表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【現代推理完結済】炎と白銀と〜聖夜の洋館の悲劇〜僕達の推理2  作者: シロクマシロウ子
第14章 迷い道の途中の戦い

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

114/167

112 Aチーム対Bチーム1

ー登場人物紹介ー

※◆は鳳翔院学園高等部ミステリー同好会メンバー

大道正火斗だいどうまさひと・3年生。大企業財閥御曹司。

大道水樹だいどうみずき・正火斗の妹。2年生。

安西秀一あんざいしゅういち・部長2年生。親が大道グループ傘下企業役員。

浅倉奏衣あさくらかなえ・副部長2年生。中等部から正火斗に片想い。

桂木慎かつらぎしん・2年生。明るくフレンドリー。

神宮寺清雅じんぐうじきよまさ・1年生。ややお調子者?

椎名美鈴しいなみすず・1年生。真面目でしっかり者。

桜田風晴さくらだかぜはる・田舎の農業高校2年生。

真淵聖まぶちひじり・風晴の同級生。話すのが苦手。


華蔵理人かぐらりひと・華蔵家現当主。

華蔵透子(かぐらとうこ)・理人の妹

橘信蔵たちばなしんぞう・華蔵家執事。

赤沢幸太郎(あかざわこうたろう)・新しい華蔵家運転手。

 




 〜雪合戦チーム分け〜



 Aチーム 浅倉奏衣・華蔵理人・桜田風晴


 Bチーム 大道水樹・華蔵透子・安西秀一・真淵聖


 Cチーム 椎名美鈴・大道正火斗・桂木慎・神宮寺清雅




 雪用の手袋を持っていないものや 長靴にしたい者は借りた。

 全員 準備をして出ると、理人(りひと)に話を聞いていた(たちばな)赤沢(あかざわ)陣地(じんち)奥の低い雪山作りと赤いキャンドルの設置(せっち)をやっていてくれた。


「「「「「「ありがとうございます!!」」」」」」


 と声が上がる。


 第一試合は当然Aチーム対Bチームになる。

 休みのCチームは 橘と赤沢と共に審判やタイム計測(けいそく)、何回雪玉が当たったかの記録係となる。


「"1分間防御壁(ぼうぎょへき)作り"開始! ただしAチームは1分半!」


 橘がよく通る声で言った。

 これにはスコップを使って良いことになっている。

 どちらのチームも雪原(せつげん)にとにかく雪を掘って1箇所に集め、身を隠せる山や壁になることを目指す。

 ────1分後


「Bチーム、止め!」


 橘の声で 自分たちの腹くらいまでの雪山を作ったBチームは動きを止めた。しゃがんだら、いくらかは防御(ぼうぎょ)ができそうだ。

 Aチームは3人だが 理人や風晴は毎年雪を経験(けいけん)している者達だ。浅倉も頑張って、1分半の間にBチームよりも少し高い雪山ができた。


 この障害物(しょうがいぶつ)が役立つかどうかは本人達次第(しだい)だ。


「続いて──"1分間作戦タイム"! Aチームは1分半!」


 橘の声が響く。

 Bチームは秀一と水樹が中心になって作成を立てる。


「あまり動かなくていいように 聖はキーパーがいいわよね」


 水樹が言うと聖はうなずいた。


「僕は正直言って コントロールや運動神経に自信がない。雪道にも()れていない。

 僕が(たて)になって進むから、水樹と透子さんが(かく)れながら敵のキャンドルに近づくのは?」


 秀一の提案には透子は異論(いろん)なしだったが 水樹は反論(はんろん)がある。


「私達の利点(りてん)は人数の多さよね? 私は作った雪山の陰から聖を援護(えんご)しようかなって。

 向こうだって必ずこっちの陣地に入ってくるだろうし」


 秀一は1分という時間の中で 意見と作戦をまとめることが大事だと思った。


「 OK! 分かり(やす)く 2人が守備で 2人が攻撃でいこう!」


 ────こうしてBチームの作戦タイムは終わった。

 一方、Aチームは……


体格(たいかく)で言ったら僕がキーパーがいいかなぁ……」


 理人はあまり動きたくないようだ。が、すぐに風晴が


「理人さんは雪道に慣れているだろうから攻撃をお願いします。キーパーはオレやりますから」


 と言い浅倉も


「攻撃を頑張りましょう理人さん。負けたら恋占い発表ですよ」


 と(あお)った。


「僕もなのか!?」


 理人は飛び上がったが


「「当然。当然」」


 と風晴も浅倉も首を縦に動かした。


「なんの恋の要素(ようそ)も無いのに? なんで知り合ったばかりの高校生にそんなこと……」


 理人から出る文句に浅倉は


「罰ゲームだからです」


 とバッサリ言う。風晴も


回避(かいひ)したければしっかり取り組んで下さい」


 と言った。

 ────こうして彼らの1分半は終わった。



「両チームスタンバイ!」


 橘の号令(ごうれい)に全員がそれぞれのキーパーの横に一列に並んだ。そこが開始位置だった。



「雪合戦スタート!!!!」



 星の輝く冬の夜空の下で、その戦いは始まった────!




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ