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第13話 害獣駆除をしてきました

男爵領に来て24日目〜25日目

 猿を山奥に放置して、夕方、村に戻りました。


 鹿・猪の退治用道具、猿を放置した帰りに取ってきた竹の先を斜めに切って槍擬きを10本作成。


 夕飯をムラオサさんの自宅でご馳走に成りながら猿を追い払った話、最後まで信じてくれませんでした。


 スキル-何でも感知に畑に近づく猪の反応。

 手伝うと言うムラオサさん、気付かれて逃げられるからとお断りしてスキル-身体能力小向上とスキル-隠密を追加発動、虫除け結界も張り畑へ。


 猪が3頭、他の獣に察知されないよう遮音結界を張り、槍擬きをビュン・ビュン・ビュンと連続投擲、首にザク、ザク、ザク、血を流して逃げますが、直ぐ、バタリ、バタリ、バタリと倒れて3頭退治。


 今度は鹿が4頭、そっと近づき普通の剣で首筋を突きます、エイ・エイ・エイ・エイ。


 一晩で、鹿が子鹿を含め8頭、猪は6頭、まだ、山の中に居ますが村の畑に出て来る気配が無いのでほっときます。


 朝になり、村の人達、広場に山と積まれてる鹿に猪を見て驚いてます。


 ムラオサさんが駆け寄ってきて。

「なな、なん頭ですか」

『鹿8頭、猪6頭です』

 尻尾を切って、子鹿の2頭以外を村の皆さんでと渡したら。

「良いのですか、持って帰るために馬で来たのでは」

『気になさらず』

 オイラの馬だとは言えません。

『皆で分けて下さい、ただ、鹿に猪はまだ山に居ますし、猿も別の群れが来ることも』

 猿を追い払った話し、鹿と猪の退治を見て信じてくれたようです。

「自分達で頑張ってみます」

『駄目でしたら産業ギルドへ連絡して下さい』

「頂いた物で申し訳ありませんが、今夜は豪勢にと思っています食べてって下さい」

『せっかくですが他の村からも依頼が来ていて、一休みさせて貰ったら帰ります』

 本音は、早く帰らないと日に日に薬草煎じの量が溜まってくのが怖いんです。

「お帰りになるまでに子鹿2頭、捌いときましょうか」

『ありがとう御座います、肉だけ持ち帰りでお願い出来ますか』

「お礼を言われたら困ってしまいますよ、肉は包んで置きます」


 ムラオサさんの自宅で仮眠後、お馬さんの鞍に子鹿2頭分の肉を括り付け、途中途中で中薬草に解熱薬草と温感・冷感薬草を採取しながら街へ。

 肉は当然、人気が無くなった所でスキル-収納の時間経過無しへ入れました。


 薬屋婆さんにスキル-収納、話しちゃおうかな?

 話したら、さらに沢山納める事になってオイラの煎じる量が・・・・やっぱり黙っておこう。



 帰り、牧場に寄り、お役御免となったお馬さんを厩舎へ。

 牧場主さんに、明日の夕方、焼き肉と話したら、近々だと守勢隊長さんから昨日の夕方に聞いてたと。

「ユウさん、お肉は?」

 しまった、スキル-収納の時間経過無しの中

『東門に預けて来ました。子鹿肉なので柔らかいと思いますよ』

 ナイス、オイラ。

 最近、嘘、誤魔化しが上手くなりました。



 東門

 守衛隊長さん

 オイラが担いでる、空の荷物袋を見て。

「肉か」

『子鹿肉です』

「薬屋婆さんに焼き肉の場所提供、許可を取ってあるぞ」

 守衛隊長さん、薬屋婆さんに場所の貸し出し条件で無理難題を言われてなければ良いけど。オイラは、この後、薬草煎じだと言われる気がする。

『では、明日の夕方』

「了解だ、楽しみにしてるぞ」

 街の入出カードの確認は無いし、当然、入出税は取られない、持ち込み荷の税も取られなし、何より、袋の中を確認もされない、領主さまからの便宜指示、助かります。

 


 翌日

 産業ギルドへD村の害獣駆除報告

「あれ、ユウさん、D村に害獣駆除へ行ってくれたのでは」

『はい、帰ってきました』

 腰の袋から、依頼達成証明書と尻尾を鹿8、猪6を出して渡します。

「え!!!!!」

 ジェーエーさんの驚きの声にオイラも驚いちゃいました。

 尻尾を換金後、次はS村へとお願いされました。



 予定通りに、子鹿の焼き肉開催

 参加者に、守衛さん達の家族、格安宿屋のオヤジさん家族、お奥さんとお子供さんを初めてお会いしました。産業ギルドマスターの姉御さんにジェーエーさんが増えて、子鹿2頭分の肉が・・・・


----------


 子鹿の焼き肉を食べながら

 薬屋婆さん、商業ギルドマスターの爺さん2人の会話

「爺、ちょっと来い」

 店の中、商談室へ

 オイラ、怪しい2人の会話をスキル-聞き耳で盗み聞きです。


「何ようだ婆さん」

 皿に、肉が山盛り、むしゃむしゃ、カミカミ


「爺、零すんじゃないよ」


「ガキじゃ無いから零さないぞ」

 むしゃむしゃ、カミカミ


「呼んだのは勇者さまと勇者の剣に関して知ってることを教えて欲しくて」


「なんだ突然、勇者さまって何か有ったのか」


「公にされてないが、勇者さま一行、魔族四天王筆頭を倒したそうだ」


「ゴフォ・ゴフォ・ゴフォ」


「汚いな、零すなと言ったろう」


「すまんすまん、婆さんが驚かすからだ」


「なぜ、公にされない」


「王族と、一部の貴族達には都合が悪いのだろう、ただ、勇者さまは戻られて無い」

「勇者一行の剣聖さまの報告に、勇者さまが死んだと、その証として、勇者さまが絶対手放すはずが無い勇者の剣を剣聖さまが持ち帰ったそうだ」


「婆さんは、勇者が死んだと思って無いんだな」


「採ってくる薬草は萎れて無い、さらに上薬草、盗賊は殺さず連れて来る、教会の連中に出来なかった死霊の浄化、1晩で14頭の害獣駆除、勇者さま以外に出来そうに無いと思うぞ」


「たしかに若造は尋常では無い、だが、勇者は、勇者の剣を如何なる時も手放せないって聞いたぞ」


「やはりそうか、若造が勇者さまだと思ったのだが」


「良かったじゃないか、お互いに勇者を騙した者に成らずにすんで」


「糞爺と一緒にするな、若造を騙したと思ってるならさっさと謝れ、話は以上じゃ、掃除しとけよ」


「婆さん、どこから勇者一行の情報を仕入れたんだ」


「内緒だ!」



 オイラが勇者とばれるのは、まだ先のよう、いや、婆さんは確信してる、なんだよ、萎れて無いは兎も角、上薬草、盗賊退治に死霊の浄化、害獣駆除は全て普通じゃ無いのかよ、死霊の浄化、オイラって確信かよ。


 勇者が、勇者の剣を如何なる時も手放せないって話し、手放せないでは無く呼び寄せられるの間違いなんですよ。

 ただ、魔族四天王筆頭を倒したのが、公になってないには驚き、本当かな?婆さんの情報元、オイラも気になります。


----------


 産業ギルドにて

 D村害獣駆除報告を受けた直後のマスターの姉御さんとジェーエーさん2人の会話。


「姉御、ユウさんに頼んだD村の害獣駆除」


「向かってくれたのか」


「猿を追い払い、鹿8頭、猪6頭を駆除したと」


「まてまて、一昨日だよな依頼したの」


 尻尾と、D村の村長ムラオサさんの依頼達成証明書出し

「D村の村長ムラオサさんより、鹿6頭と子鹿の毛皮2頭分、猪6頭を村に提供頂いたと感謝の書も同封されてました」


「見せてみろ」

 D村の村長ムラオサさんの署名がされた依頼達成証明書と、記載の達成日付を見て

「本当なんだな、依頼達成の日付、昨日だぞ」


「昨日の夕方には戻ったそうで、今朝、報告に来てくれました」


「一晩も驚きだが、鹿6頭、猪6頭を村までどうやって運んだ」


「鹿は8頭です、村の畑に出てきたのを退治したそうです」


「まてまて、普通は1頭退治すると他は逃げて、その晩は出てこないだろう」


「退治方法は不明ですが、子鹿2頭の肉はユウさんが持ち帰って、今日、薬屋で焼き肉だそうです」


「猿は追い払ったって、殺生、無駄なしって事か」


「そうなります」


「猿は、戻って来るだろう」


「そう思ったのですが、追い払った群れが戻る事は無いだろうと」


「爺さんが、街に居続けてもらいたがる訳だ」


「明日にはS村へ行ってくれるそうです、姉御、マジで言い寄ってみては」


「5年、いや10年若ければな」


「10年って、姉御は若作りしてるんですか」


「ジェーエー、解雇されたいようだな!」

「それより、薬屋の焼き肉、参加するぞ」


「姉御、呼ばれて無いですよ」


「あれほど前回の参加者に、美味しいかった、旨かった、最高だったと聞かされ行かずに居れるのか!」


「参加しましょう」


 報告をして部屋を出ようとするジェーエーさんに

「待てジェーエー、一晩で鹿8頭、猪6頭を駆除って過去に聞いたこと有るか」


「軍が訓練で山狩りした時、鹿を10頭は聞いた事が有りますが、猪を6頭は覚えがありません」


「だよな、噂のお人好しの神に出来ない事は無いのか」


「ユウさん、至極普通に駆除してきたって言うんですよ」


「盗賊を捕らえて連れ帰った事も自慢してないしな、他にも色々と人とは思えない行い」


「考えるのは止めましょう」


「そうだな、焼き肉の開始時間」


「夕方だと思いますが確認しておきます」


「頼んだぞ、わたしを置いてくなよ」


 産業ギルド、ユウについて考えるのを止めたのと姉御の若作りが露見しました。

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