#46 波乱の幕開け
「なぁ、チームを組まないか?」
「チーム・・・?」
「あぁ、そうだ。」
直中はある人にチームを組む提案をする・・・・・・が
「チームは明確なルール違反じゃない! 見つかったら即反則負けしちゃうからいやよ!」
勿論、そう断られる。
それは、直中にも判っている。 だが・・・・・
「そう言うと思ったよ。 けどな、チームを組んでいても、チームとばれなきゃ良いって話だろ?」
「そんな方法があるわけ!」
「それがあるんだよ。 俺の作戦だとな。」
「あなたの・・・作戦・・・・・・?」
それに興味を持ってしまう。
最初はチームを組むつもりなど毛頭なかったが、よく考えてみれば学園最強ランキング
1位、2位、3位に正面から打ち合って勝てるのだろうか?
などと、そのような事を考えているとついつい作戦に乗ってしまう。
「じゃあ、バトルロワイヤルの時は手はず通りに頼むぞ。」
「勿論。 私にも夢がある。 何をしてでもかなえたい夢が・・・・・・」
「ははは! だがな、1位の如月 奏多と戦うときには気を抜くなよ?
抜いたらそこで確実に負けると思っておけ。 なんせ、あの《無敗の騎士》 を破ったくらいの
実力者だ。 戦わないのが一番だろうが、ここで倒しておかないと後々に響く。」
「えぇ・・・・・・判ってるわよ。」
そう言い去っていく。
(よし・・・・・・これで俺の作戦は完成した。 後は如月 奏多・・・・・・お前を
叩き潰すまでだ。 特に恨みはないが、今回は無様に負けて貰うからな・・・・・・)
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理事長の話が終わった後の事だ・・・・・・
「ねぇ、奏多」
「ん? どうした聖夜?」
「いやぁさぁ、バトルロワイヤルなんだけど、奏多が最初に狙われそうなんだよね・・・・・・」
「まぁな・・・・・・俺も聞いた時からそう思ったよ。」
「別に心配はしてないんだけどさ・・・」
「どうしてだ?」
奏多は不思議に思いつつ聖夜に聞く。
その言葉を聞いた奏多は、背筋を凍らせる。
「だって、まだまだ、力隠してるよね?」
「そ、それは・・・・・・」
「《無敗の騎士》神無月 桜先輩の時も全部の力を使っていなかったように見えたから・・・」
そう。 奏多は神無月と戦っている時には、本気を出してはいなかった。
あの時、奏多には状況を一瞬でひっくり返せるほどの隠し玉を持っていた。
だが、出すことは無く試合が終わってしまった。
(あの時は、誰かこの学園以外の人に見られている気がしててな・・・・・・って言っても
無駄だろうし・・・・・・まぁこは、とりあえず・・・・・・)
「まだ、その力を制御できてないんだよ。 俺は無謀な賭けは嫌いな主義者でね・・・・・・」
何とも苦しい言い訳だろう。 流石に通じないだろう・・・・・・と、思った奏多だったが、
聖夜は
「なるほど! だから使わなかったのか~。 奏多でも使えない技あるんだね。」
「まぁな・・・ いつかは使えるようになってるさ。」
(聖夜って意外に純粋?!)
確信する。 聖夜は、意外にも純粋だ。
(いや、意外でもないか・・・・・・)
「あ、でも、僕は奏多以外の人を狙うから安心してね~。 チームは無しって言ってたけど
同盟ならいいんだよね」
「いやいや、同盟もだめだとは思うが、狙わないだけならばれることは無いし大丈夫
だろう・・・・・・」
「うん! じゃあ明日、頑張ろうね!」
「そうだな、また明日。」
そう言い、部屋に入っていく二人。
そして、奏多は・・・・・・
「おかえりなさいませ、ご主人様」
「・・・・・・これは何だ・・・・・・?」
「主 にご奉仕をするためです」
いつもぶれることのない愛梨。
それを見ていた花蓮までもが服をいきなり脱ぎだし、メイド服に着替えようとする。
(いやいやいや! どこからメイド服なんて持って来たんだよ?!)
「主 の部屋にありました!」
「いやいや! 俺の心を読むな! そして、俺にそんな趣味はない!」
奏多がそういうが、花蓮が奏多の部屋からメイド服を3枚持ってくる・・・・・・
(あれ・・・・・・? 俺にこんな趣味あったっけ・・・・・・?
いや、無かったはずだぞ・・・・・・多分・・・)
困惑してしまう。 部屋に入れてないはずの物がいきなり部屋から出てくれば
誰しもそうなるだろう・・・・・・
「嘘だろ? 俺の部屋にそんなものは無かったはずだ・・・・・・」
「はい。 主 の部屋にはありませんでしたよ♪」
「じゃあ、何故うそをついた?!」
「面白かったから♪」
「俺ってからかわれ役だったのか?!」
「はい」
愛梨はにっこりとした表情で言う。
バトルロワイヤル前日でいろいろとハチャメチャだ・・・・・・
(こんな二人でもやっていけるのか・・・・・・不安だらけだ・・・・・・)
と、心の底で思う奏多である。
そして、バトルロワイヤルが始まるのは不安と共に・・・・・・
バトルロワイヤルのシーンが終わったら、キャラ紹介を一度行います。




