EX STAGE4-①~リーダーに相応しいのは誰?~
EX STAGE第4弾!!今度はカクヨム版・剣と槍一郎のタッグシューティング!!
女子の次は男子の絆が試される!!!
オープン・ザ・ゲート!!!!
最強のゲームプレイヤーを目指して、『ゲームワールド』を旅しながら、ゲームに挑み続ける剣達。
今日も仲間と一緒に未知のゲームへ……って、ありゃ? ヒロインのみのりちゃんとレミちゃんが居ませんね?
すみませーん、剣さんと槍一郎さん! この作品の華であるWヒロインは何処行ったんですかー?
「そら贔屓しすぎやろ。みのり達ならゲームワールドでジェンガしに行ったよ」
「そう、僕ら男子はおいてけぼり」
そーでした! 前回のゲームでお二人は百合ジェンガに行ったために、男子ペアは出番ゼロのお留守番。それがやっとこさ、今回のゲームでご登場。さて、どんなプレイを魅せてくれますやら!
「やる前に期待値上げるんじゃないよ。……さて、これからどうする? 剣」
「せやな、俺達二人だけでもゲームワールド探索してみっか?」
今回初めて、シャッフル男子ペアでゲームワールドに向かう事となる。はてさて本日のエリアは……
「じゃあ、ここ行ってみるか!」
指したエリアは、【アーケードタウン―ARCADE TOWN―】! アーケードの筐体が並ぶ盛況の町だ!!
「良いね。僕も久々に行ってみたいと思ってたんだ!」
意見一致。早速剣達は、学校の近くのモノリスへ向かいプレイギアでコードを入力。ゲームワールドに誘う電脳の扉『ゲート』を出現させた。
「「ゲート・オープンッッ!!」」
二人揃ってゲートを開くと、その身体はデータ粒子へと分解され、異世界『ゲームワールド』へと吸い込まれていった。
◇◇◇
――ゲームワールド・アーケードエリア、【アーケードタウン】。
好奇心にビビっとくるようなゲームを求めて、剣と槍一郎は歩きながらエリアを探索中。
「槍一郎はこーゆー所は良く行くのか?」
「プライベートではよく来るよ。『ハングオン』とか、シューティングなら『ダライアス』とか。食わず嫌いはしないし、何でもやるかな」
アーケードタウンはレトロゲームの筐体が並ぶ町でもあって、幅広い層に親しまれている。
槍一郎もレトロゲームには守備範囲が広く、マイナータイトルもやり込むほどの通であった。
「結構チョイス渋いな。レースはまだしも、シューティングも得意なんか?」
「まあね」
ステータス的にスピードに全振りしていそうな槍一郎。シューティングにも長けていると言われれば、自動的に説得力も付いてくる。
「いや、嘘は言ってないからね!?」
「分かってるよ。お前、平然とした顔で16連射出来そうなオーラ出してるし」
「そんなんじゃないよ。1秒25連射までならやったことはあるけど」
「約1.5倍!!?」
これには高橋名人も真っ青! 仮に指にバネを仕込もうとも、達成できそうにない記録である。
それを平気で言うもんだから、強いプレイヤーの常識は当てにならない。
「……そんなに強いなら、『シャッフル』のリーダーもお前がやりゃあええやんか」
内心ふて腐れている剣がボソッと呟いた。
「そう拗ねるな。でも僕は、剣の方がリーダーに向いてると思う。冗談は抜きでね」
「………謙遜してんのか?」
「そうじゃない。本気で君に惚れ込んでるんだよ」
「それも冗談抜きか? 男同士でその発言は気色悪いぜ」
自分より実力が格段上の槍一郎に惚れ込まれる剣。
複雑な感情に思わず顔も歪み、少し呆気に取られた。
「だったら、それを証明してみた方が早いだろう。君の大好きなゲームで!」
「……あぁ、その方が納得がいくわな。で、何やんの?」
「あったぞ。あのシューティング!!」
たどり着いたのは、レトロ筐体が突然変異を起こしたかのような、最先端技術の結晶『EVO・SPOT』。
そこに鎮座していたのは、一風変わったシューティングゲームだった。
それは100インチを超えるほどの巨大なスクリーン。そして上に縦、下に横の通路が、L字2階層に交差する独特な作りのアーケード。
そのスクリーン上で操作する戦闘機は……
「これ、『ソルバルウ』だよな……。まさか、このデカいのがそうなのか!?」
「そう、これは次世代に進化したゼビウス!!
――【ゼビウス・フューチャー】だ!!」
★★★
【ゼビウス】とは、
1983年にナムコから発表されたアーケードゲーム。壮大な世界観と、従来のシューティングの概念を覆すシステムで『スペースインベーダー』に次ぐ大ヒットとなった伝説のタイトルである。
★★★
「でもどうやってソルバルウを操作するんだ? レバーもボタンもねぇぜ。L字に交差する線路だけや」
「これを動かすのは、僕ら二人だけだ」
「はぁ!?」
剣は常識を外れたゲームの仕組みに口をあんぐりさせた。
「上の縦ラインが前後、下の横ラインが左右。二人の動きを同期させてソルバルウを操るんだ。無論、一人じゃ操作すらままならない」
「チームワーク、ってか……?」
「そう! 僕と剣で、このゲームをクリアして証明しよう。――リーダーに相応しいのは、君なんだってね!!」
「………………」
槍一郎の意思表示と同時に、剣は重いプレッシャーがのしかかるような感覚を覚えた。
剣と槍一郎、刃の魂を持つシャッフル男子コンビの可能性や如何に!?




