以外はですけどね!
『買い取り査定、疑ってませんから』
大金貨7枚を袋へ戻し懐へ入れる振りしてスキル-収納へ入れます。
帰ろうと立ち上がろうとしたら。
「ユウどの、お聞きしたいことがあります」
どうされました一段と厳しい顔して
『カンテイニンさん、何か』
「今回、買取としてお預かりした品以外に、まだ、お持ちでは有りませんか」
あるけどスキル-収納の中、どう答えようか悩んでると追い打ち。
「想定していた商品が買取品の中に無く、他に売られた形跡もないのでお持ちでは」
此処でスキル-収納の話しをして内緒にして貰っても、突然のお宝に商業ギルドの人達が不思議に思うのだろうし、面倒だけど、街の外で人気が無い所まで一度荷馬車で行って、門の近くまで戻ったら荷馬車の中でスキル-収納から出せば
『ある所に隠してあります、今から取りに行っても良いですか』
「お供します」
駄目駄目、付いて来られたら意味無いんだから
『カンテイニンさん、明日の昼には戻るので待ってて貰えますか』
「保管場所を知られたく無いからでしょうか」
そうです、場所じゃなくて知られたく無いのはスキルですけどね
『そんなとこです』
「そうですか、残念です。商業ギルドを信頼頂けて無いんですね」
商業ギルドでは無く、マスターの爺さんを信頼して無いんです。
『商業ギルドマスターの爺さん、まだ、買い取り前ですよね、荷馬車を1台使います』
「分かった、荷馬車の指定はあるか」
『荷台が1番、大きいのを』
「馬は、私とホサが王都から来るのに乗ってきた馬をお使い下さい」
念のため言って置きます
『借り賃は、払わないですよ』
荷馬車を用意してもらってる間に、一旦薬屋へ。
婆さんに、今日明日は手伝えない事を伝え、部屋で大金貨をまじまじと見てたら。
「若造、荷馬車が準備できたと使いが来たぞ」
婆さんの大声。
大金貨をスキル-収納に入れ、お店へ降りたらホサさんが居ました。
使いってホサさんだったんですね、ご苦労さまです。
商業ギルドの前に出された荷馬車に乗って街の外へ向かいました。
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