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【GAMEWORLD ONLINE】極限遊戯戦記 ゲームウォーリアー  作者: Kazu―慶―
第2章【G-1グランプリ予選】編
74/310

第17話③~狙われたレミ~

 ゲームに入る前に、ここでレミのプレイヤーステータスを確認しよう。


 ☆畠田レミ/プレイヤーレベル:18

[プレイヤーステータス]

 ・アクション:161・シューティング:137

 ・ロールプレイ:146・タクティクス:170

 ・スピード:172・ブレイン:227

 ・ハート:174・ミュージック:210

 ・ラック:194

[プレイヤースキル]

 ・【W・ネイリング・テトリス】・【パズルシュミレーターA】

 ・【ブロックサーチ】


 パズルプレイヤーらしく『ブレイン』がダントツトップに高く、意外にも『ミュージック』が次点で高いステータスだ。


 さらにプレイヤースキルではパズル関連のサポート技を習得しており、【ブロックサーチ】は落ちてくる予定のパズルを5個先まで確認することが出来るのだ。


 確認を終えたところで、本題のゲームに入ろう!!


 ◇◇◇


『さぁサバイバー四捨五入を終えまして、実力者が絞り取られた第2回戦に移ります!

 こちらは残り25名の時点でクリアとなります。1/4のアドバンテージ、制するのは誰だ!!?』


『GO!!!!』


 先程の第1回戦での緊張はほぐれたのか、うって代わって各プレイヤーがスムーズにテトリミノを重ねていく。

 おっとここで挨拶代わりの『テトリス』だ!!



(……?何か妙に狙われてるわね。偶然かしら)


 レミは序盤から異変に気付いた。初手から色んなプレイヤーから狙われて邪魔テトリミノがハイスピードで競り上がっていく!!


「ちょっ……!?これはマズイわ!!」


 レミは必死に猛攻に抗っている!

 ウイルスプログラムは一段でもテトリミノを消せば相殺も可能だ、だがそれでも追い付かないか!?


 邪魔テトリミノの盛り上げに加えて、誰かがプログラムを仕掛けた!

 落とすブロックをT型テトリミノのみに縛るプログラム≪T-BIND(ティーバインド)≫だ!

 これではテトリスが撃てない!!


 皆はもうご察しの事だろう。

 コントロールパネルに細工をしたことによって、レミのいるブロックにブラックヘロンのプレイヤーが集中攻撃を仕掛けているのだ!!


 しかし本人はそれを知らない!何故ならランダムで狙われる為に犯人を特定出来ないからだ!!!


「冗談じゃないわよ!あたしばっかり付け狙っちゃって!―――お返しよ!!」



 『おっと、レミ選手ここでT字テトリミノの呪縛が解かれた!!

 邪魔テトリミノの盛り上げに一直線の穴が四段できている中で……出て参りました!直線テトリミノ!!』


 そこに―――挿入!テトリス!!!


 ウイルスプログラム発動!!『MIRROR(ミラー)』!

 この効果はプレイヤーが受けたダメージを攻撃してきたプレイヤーに倍返しで返すカウンターアイテムだ!!


(何!?うわぁ!!!)


 レミに攻撃してきたブラックヘロンのプレイヤーが一気に窮地に落としていった!!!


『ゲームアウト!!』


 『いった!!天からの玉砕だ!!!

 畠田レミのいるブロックが一気にゲームアウト、そして丁度レミを含む25名残した状態でゲームセットだ!!!!』


(はぁ……危なかった。―――でも妙に変だったわさっきのゲーム)


 『畠田レミ、第3回戦進出ですがその顔は少し曇りがあるようです。先程の猛攻も影響しているのか…?』


 新垣アナも心配する様子である。ここで2度目のブレイクタイムへ。



 第2回戦のシャッフルオールスターズの戦況。

 剣は1回戦に引き続き、持ち前の根性と切り札に助けられ第3回戦進出。


 槍一郎も問題なく進出。

 しかし、第2回戦のボーダーラインの厳しさから遂にみのりと豪樹がリタイア。

 これにより生き残りはレミ、槍一郎、剣の3人に。


「……何でか知らんが、ワイの出番少ない気がせぇへんか??」


 いや気のせい気のせい。豪樹の活躍はもうちょっと先になるで。


 ◇◇◇


 第3回戦スタートまでには5分間のインターバルがある。

 そこで控え室でオールスターズが集まった。


「はぁ疲れた!やっぱり皆強かったわ!」

 第2回戦で脱落したみのりがぐてーっとベンチに倒れこんだ。


 そこへ激戦中にレミの異変に気付いた剣が疑問を持ちかけた。


「――そう言えばレミさ、何か苦戦してたみたいだったけど、そんなにさっきのゲーム厳しかったか?」


「いや……そうじゃないの。

 一人一人とならまだ大丈夫だけど、何かこう……()()()()()()()()()ような感覚だったの」


 レミの答えに剣も槍一郎も違和感を感じた。ランダムで攻撃されるこのゲームに、故意に狙われるような要素は皆無なのだから。


「ちょっと様子を見た方が良いな。みのりちゃん、控え室でレミのブロックの状況がどうなってるか見て報告して。豪樹さんは管理室の様子を」


「ん、分かった」

「了解や」


 テトリスでどんなプレイヤーがブロックで争っているのかは控え室でのみ確認する事が出来る。


 そこで先にリタイアしたみのりは観戦側の様子を、豪樹は管理の異常が無いか確認することになった。


 そして生き残った3人も―――


「……なぁレミ、まさかだぜ。まさかレミを除いた99人のプレイヤーが一気に襲いかかる…なんて状況になっても、勝てる自信はあるか?」


 剣は突拍子もなく会場に向かうレミに話した。


「『勝てる!』……って言わなきゃ、殿堂入りプレイヤーの名が廃るでしょ?」


 だがレミの返しは若干弱気だった。テトリスの実力は確かだが殿堂入りであることがプレッシャーになってるのも確かだ。


「おい剣!あんまりレミにプレッシャー掛けるな」槍一郎が注意を促す。


「でもレミはテトリスのNo.1目指すんだろ?だったらこんな危機的状況も越えれるはずだ。

 ――()()()()()()()()ならな」


 剣の言葉にレミはハッとした。そしてそのまま各自会場に転送された。



 レミよ、見えない99の刺客を越えて行け―――!!!!

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