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【GAMEWORLD ONLINE】極限遊戯戦記 ゲームウォーリアー  作者: Kazu―慶―
第4章【アメイジング・ウォーズ編】

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第49話②~神速の聖騎士VS深緑の魔導師~

 

 緑のPASエネルギーを放ち、槍一郎を襲ったのは、金髪に赤いカチューシャと純白のロングワンピースドレスを着た少女。いずれはこうなるんじゃ無いかと思いましたが……


「………え~と……君が大森穂香(おおもり ほのか)だね」

「えぇ、初めまして槍一郎さん」


 槍一郎も彼女の事は風の噂では聞いていた。


 16歳にしてプレイヤーの仕置人である証『パニッシャープレイヤー』の称号を持つ天才少女、穂香と槍一郎がこんな修羅場で対面する事になろうとは。


「……でも『初めまして』の代わりに攻撃ってのは穏やかじゃないだろう」


「そんな事ありません。ここは戦場、そして私は貴方の()ですから、当然の挨拶かと」


 穂香の眼はまさに敵に相応しいかの如く、冷徹な圧を放っている。

 我々の良く知っている穂香の暖かな笑顔は微塵も残ってはいない。


「――弟分の倭刀(やまと)が君に会いたがっていたぞ。勿論剣もみのりちゃんも。

 だからメンバー総出でこの紅蓮城まで乗り込んできたんだ」


「………今は、会えません。その為に立海の皆さんの力を借りて臨戦体勢を整えていたのですから。

 私が課せられた依頼は一つ。――天野槍一郎さんをここで倒す事です」


 剣でも、倭刀でもなく槍一郎を選んだ理由としては色々解釈が要るが、有力なのはメンバーの中で彼がWGCに所属する『オフィシャルプレイヤー』である事。


 つまり、強者は今すぐにでも潰さねばならないという事……!



「仮に僕が穂香に敗れて、立海と君が全て望んだ通りに事が進んで終われたとして、その後で剣達と会うのか? ――それじゃ……意味が無いと思うよ」


 またしても、今置かれている状況に穂香は躊躇う。


「……そんな事はありません! どんな結果になろうともきちんと会う事は決めてます!! 例え倭刀から絶交されても――――剣さんにも、許してもらおうなんて思ってませんが……、けじめは付けるつもりです」


「………どうだろうね」


「――――今はお父様の為に戦うしか法は無いのです。例えゲームワールドを脅かす革命の主犯になろうとも………」


「君が僕の言葉で止められる相手じゃないのは分かってる。でも僕はWGCの命を受けて遺産『G-パーツ』を略奪した主犯は懲らしめなければいけない。それに……

 ――()()()()()()()()()()()()


 知り合いでも親友でも無い、この距離感に槍一郎の感情はドライなものだった。


「悪いけどここは倭刀の頼みを優先させて貰うよ! 後輩が泣きながら君を止めてくれって頼まれてるんでね!!」


 槍一郎は右腕のカードスキャンブレスの機能を起動させた!


「ゲームワールドの掟に従って、揉め事はゲームで白黒付ける!」

「構いませんわ……ならば私も、私の使命を果たすまでです!!」


 穂香もブレスを起動させて、2つの装甲器具から眩い光が交差した!!



「「『決闘ボーダー境界デュエル展開アンフォールドッッ!!!!!」」


 ブレスの光が辺り一面を多い尽くす、『アメイジング』に挑むためのVR空間を作り出した!!


 ★★★

 ――アメイジング・ウォーズ 4th STAGE(フォースステージ)/槍一郎VS穂香――


 ☆超次元カードゲーム『AMAZING(アメイジング)』のルール。


 ①50枚以上のデッキと事前にカスタマイズした自分の装備を使い、50マスのフィールドで戦う。


 ②デッキのカードを、用意されているEG(エネルギーゲージ)を消費し使うことで、味方になる『ユニット』や強力な攻撃を使える。


 ③カードや自分の装備、プレイヤースキルと、『PAS』を駆使して相手のHPをゼロにするかデッキを切らせば勝利!


 ④後は読者の皆様の()()で楽しんで読んでください。


 ★★★


 プレイヤーステータスを想定して設定された二人の初期HPは……


 〔天野 槍一郎 HP1200〕

 〔大森 穂香 HP2000〕


 槍一郎はHPは低めだが、デッキのコストを最大限に軽くしたスピード重視のスタイル。

 一方の穂香は、緑属性を中心に多彩な属性を展開させる多色型テクニックスタイル。


 開始直後からの出所次第では、一瞬にして決着を付きかねない。ハイスピードなバトルが展開される事だろう。


「――悪いが手加減はしないからね。全力スピードで行くよ!!」

「奇遇ですね……私もそのつもりです!!!」



 槍一郎のスピードが勝つか、はたまた穂香のテクニックが勝つか!?


 ――さぁ二人とも、準備は出来たか!!?



「「アメイジングバトル! READYレディ!!」」



『――――STARTスタート UPアップ!!!!』



 アメイジングの時が流れた! ここからノンストップでゲームが進む!


「先手から行くよ! EG(エネルギーゲージ)を①払って、ユニット召喚!!」


 先に動いたのは槍一郎だ! 速すぎ。


『ユニットカード、【エア・ファルコン】!!』


 ◎――――――――――――――――――◎

 ◎ユニットカード◎

【エア・ファルコン】EG:①

 AP:50 DP:50 AS:5

 属性 青 ユニット/バード

 ・効果:[フライヤー]

 ◎――――――――――――――――――◎


「そのまま攻撃だ!」


 ――先手必勝!! 時の流れに身を任せて、風が流れるようにスムーズにユニットで攻撃を仕掛けてくる槍一郎、カッコいい!!


 〔穂香 HP2000→1950〕


(――ッ、速い……!!)


 開始5秒でダメージが入る! 微小だが続けて攻撃を受ければ手痛いものになる!!


(穂香のHPは2000台を到達しているのを見ると、相当回していかないと決着は遠退くばかりだ。――ここは意地でもスピードを上げていかないと……!!)


 始まったばかりなのに焦りすぎじゃないか?と疑問に思う人も要るだろう。


 槍一郎のデッキは『アグロ』系。つまり決死の覚悟でHPを減らす勢いでスピードを極振りしたタイプのデッキは、ペースを遅めるだけでも命取り。


 長引けば長引くほど余計に不利になってしまう厄介なリスクが伴うデッキで、槍一郎のスピードはどう活かしていくのだろうか?


「――スピードなら、私も貴方に劣りは致しません!!!」


『フィールドカード、【マナ・グラス】!』


 穂香の足元に、生命力溢れる緑々しい芝生が生い茂る!!


 ◎――――――――――――――――――◎

 ◎フィールドカード◎

【マナ・グラス】属性:緑 EG:③

 ・効果:フィールドの一部に以下の

 効果を持つ芝生を発生させる。

 ①芝生に乗ったプレイヤーは

『3秒にEG①増加させる』効果を付加する。

 ◎――――――――――――――――――◎


「君もそのカードを持っていたのか……」


 そう、このカードは史也戦でのクロスデュエルモードでも使われたEG補給フィールドカードだ。

 そして芝生とカスタムの効果であっという間に穂香のEGを溜めていった! 蓄積値は⑤!!


「そのまま私はEG⑤を支払い……お出でませ、≪オーク・インカネーション≫!!!」


 出たー!! 剣さえも圧倒的なパワーでねじ伏せた深緑の巨人だ!!!


 ◎――――――――――――――――――◎

 ◎ユニットカード◎

【オーク・インカネーション】EG:⑤

 AP:? DP:? AS:15

 属性 緑 ユニット/エレメンタル

 ・効果:このカードのAP/DPは

 自分の手札の枚数×100として計算する。

 ◎――――――――――――――――――◎


 現在穂香の手札は3枚、よってオークのAP/DPは300となった。それでも中々でかいぞ!


「おっと……だったら僕もあれを出すしかないな!」


 負けじと槍一郎もカードスキャン、EGは②!


『アクションカード、【コストダウン】!』

 ◎――――――――――――――――――◎

 ◎アクションカード◎

【コストダウン】属性:黄 EG:②

 ・効果:手札のカード1枚のEGを⑤減らす。

 その後自分は手札を2枚捨てる。

 ◎――――――――――――――――――◎


 手札を2枚捨てるデメリットの代わりに、その手札のカード1枚のコストを減少させるカード。

 残り1枚となった槍一郎の手札、何を軽量化させたのか……現在蓄積EGは②!


 そして、カードスキャン!!


「さぁ……思う存分暴れるんだ! ≪ライトクリスタル・ドラゴン≫召喚ッ!!!」


 ちょ、オイオイオイオイ! 何という展開だ!!

 全身にスターダストの輝きを持つ結晶の鎧を纏った光の龍≪ライトクリスタル・ドラゴン≫が、速くも召喚された!!


 ◎――――――――――――――――――◎

 ◎ユニットカード◎

【ライトクリスタル・ドラゴン】EG:⑦

 AP:400 DP:400 AS:10

 属性 黄 ユニット/ドラゴン

 ・能力:[フライヤー]

 ①このカードは戦闘以外では

 ダメージを受けず、破壊されない。

 ◎――――――――――――――――――◎


「――――キュォォォオオオオッッ!!!!!!」


 超音波にも似た甲高い咆哮を立てて、槍一郎のフィールドに光龍が舞い降りた!!


「ダイヤモンドの如く破壊されない防御を誇る光龍……それが貴方のエースカードですか」


「まぁそんな所かな、僕の実力はまだまだこんなものじゃ無いぞ!!」



 ――今回のゲーム、両者「本気」と書いて()()な様子。最序盤からいきなりエースカードが飛び交う。

 今までのアメイジングとは桁違いなフルスピードカードバトル、刮目して見よッッ!!!!



 ◇◇◇


 ――その頃、倭刀は……


「「「地獄へ逝ってらっしゃいませ御主人様~☆☆☆」」」



「冗談じゃねぇよォォォォォォッッ!!!!!!」



 そり立つ壁に跳ね返されながら、立海メイドプレイヤーのゲーム御奉仕を受ける倭刀。



 ………ねぇ、ホントこれ誰得なんですか???

次回の更新は3月24日(火)を予定しています!

お楽しみに!!


そしてブックマーク、感想、評価等もお待ちしております!!

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