第15話①~最先端チャンバラ!!~
ゲームに勝利する為に必要なこと、それは『自分を信じる』こと!!
桐山剣よ、特訓の成果と絶対的な自信を胸にチャンバラ剣を掲げよ!!悪しきプレイヤーの野望をぶった斬れ!!!
第15話、オープン・ザ・ゲート!!
ゲームワールドオンライン公式競技場『デュエルフィールド』にてG−1グランプリ予選の幕が開いた。
予選の開催セレモニーを終えて、暗転していた会場から一転して、ナイター照明が眩く展開した先に待っていたのは、予選最初のゲームだった――!!
「何やこれ……、道場か??」
剣はその会場の姿に目を疑う。まるで檜香る木造の剣道場のようなフィールドが出現したと同時に、司会の大音量のアナウンスが会場内に木霊した。
『一振りの竹刀は己の魂だ! 瞬発力と底知れぬ闘志を胸にいざ、尋常にチャンバラ勝負!!
―――1st STAGE、【チャンバラ・ファイター】!!』
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PLAY GAME No.11
★G−1グランプリ予選 1st STAGE★
【CHANBARA FIGHTER―チャンバラ・ファイター―】
・ジャンル『ファイティングゲーム』
・プレイヤーレベル:21
ルール
一対一の対戦格闘ゲーム。互いのプレイヤーは特殊な電子竹刀を持って、チャンバラと剣道の要領で真剣勝負を行う。
プレイヤーは対戦用のプロテクターを着用し、そのプロテクターに仕込まれている頭、両腕、両脇腹の5つのセンサーボタンを竹刀で叩きあう。
試合開始直後から一定時間ごとに有効部位がランダムに発光し、その光る部位を正確に捉えることで一本となる。
(特定の条件下で有効打となる)
※最大三本勝負とし、二本先取した方が勝者となる。
またセンサーボタン以外や急所などへの故意の攻撃が続く場合、審判の判断で警告、もしくは反則負けとなる。
(フィールド外へ出た場合も相手の一本となる)
各ブロックでNo.1(1位)を取ると100ポイント獲得。
2位90ポイント~10位10ポイントと順位ごとに10ポイント下がる。
11~50位までは全て5ポイント。
51位以下は0ポイント。
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「一発目からチャンバラごっことはな」
剣は内心、凄いゲームが来るのではないかと期待していたのだが、意外にもシンプルな内容と和風なギャップに、少しがっかりした様子だった。
「仕方無いわよ。予選のゲームなんだし」
気分が若干萎えた剣にみのりがフォローする。
「チャンバラだからと言って舐めてかかるな剣。これでもプレイヤーステータスの『アクション』、その基礎中の基礎のゲームだからな」
槍一郎はそう言いながら、各ブロックの参加プレイヤーのトーナメント表を確認する。
「どや、槍一郎? ワイら参加するブロックはどんな感じになったん?」
「……大丈夫ですよ、豪樹さん。皆どのブロックも被っていません。思う存分戦えます」
「良かったぁ~! ひやひやしたわ!!」
朗報にレミは一安心。仲間内の激突は乗り気でなかった分気が楽になった。
各ブロックは参加人数の調整後は予選終了まで変わることが無い。つまり、剣達は仲間の誰とも被ることなく、全身全霊で戦える事になる。
そして控え室の巨大なモニターにも各ブロックのトーナメント表が提示された。
しかし、関西地区でも5万人以上の参加プレイヤーがいるので、AブロックやらBブロックといったアルファベットでは収まらないようだった。
「ねぇ剣くん。『Ω』、なんて読むの?」
「『Ω《オメガ》』やな。エェやん、かっこ良くて。俺のブロックはどれかな〜」
そんな桐山剣と書かれているブロックは、『Φ』と書かれていた。
「剣、何をじーっと見ている」「あ、槍ちゃん。いやな、この『Φ』の読み方が……」「それは『Φ《ファイ》』だ」
「何やねんな、このブロック表! 記号つければ良いってもんちゃうぞ!!」
「君はまだいいよ。豪樹さんなんて『㈱《カブ》』ブロックだそうだから」
「それ、ウケ狙って付けてるんちゃうか?」
◇◇◇
『予選参加プレイヤーの皆様にお知らせします。
これより1st STAGEのゲームが開始されます! 各ブロックのプレイヤーは、指定されたブロックのルームに至急集合してください』
大会進行を伝える室内アナウンスが、控え室から響き渡った。
「ほんじゃ、俺達も行こうかな!」
剣達はそれぞれのルームに向かおうとするなか、槍一郎は横から剣に話す。
「剣、何度も言うが、プレイ中に違和感や不審な点があればすぐに報告してくれ。
試合中でもシステム経由で運営への通報は可能だ。ブラックヘロンの件、忘れるなよ」
「分ーってる。槍ちゃんも皆も気を付けてな!」
そしてオールスターズ5人、それぞれのブロックのルームに入った。
予選ファーストゲーム『チャンバラ・ファイター』、いよいよ開幕―――!!
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次回もゲームウォーリアーをお楽しみに!!




